《異世界モンスターブリーダー ~ チートはあるけど、のんびり育しています ~》異世界ハーレム計畫
「1つ疑問に思ったんだけど、仮に俺がその魔王っていうのを倒して地球に戻った場合、俺の魔使いの能力は消えちまうのか?」
「えーっと。その場合、能力は引き継がれるはずよ。手にれた能力を削除することはアタシのような神でも不可能だもの」
「……となると、カプセルボールで手にれた魔も地球に持ち帰ることが出來るわけだな?」
「まあ、そういうことになるわね。能力を悪用させないために、アタシたち神族が定期的に監視することになると思うけど」
「…………」
アフロディーテの言葉をけた俺は、そこで1つの大きな決意をに誓った。
「……よし。決めた」
「? 決めたって何のこと?」
「目標だよ。異世界で生きて行く上での目標が決まったんだ」
「なるほど。殊勝な心がけね。さっそく魔王を倒す決心を決めてくれたってことかしら」
「いや。違うけど?」
「えっ」
即座に否定をすると、アフロディーテは困の表を浮かべていた。
「……も、もしかして貴方は、元いた世界に戻りたくないとか考えるタイプだったりする?」
「いや。もちろん俺は日本のアニメとゲームが大好きだし地球に戻るつもりでいるよ」
「……どういうことよ? アタシの話を聞いていなかったの? 元の世界に帰るには魔王を倒すしか方法はないのよ?」
アフロディーテが食い下がるので仕方なく説明をしてやる。
「いいか。1度しか言わないからよく聞けよ? 俺の目標はこの《絶対支配》の能力を使って異世界のを地球にお持ち帰りすることだ!」
「………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………はい?」
俺のアイデアを聞いたアフロディーテは、頭上に特大のクエッションマークを浮かべる。
アフロディーテの話によると、魔使いとしての俺の能力は地球に戻った後も消えることはないらしい。
ならばこのカプセルボールに異世界でゲットしたをれておければ、地球にお持ち帰りすることも可能だろう。
「言っておくけど。俺は本気だぞ? 異世界でハーレムを築くことは何にも代えがたい男のロマン!
けどな、俺はエアコンもジャンクフードもない世界に長く滯在するつもりはサラサラねえ! 魔王は倒す。ただしそれは異世界で理想のハーレムを築いた後でいい!」
「ま、ますます意味分からないわよ! そんなことが倫理的に許されるはずがないでしょう! 第一に神であるアタシが黙っていないわ!」
「いいのかよ?」
「何がよ」
「魔王を倒さないとお前も天界に戻ることが出來ないんだろ? 俺はこの世界で最高のハーレムを築くまでは魔王を倒すつもりはないからな?」
「……ッ!?」
俺の言葉の意味に気付いたのかアフロディーテは驚愕の表を浮かべる。
たしかにアフロディーテのステータスは天界では強かったかもしれないが、この世界では制限がかかっていて弱化してしまっている。
言うなれば彼が天界に帰れるかどうかは、今のところ俺の活躍にかかってしまっているのである。
「ディーは天界に帰りたいんだよな? なら俺の計畫に協力する気はないか?」
「バカなこと言わないでよ! 神であるアタシが、そんな下賤な計畫に手を貸せるはずがないわ!」
「そうか。ならお前は一生このまま地上で暮らすことになるかもしれないけど……それでいいんだな」
「うっ。ううっ~」
アフロディーテは暫く無言で何かを考えていたかと思うと、やがて何かが吹っ切れたかのような清々しい笑顔を浮かべる。
「し、仕方がないわね! 不本意だけどアタシ……ソータのハーレム作りに協力するわっ!」
「よっしゃ。お前ならそう言ってくれると思ったぜ!」
「…………」
握手を求めると、アフロディーテは骨に嫌そうな顔をしながらも応じてくれた。
世の中には捨てる神もあれば、拾う神もいるということなのだろう。
唐突に異世界に召喚されて途方に暮れていた俺に一筋の明が差した瞬間であった。
こうして俺と神さまによる『異世界ハーレム計畫』はスタートするのであった。
VRMMOで妖精さん
姉に誘われて新作VRMMORPGを遊ぶことになった一宮 沙雪。 ランダムでレア種族「妖精」を引き當てて喜んだのもつかの間、絶望に叩き落される。 更にモフモフにつられて召喚士を選ぶも、そちらもお決まりの不遇(PT拒否られ)職。 発狂してしまいそうな恐怖を持ち前の根性と 「不遇だってやれば出來るって所を見せつけてやらないと気が済まない!」という反骨精神で抑え込んで地道に頑張って行くお話。
8 129【書籍化決定】白い結婚、最高です。
沒落寸前の男爵家の令嬢アニスは、貧乏な家計を支えるため街の菓子店で日々働いていた。そのせいで結婚にも生き遅れてしまい、一生獨身……かと思いきや。 なんとオラリア公ユリウスから結婚を申し込まれる。 しかしいざ本人と會ってみれば、「私は君に干渉しない。だから君も私には干渉するな」と言われてしまう。 ユリウスは異性に興味がなく、同じく異性に興味のないアニスと結婚すれば妻に束縛されることはないと考えていた。 アニスはそんな彼に、一つだけ結婚の條件を提示する。 それはオラリア邸で働かせて欲しいというものだった。 (ツギクル様にも登録させていただいてます) ※書籍化が決定いたしました。12/9、ツギクルブックス様により発売予定です。
8 165無能魔術師の武器 ~Weapon Construction~
10年前、突如誰にも予測されなかった彗星が世界を覆 った。その後、彗星の影響か、人々は魔法を使えるよ うになった。しかし黒宮優は魔法を使うことができな かった。そして、無能と蔑まれるようになった。 そして、彼はある日、命の危機に襲われる。 その時彼はある魔法を使えるようになった……。
8 77女神様の告白を承諾したら異世界転移しました。
突然の雷雨、走って家まで行く途中に雷に直撃した。 目を覚ますと超絶美少女の膝枕をされている。 「貴方の事が前前前前前前……世から好きでした。私と付き合ってください。もしダメなら、一生隣に居させてください」 それって?俺の答え関係なくね? 少年にぞっこんな美少女の女神様と怠惰で傲慢な少年の異世界ストーリー。
8 159朝、流れ星を見たんだ
天涯孤獨の少年竜也と、病に身體を蝕まれている少年大翔。 大翔の最期を看取ってやりたい竜也だが、大翔の命の期限が迫った時、竜也は一ヶ月間イギリスに行くことになってしまう。 その一ヶ月間、大翔は病に耐え続けられるのか、それとも竜也のいない間にその目を永遠に閉じてしまうのか――――未來は誰にもわからない。
8 80サウスベリィの下で
罪深いほどに赤く染まった果実の下、人生に背を向けて破滅へと向かう青年小説家と彼の最愛の”姉”は再會する。古び、色褪せた裏庭にて語られる過去の忌々しい事件と、その赤色の記憶。封じられた蔵書の內奧より拾い上げた、心地よく秘密めいた悪夢幻想の手記。
8 62