《ルームメイトが幽霊で、座敷。》貓神と箱庭と悪戯心
「……もしかしてカミサマが悪戯でもしてるのかも?」
碧さん何言ってるんですか、もしかして俺カミサマに喧嘩売らないといけないわけ?
というか、なんでカミサマに発展しちゃうの? そーいう系のお店だけどね、確かに。
「……えっ、カミサマが?」
彼は本気で信じていた。いや、噓をついている訳じゃないんだけどね? そう反応されると可いから、ただ言ってるだけだよ。
「そうそ、さっ、行ってみようじゃん」
「お前さっき行く気ないって……」
「ここはオカルトとコンピューターが共存している世界。悪魔みたいなのが來てもおかしくないじゃん?」
「それメガテンか?」
「さっきやってたもんだし」
「え?」
「これこれ」
そう言って碧さんが俺のスマフォを差し出した。そこにあったのは、スマフォの畫面に出された、あの畫面。たしかにメガテンですね、はい。
「かっこいいっしょ~」
「そーっすね……ってまった! それ有料じゃなかった?! 勝手にDLダウンロードしてんの?! 払うの俺なんだけど!!」
「あ、あのー?」
あ、依頼主ほったらかしてた。ごめんごめん。
……なので、碧さんと俺と彼は歩いてその場所へ向かうことにした。
*
高臺にある彼の家はなんでも築百數年だという。木造と漆喰が目に映るのもそれが原因だろうか?
「うっひょー懐かしい~!」
「なんだ、おまえに帰巣本能が芽生えたか」
「今の巣はあんたの家よ?」
「お前生前の記憶踏みにじってる? 踏みにじってるよね? ねえ?」
……とはたから見れば獨り言をつぶやいているちょっと頭のおかしい人になっちゃうので、さっさと家の中にることにしよう。そうしよう。
【書籍化・コミカライズ】手札が多めのビクトリア〜元工作員は人生をやり直し中〜
ハグル王國の工作員クロエ(後のビクトリア)は、とあることがきっかけで「もうここで働き続ける理由がない」と判斷した。 そこで、事故と自死のどちらにもとれるような細工をして組織から姿を消す。 その後、二つ先のアシュベリー王國へ入國してビクトリアと名を変え、普通の人として人生をやり直すことにした。 ところが入國初日に捨て子をやむなく保護。保護する過程で第二騎士団の団長と出會い好意を持たれたような気がするが、組織から逃げてきた元工作員としては國家に忠誠を誓う騎士には深入りできない、と用心する。 ビクトリアは工作員時代に培った知識と技術、才能を活用して自分と少女を守りながら平凡な市民生活を送ろうとするのだが……。 工作員時代のビクトリアは自分の心の底にある孤獨を自覚しておらず、組織から抜けて普通の平民として暮らす過程で初めて孤獨以外にも自分に欠けているたくさんのものに気づく。 これは欠落の多い自分の人生を修復していこうとする27歳の女性の物語です。
8 173ウイルター 英雄列伝 英雄の座と神代巫女
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8 69骸骨魔術師のプレイ日記
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趣味が料理の23才坂井明弘。彼の家の玄関が、ある日突然異世界へと繋がった。 その世界はまさかの食事そのものの文化が存在せず、三食タブレットと呼ばれる錠剤を食べて生きているというあまりにも無茶苦茶な世界だった。 そんな世界で出會った戦闘力最強の女の子、リーナを弟子に向かえながら、リーナと共に異世界人に料理を振舞いながら成り上がっていく。 異世界料理系です。普通にご飯作ってるだけで成り上がっていきます。 ほのぼのストレスフリーです。
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