《朝起きたらの子になってた。》桃源郷へ行くところ。

ショッピングモールのフードコートにて現在、親娘の3人、そして1人のメイド・・・さんがいるようです。その様子を覗いてみましょう。

「さ、紗香様、お水をお持ちしました」

「ありがとう」

「あねじゃなくて…沙耶様、料理をお持ちしました」

「ブフッ」

「お、お母様、おしぼりをってやってられっかぁぁぁぁぁぁ」

「それとな姉貴、なに笑ってんだよ」

「だってお前が私を様付けにして呼ぶからだろ…ふふふははははははぁ、やべえ」

「屈辱だぁーうがぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「ねぇ沙雪さん、あなたは今、メイドなのよ?そんな事したらクビになるわよ」

「誰がメイドや!お前たち全員冥土の土産にしてやろうか!」

俺がそう勢いづけて言葉を発すると---

「出來るの?」

「出來んのか?」

「出來ないわよね?」

くっそ、見事な3連コンボを決めやがって

どうしてこうなったんだ!こんなはずではなかったぞ!

そして時は1時間前まで遡る。

***

俺は今、紗香にコスプレして撮れるプリクラ機に連行されている最中だ。走もしてみたけど失敗に終わった。

まず最初にした事は、マフラーをいで走を試みる事。だが逆にマフラーでグルグルにされて失敗。

「あ!あそこに俺と瓜二つな人が!」と指を指して言ったら無視されて失敗。

「が……あ……離れろ……死にたくなかったら早く俺から離れろ!!」と警告して離れて貰おうと思ったが白い目で見られて失敗。

その後も々とやったけど全部失敗してしまった。

(うん、我ながらまだまだ修行が足りないな)

と思っている中、遂にコスプレコーナーに著いてしまった。そして俺をプリクラ機に連れていくのではなく、別のところに向かっているようだ。

「おい、紗香どこいくつもりだ」

「それは著替えるんだから更室に決まってるでしょ?」

「あ、あぁ……」

室だったかぁ……

本當に俺は紗香に抵抗出來ないまま連れていかれるのか?ここで終わってしまうのか?

そうやって俺が絶の一歩手前の思考をしていると紗香から聲がかけられた。

「ねぇ沙雪、私は別に困らせたいわけじゃないよ?」

「ん?どういうことだ」

「沙雪が制服著るの嫌がるから、メイド服を著させて克服させようとしてるだけなんだよ?」

「結局、スカート履かせる気満々じゃねえか」

「それも勿論あるけど……」

「あるんかい」

でも、待てよ?

室って事は子の著替えてるところを合法的に見れるのではないか?俺は、紗香のは見慣れているが著替えているところは何故か分からないが全く慣れない。という事は今から行く更室は桃源郷なのではないか?

俺は、そう考えたら何だかやる気が出てきた。

「よし、行くぞ紗香!いざ更室桃源郷へ!」

「え、何でいきなり気合ったの?」

「そんなことは気にしなくていい!さぁ、行くぞ」

こうして俺は紗香に連れて行かれるのではなく、逆に紗香を引っ張って桃源郷へと向かうのであった。

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