《異世界モンスターブリーダー ~ チートはあるけど、のんびり育しています ~》VS 剣闘士
「流石はドモン! こうなってしまっては信頼できるのはお前だけだ!」
「ハハッ!」
雇い主に持ち上げられたドモンというオッサンは士気を上げたのか次々にゴブリンナイトを押しのけていく。
「フハハハハ! いいぞっ! ドモン! その調子であのいけすかないガキの首を跳ね飛ばしてくれ!」
「當然です。ガルド様に牙を剝いた罪……をもって思い知らせてやりましょうぞ」
二人のやり取りからは一朝一夕では得ることが出來ない信頼関係が築かれているようであった。
うげぇぇぇぇ……。
このオッサン本當に強いな。
巨大なからは想像できないような繊細な剣技には目を見張るものがある。
仕える主を間違っているとしか思えない。
このオッサンは、こんな顔が良いことくらいしか取り柄のないボンボンの何処に惹かれたのだろうか。
「はぁぁぁぁぁ!」
男の咆哮が部屋の中に響いたかと思うと、ゴブリン軍団は陣形を崩されていた。
中央突破してくる男は當然ドモンである。
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「……人間如きに遅れを取るなど言語道斷です。ボールの中に戻ったら1からゴブリンたちを調教する必要がありそうですね」
戦闘の様子を見ていたキャロライナは不機嫌そうに毒を吐いていた。
クソッ! ゴブリンたちめっ!
羨ましいぞ。
戦闘に負けてもキャロライナからご褒を貰えるとはな……!
「召喚……ワーウルフ」
まさか相手がゴブリンナイトたちを倒してくるとは思わなかった。
次に俺が召喚したのは、ゴブリンナイトよりもワンランク戦闘能力が高いワーウルフである。
「こいつ……ワーウルフまで!?」
「ガウ! ガウ!」
ドモンの剣技とワーウルフの爪技が激突して火花を散らせる。
元々このワーウルフという魔はセイントベルで奴隷商會を営んでいたメタボなオッサンを素材として生み出したものであった。
今ここに メタボなオッサン VS ガチムチのオッサン のドリームマッチが開催された。
「……さて。ガルドさん。俺を騙してくれた落とし前は、どのようにつけてくれるのですか?」
「くそっ! くそくそっ!」
頼みの綱のドモンはワーウルフとの戦中で手が離せない。
そこで俺はシエルに作ってもらった《真紅の魔剣》をボールの中から取り出して鞘を抜く。
俺のステータスがあれば直接的な戦闘でもガルドに後れを取ることはないだろう。
「お、お前は……何者だ……?」
俺がジリジリと距離をめると、ガルドは恐怖でペタンともちをつく。
「言わなかったか? 俺の名前はカゼハヤ・ソータ。唯の冒険者だよ」
「バカを言うな! 一介の冒険者に勇者の末裔であるボクが負けるものか! そ、そうか! 分かったぞ! お前が……お前がこそが魔王だったんだ!」
「…………」
恐怖で頭が錯したのだろう。
突如としてガルドは俺に意味の分からない疑をふっかける。
おいおい。
どうして勇者として召喚された俺が魔王呼ばわりされなくてはならないのだ。
勘違いもここまでくると病的だな。
「……フフ。あの人間……雑魚の割にはなかなか勘が鋭いではありませんか」
見當違いな発言をするガルドに呆れたんだろうな。
ガルドが「魔王」という言葉を口にした直後、何故かキャロライナがクスリと笑っているような気がした。
「ガルド様! ここは一旦撤退しましょうぞ!」
地面に蹲ってきが取れなくなったガルドに対してドモンが手を差しべる。
ぬおっ!
このオッサン……ワーウルフまで蹴散らしてしまったのか。
幸いなことに命を落としまではいなかったが、ドモンのオッサンに倒されて負傷した魔は多かった。
「クソッ! カゼハヤ・ソータ……覚えていろよ! この借りは何時か……何時か必ず!」
けなくもドモンにを抱えられることになったガルドは、仲間と一緒に部屋から引き上げていく。
ふふふ。
みすみすと逃がしはしねーよ。
俺のことを騙してくれた落とし前はキッチリとつけてもらう。
本當の地獄はここからだ!
(マッドマッシュ! れだ!)
部屋の出口は1つしかなかったのでガルドたちの逃走ルートを予測するのは簡単であった。
俺は事前に配置していた2のマッドマッシュの指示を飛ばす。
「「ノコッー!」」
俺の命令をけたマッドマッシュはキノコ傘からピンクの粒子を飛ばす。
ガルド・ウェストバーグ
別 :男
年齢 :22
狀態 :発
「なんだ……急にが熱く……」
作戦功!
マッドマッシュのれをけたガルドは息遣いを荒くしていた。
「カゼハヤ・ソータ……。何をした!? 何をしたぁぁぁぁ!?」
「周りを見てみろよ。そのうち分かると思うぜ」
「…………」
ガルドの視線の先には、目を覆いたくなるような地獄絵図があった。
「実は俺……ずっと前からお前のことが好きだったんだよ!」
「なんだよお前!? ヤル気満々じゃねーか!」
「……ボク、男の子だよ?」
ガルドの引き連れていた傭兵たちは、それぞれ服をはだけさせてイチャイチャとを重ねていた。
まさにグループ名(?)の通り……薔薇の宴が開始されたというわけである。
「ドモン! 奴らの行為を止めてくれ……見るに堪えない! クソッ! 一どうしてこんなことになってしまったんだ……!?」
必死に部下を止めようとするガルドであったが、それも無駄な足掻きである。
効果には個人差があるが、発狀態の恐ろしさについては俺もを以て経験済みである。
「ガルド様! 好きです! 3年前からずっと……お慕いして參りました!」
「……はぁ?」
突如として大膽な告白をする部下を前にしてガルドは間の抜けた聲をらす。
「オレは本気です! ガルド様の悍な顔つきを見ていると……がドキドキして仕方がありません」
「や、やめろ。ドモン! 考え直せ……ボクたちは男だろ? こんなことは絶対に間違っている!」
ドモンとの巨にを抱かれたガルドは表を蒼白にしていた。
「関係ありません! オレはもう自分の気持ちを抑えることができないのです」
自らの絶的な狀況に気付いたガルドであったが、時既に遅し。
ガルドはそのまま長2メートル近いドモンに抱きかかえられたまま押し倒されることになった。
「い、いやだあああ……! 誰でもいい! 助け……助けてくれ誰か!? アッ――――――――――――――――!」
屋敷の中に汚れた悲鳴が響き渡る。
うんうん。
これでドモンさんも片思いの相手と結ばれて、ガルドも自の行為に対して反省することが出來ただろう。
まさに俺が理想としているWIN-WINなハッピーエンドを迎えられたんじゃないかな。
「もしかしてソータ……こうなることまで全て計算していたの?」
「さ、流石はソータさん……。鬼畜ッス。絶対に敵に回したくないタイプです」
激しくし合う男たちの姿を目の當たりにしたアフロディーテ&シエルは、引き攣った表を浮かべるのであった。
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