《異世界モンスターブリーダー ~ チートはあるけど、のんびり育しています ~》鳥竜の捕食
ここまでのハイライト――。
森でウルフを倒していたら、突如としてコカトリスが現れた。
コカトリス 等級B LV24/30
生命力 328
筋力値 222
魔力値 415
神力 153
スキル
ファイアブレス
鑑定眼のスキルによると、敵モンスターの等級はB!
ステータスを確認したところ全ての値が異常なまでに高かった。
コカトリスに比べると、これまで出會った魔が雑魚にしか見えない。
「グギャアアアアアアアス!」
コカトリスはけたたましい咆哮を上げながらも、大きく顎を開く。
すると、次の瞬間。
口の中から灼熱のブレスを吐き出した。
「……おっとっ」
危険を察知した俺は、すかさずアフロディーテとキャロライナをボールの中に戻して相手の攻撃を回避する。
「ふぎゃああ!? 何をするッスか!?」
護衛にしていた3匹のゴブリンナイトには、シエルを安全な場所にまで運ぶように命令をしてある。
「くらえっ。一撃必殺!」
相手のステータスがどんなに高くてもボールを當てさえ出來れば関係ない。
俺は一発逆転を狙ってコカトリスに向かってボールを投げつける。
が、しかし。
コカトリスは大きな翼で風を起こして俺の投げたカプセルボールを弾き返してしまう。
(ちょっと! ソータ! 無理はしないでよ!)
(ご主人さま。ここは引いた方が賢明だと思います)
コンタクトのスキルを使った二人は、ボールの中から俺に対してアドバイスを飛ばす。
いや。
俺だって出來ることならそうしている。
けれども。
このモンスターを相手に背を向けて逃げるというのは、逆に命を投げ捨てるような行為に思えてならなかった。
俺とコカトリスの睨み合いの攻防が続く。
投げたボールは既に手の中に戻しているので、こちらから仕掛けることは可能だが、仮に攻撃を外してしまうと致命的な隙を生んでしまう。
それからしの時間が過ぎ――。
先に視線を逸らしたのはコカトリスの方であった。
コカトリスは突如として地面に転がる生きているウルフを咥えると、大空に飛び立っていく。
その間、僅か2秒は切るかという早技であった。
「……た、助かった」
どうやらコカトリスの狙いは、最初から俺が倒したウルフにあったらしい。
しかし、これは弱ったな。
あのモンスターをどうにかしないことにはシエルを救うことは出來ないわけだが、いかんせん戦力差が違い過ぎる。
どうにかして奴に一矢報いる方法はないものか……。
コカトリス討伐の作戦を頭の中で立てながらも、俺は雲の上に消えていく鳥竜の姿を見つめるのであった。
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