《異世界モンスターブリーダー ~ チートはあるけど、のんびり育しています ~》エピローグ ~ クーラー導

ミ~ンミンミンミンミ~ン。

異世界アーテルハイドは、夏真っ盛りであった。

庭の木に止まったセミたちが嫌がらせのように合唱中である。

だがしかし。

今の俺はこれまでのように暑さでダウンしていない。

気分は設定溫度18度のクーラーの効いた部屋にいるかのようであった。

「うおおおお! い~き~か~え~る~……!」

どうやら天候を自在にることができるレミスにかかれば、部屋の溫度の調整も自由自在であったらしい。

レミスさんが仲間になってくれたことによって夏場も快適な生活を送ることができそうである。

だがしかし。

ウチのレミスさんの場合は、1つだけクーラーと決定的に違うことがあった。

「ふにゃぁ~。レミスさん~」

「あらあら。相変わらずソータさまは甘えん坊さんなんですね」

それは好きなだけ甘えさせてくれる機能が付屬しているという點である。

圧倒的僥倖!

クーラーの利いた部屋で、ロリに膝枕をしてしまうことは何にも代えがたい快であった。

「むぅ。ソータってば……またレミスちゃんに甘えているのね」

俺がレミスさんに甘えていると、部屋にやってきたアフロディーテは餅のような膨れ面になる。

「うふ~ん。どうかしら? ソータがどうしてもって言うなら特別にアタシが膝枕してあげても良いけど?」

「ええ~。それは別にいいよ。お前にはバブみがなからな」

「はぁ……!? バブみ? バブみって何よ!?」

「…………」

ザックリ言うと『年下のの子に対して母じて、甘えたくなってしまう現象』なのだが、真面目に説明するとドン引きされること必至である。

そこに関しては、ググってくれとしか言えない部分であった。

「キャロライナさん。ソータさんが良く言うバブみっていうのは一何なのでしょうね?」

「実をいうと……私にも何が何なのか分かりません。ただ、1つだけ言えることは『バブみ』の言葉の意味を解析できれば、ご主人さまの心を止めることができるかもしれません」

「ふんっ。カゼハヤのことだ。どうせ嫌らしい意味に決まっている」

「のじゃっ!」

「……ロスト。ユウコ。個人的に話があります。後で私の部屋に來るように」

「「…………」」

俺がレミスさんの膝の上で舟を漕いでいる最中。

屋敷のの子は何事か會話しているのが聞こえてきた。

レミスさんの加によって俺たちの日常は益々と賑やかなものになりそうであった。

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