《朝起きたらの子になってた。》妹がナンパされてるところ。

姉貴が働いている服飾店で店員(姉貴)と紗香に著せ替え人形にされて、主にフリルの付いている服をたくさん買わされて茫然自失の中、姉貴と紗香に「次、下著ね」って言われた辺りで記憶がない。思い出そうとすると男の俺がいなくなるんじゃないかと思うからそれは、しない。

そしていつの間にか俺は服飾店から離れたフードコートの椅子で座ってる狀態で俺の意識は目覚めた。

「あれ、姉貴は?」

「何言ってるの?お兄ちゃん、もう店から出てフードコートにいるよ?」

「そ、そうか」

「ところでお兄ちゃん、何か飲みたいやつある?」

「コーラ。あ、オレンジジュースで...」

「はいはい。ふふふ」

ちくしょー覚えてろよ!絶対、炭酸飲めるようにしてやる。俺がそう意気込んでいると、ジュースを買おうとしている紗香の側に2人の男が言い寄ってきている。

誰だあいつらは?

俺がそう思って席を立ち紗香の側まで歩いていくと片方の男が紗香の肩に手を當てていた。そして聞こえてくる聲。

「ねぇ、俺らと一緒に遊ばない?」

「3人でカラオケしに行かねぇ?」

「嫌です、お兄ちゃんと遊んでいるので」

「そんなこといわずに---」

俺は、妹が嫌がっている所に駆け出した。そして、

「おい、お前ら俺の妹に手を出すんじゃねぇ」

「あ、誰だこのチビ。」

ち、チビだと?俺だってチビになりたくてなったわけじゃないのに...

気づいたら俺は、涙聲で反論していた。

「チビに...なりた..くて...ぐすっ...なったわけじゃないもん...」

俺の啜り泣く聲に周辺にいた客が気づいてさらに警備員に見つかり近寄ってきた。

俺は、これをチャンスと分かり最大限に発揮させる芝居をする。

そして警備員が「どうしたの?何かあったの?」って聞いてきたので「ナンパしている人がいたから止めようとしたの...だけど、そこの人からチビって言われて泣きそうになっちゃったの...」って言いながらナンパしていた2人に指を指した。

その方向を見た警備員が男2人に近寄り「し、事聴取をお願いします」と言われて連行されていった。へ、ざまぁみろ〜。

その間に俺は紗香に近づこうとしたら、いきなり妹に抱きつかれた。俺が何だ?と思っていると妹は、

「ありがとうお兄ちゃん。かっこよかったよ」

そう満面の笑みで言われたから俺は「おう!」とできるだけかっこよく答えた。だが悲しいかな紗香からは可い子が威勢を張っている様にしか見えなかった。

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