《異世界モンスターブリーダー ~ チートはあるけど、のんびり育しています ~》スキルを使ってみよう

結論から言うと、3チームに分かれて作業を行ったのは正解だったらしい。

普段より効率良く探索を行うことができているのだろう。

俺が指定した場所には時間が経過する毎に薬膳キノコが集まっていった。

「ご主人さま。こちらが討伐証明部位である《ライトマッシュの柄》になります」

「ソータ。こっちも素材を持ってきたわよ!」

「おお。どんどん集まっていくな」

普段は見る機會のない討伐証明部位まで収穫できるのは、新しいオペレーションならではの効果だろう。

の中では高い知能を持つとされているゴブリン軍団であるが、彼らを以てしても同時に複數の命令を下すと1つ1つの度が格段に落ちてしまう。

つまりは「薬膳キノコを探してくれ」という命令を出している間は、魔を倒して素材を調達するという蕓當は不可能なのである。

アフロディーテ&キャロライナが、命令の更新を行ってくれているおかげで現在の果があるのだろう。

痺れ 等級E

(遠距離・範囲攻撃。特定の相手を麻痺狀態にするスキル)

素材の方は順調に集まっているので、今回はスキルの検証作業を行うことにする。

こういうのは時間があるときに試してみないとな。

いざ! というときに効果を知らなければ手遅れになるかもしれない。

そう考えた俺は、おもむろにライトマッシュを召喚。

「ノコー!」

ライトマッシュは相変わらずに奇妙な鳴き聲を上げていた。

こういうのは対象となる相手がいないと効果を測ることができないだろう。

実験臺にしてしまうのは気の毒だが、背に腹は代えられない。

俺はライトマッシュの対面にウルフを召喚する。

「ガウッ! ガウッ!」

準備が整ったところで検証スタート!

(ライトマッシュ……痺れだ!)

すかさず俺はライトマッシュにスキルを使用するように命令を下す。

その直後。

ライトマッシュはお辭儀をするかのように頭を下げて、キノコ傘の先端部分からキラキラとした粒子狀の質を噴する。

その程範囲は2メートルといったところだろうか。

遠距離攻撃として使用するには心許ないじはするが、効果の程は絶大であった。

ウルフ LV1 狀態(麻痺)

痺れのスキルをモロにけたウルフは立っていることすらままならなくなり、地面に転がりピクピクとを痙攣させていた。

ほうほう。

思っていた以上に痺れのスキルは強力みたいだな。

特にカプセルボールを投げて魔を使役する俺とは相が良さそうである。

相手の魔を狀態異常にしてからカプセルボールを投げ當てることを今後の基本戦に組み込んでいくことにしよう。

スキルの検証作業に満足した俺は、再び素材の採取にを乗り出すのであった。

    人が読んでいる<異世界モンスターブリーダー ~ チートはあるけど、のんびり育成しています ~>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください