《異世界モンスターブリーダー ~ チートはあるけど、のんびり育しています ~》2人のチート主人公

「おっ。もう既に始まっているみたいだな」

ドンドンッ。バゴンッ。

グサッ! グサッ!

キュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!

大広間に近づいていくとマンガの疑音のような激しい音が耳を襲った。

クロス・リュウキ

種族 :ヒューマン

年齢 :15

騒音の中心にしたのはもちろんこの男、雙剣のクロウである。

クロウはトレードマークであるカラスの羽を模したかのような漆黒のマントをに纏い、腰に差した剣を抜く。

「唸れ! 聖剣よ!」

「ぐぎゃあああああああああああああああ!」

聖剣スターダストブレード 等級 S

(選ばれし者にのみ保有が許される聖剣。その一撃はすら切り裂く)

クロウが一度《聖剣》を振るうと、嵐が吹き荒れたかのような突風を魔族たちを襲う。

クロウの攻撃をけた魔族集団は、糸の千切れた凧のように空高くに吹き飛ばされることになる。

「轟け! 魔剣よ!」

「うぎゃあああああああああああああああ!」

魔剣ディバインセイバー 等級 S

(選ばれし者にのみ保有が許される魔剣。その一撃は闇すら切り裂く)

クロウが一度《魔剣》を振るうと、天変地異が起こったかのような振が魔族たちを襲う。

クロウの攻撃をけた魔族集団は、大広間に発生した地面の歪の中に落ちていくことになる。

「おい! なんだよあの化は!?」

「アイツだけは……アイツだけはヤバイぜ……! 絶対にイブリーズ様のいる《玉座の間》の近づけてはダメだ!」

この大広間は《玉座の間》を死守するための最終防衛ライン。

100を超える軍勢を作って粘り強く抵抗する魔族たちだったが、いかんせん実力の差があり過ぎる。

クロウの無雙によって紙屑のように蹴散らされた魔族たちは、次々に敗走していくことになった。

悪魔の使徒 等級S LV40/40

生命力 1002

筋力値 1588

魔力値 1271

神力 891

スキル

魔人斬り

クロウを相手に出し惜しみしていられる余裕がなくなったのだろう。

城の扉の中から出現した《悪魔の使徒》がクロウの周りを囲っていく。

その數、10、20、30……次々に増えていく。

「――ふんっ。ようやくしはマシな戦いが出來るというわけか」

不敵に笑ったクロウは、腰に差した聖剣と魔剣を同時に抜く。

頼んだぜ。クロウ。

現時點で悪魔の使徒の集団に単騎で勝負できるのはクロウだけである。

「――見せてやろう。伝説の呪われた聖なる勇者と稱されたオレの実力を!」

アイタタタタ!

廚二センスがない廚二病って1番救えないパターンである。。

こういう臺詞がなければ普通に格好良い奴なんだけどなぁ。

「ハアアアアアァァァ!」

2本の剣を手にしたクロウは勢い良く地面を蹴ると、悪魔の騎士の集団に突っ込んでいく。

最強の勇者 VS 魔王の眷屬である最強のモンスター。

二つの最強が激突した瞬間だった。

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