《異世界モンスターブリーダー ~ チートはあるけど、のんびり育しています ~》アジト発見
ロストの意見をけた俺は『飛竜の山脈』を目指すために亀車に搭乗することにした。
相変わらずに亀車の乗車料金は高いが、今回に限ってはそんな悠長なことを言っていられる余裕はない。
戦闘を避けられるのであれば越したことはないのだが、下手をすると今日は過去最大規模のピンチに見舞われることになるかもしれない。
頼もしい仲間たちがいるので大丈夫だと信じたいが、今後のことを考えると手から嫌な汗が噴き出してくる。
「……そうでしたか。ご主人さまは、これからクルルの元に向かわれるのですね」
魔族のことなら同じ魔族に聞けばいい。
そう考えた俺はこれまでの経緯をキャロライナに説明することにした。
「もしかしてキャロはクルルのことを知っているのか?」
「ええ。腐れ縁……と言ったじではありますが。クルルとは以前に同じ職場で働いていたことがあったのです。
もっとも……クルルは素行が悪く、職場を解雇されることになったのですが。クルルの傍若無人な振る舞いには私も手を焼いたものです」
「そうだったのか……」
大話が読めてきたぞ。
つまりクルルにも真面目に(?)で働こうとしていた時期があったんだな。
しかし、職場を解雇されてからは悪に染まり、魔王軍なんていう柄の悪い組織に所屬することになったのだろう。
「……で、キャロの目から見てクルルって強いのか?」
「ええ。戦闘能力においては魔族の中でも抜きんでいます。おそらく今の私ではクルルには敵わないでしょう」
「…………!?」
噓……だろ……!?
キャロライナのステータスはウチのパーティーの中でも他の追隨を許さない數値である。
そのキャロライナよりも強いっていうとクルルのステータスは、どんだけインフレしているんだよ!?
これはまずい。
やはり今からでも引き返した方が良いだろうか?
……。
…………。
いや。
落ち著け。俺。
相手がいくら強くても関係ない。
俺には投げ當てた相手を100パーセント使役するカプセルボールのスキルがある。
最悪戦闘になってもキャロライナが注意を引き付けくれている間にボールを投げ當てれば十分に勝機はあるだろう。
幸いなことに相手は俺の能力について知らないでいる。
戦闘になったら不意打ちでボールを投げれば特に問題ないだろう。
~~~~~~~~~~~~
そうこうしている間に飛竜の山脈に到著した。
俺の視界には以前に來た時と同じように天を衝くようにびる巨大な山が広がっていた。
「カゼハヤ。クルル様のアジトはこっちだ。ついてこい」
「えっ。でもそっちは……?」
案係のロストが向かった先は完全に登山ルートから裏道であった。
こんなところを通るのは野生くらいじゃないだろうか?
かろうじて人間が通れるくらいの幅があるが、背の高い草がチクチクとを刺しているのが分かった。
「クルル様は何より煩わしい移を嫌う。山の上などにアジトを作るはずがないだろう」
暫く歩いたところでロストは、のペンダントをゴツゴツとした巖壁に向かって押し當てる。
「こ、これは……?」
すると、どうだろう。
これまでは単なる巖壁にしか見えなかった景が急激に変化して、やがては大きな窟が出現することになる。
「このペンダントにはクルル様の幻魔法を一時的に解除する効果がある。信頼の置ける部下にだけ渡している特別なアイテムだ」
なるほど。
つまり原理としてはカジノのポーカーで使ったイカサマと同じようなものなのだろう。
リックさんがクルルのアジトを見つけられなかったのにも頷ける。
「ご主人さま。ここから先は私からなるべく離れないように歩いては頂けないでしょうか」
「どうした? 急に」
「クルルはどんな卑劣な手を使ってくるは分かりませんから。いざという時のために素早く対応できるようにしておきたいのです」
「分かった。たしかに警戒するに越したことはなさそうだ」
返事をすると、キャロライナは俺の手をギュッと握ってくれた。
不思議だな。
先程までは不安で仕方がなかったのにキャロライナに手を握られると、心が落ち著いたような気がした。
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