《ルームメイトが幽霊で、座敷。》巫とカミサマの神融合(前編)
俺は一先ずみずきさんが運転するランボルギーニに乗り込むこととした。こうなったらもう最後までやりきるしかない。というかなんでこんな高級車乗れてるんだ?
「……先程はすいませんでしたね」
「いや、別に。……ところで彼は?」
「彼は私の高校の同級生です。それ以上でもそれ以下での付き合いでもありません。……まあ、神事警察では悪いことをしてしまったと思ってますが」
「神事警察?」
「宮庁神霊班が置かれる前にあった諜報機関のことです。知っているのは宮庁のお偉方のみで、我々は彼らの命令を乞いて活していました。私も……その一人です」
なんてことだろう。話が読めない。
「2015年、今から二年前のことです。神事警察はある組織をスパイしていました。その名前はソドム・ゴモラ」
「ソドム・ゴモラって……神の炎で焼きつくされた街のこと?」
なんでそのことを知ってるのか正直俺にもわからん。たぶん何かの本で読んだんだろうなぁ。
「ええ。その名前を冠した彼らはカミサマの力を手にしようと考えました」
「……カミサマの力を?」
「カミサマの力、それは人間には到底扱うことの出來ない強力なエネルギー。それを人間には使えないことだって解っているはずなのにその有益な場所ばかりをとって、群がる。なんて……人間は愚かなんだろうね」
そんなこと言ったらあなたも愚かな存在な気がするんですけどね。
「……まぁ、そんなこと言っちゃえばわたしもあなたも當然愚かな存在になるわ。カミサマから見ちゃえばそんなことどうでもいいのかもしれないけど」
「そんなこと、ですか。まぁ、カミサマから見りゃこの世界って積木で出來たハリボテの世界なんだって言う神學者もいるくらいじゃないですか」
「そうかもしれないわよ? 案外カミサマは人間もも全て含めて一つの蕓アートととってるのかもしれないし。まぁカミサマのことを正面きって貶せるのはスコラ學とかやってる神學者くらいかもね」
「……そんなもんですかねぇ」
ところで最初のところから論點がずれてる気がするのは気のせいだろうか。あまり突っ込まずにいたのだが、このままいたらあまりの線で訳の解らない方向に進みそうだからむしろ今が突っ込む絶好(?)のタイミングかもしれないと思ったわけだが果たしてこの選択は間違っているのだろうか?
「……そういえばわたし話してる容ずれてたっけね。ごめんごめん」
カミサマは我に味方した――!! と俺は心の中でガッツポーズしたが、カミサマって実際にほんとにいるんだろうな? とか思ったら直ぐにその気持ちも吹っ飛ぶものである。人間というのはやはり単純な生きだ。
剣聖の幼馴染がパワハラで俺につらく當たるので、絶縁して辺境で魔剣士として出直すことにした。(WEB版)【書籍化&コミカライズ化】【本編・外伝完結済】
※書籍版全五巻発売中(完結しました) シリーズ累計15萬部ありがとうございます! ※コミカライズの原作はMノベルス様から発売されている書籍版となっております。WEB版とは展開が違いますのでお間違えないように。 ※コミカライズ、マンガがうがう様、がうがうモンスター様、ニコニコ靜畫で配信開始いたしました。 ※コミカライズ第3巻モンスターコミックス様より発売中です。 ※本編・外伝完結しました。 ※WEB版と書籍版はけっこう內容が違いますのでよろしくお願いします。 同じ年で一緒に育って、一緒に冒険者になった、戀人で幼馴染であるアルフィーネからのパワハラがつらい。 絶世の美女であり、剣聖の稱號を持つ彼女は剣の女神と言われるほどの有名人であり、その功績が認められ王國から騎士として認められ貴族になったできる女であった。 一方、俺はそのできる女アルフィーネの付屬物として扱われ、彼女から浴びせられる罵詈雑言、パワハラ発言の數々で冒険者として、男として、人としての尊厳を失い、戀人とは名ばかりの世話係の地位に甘んじて日々を過ごしていた。 けれど、そんな日々も変化が訪れる。 王國の騎士として忙しくなったアルフィーネが冒険に出られなくなることが多くなり、俺は一人で依頼を受けることが増え、失っていた尊厳を取り戻していったのだ。 それでやっと自分の置かれている狀況が異常であると自覚できた。 そして、俺は自分を取り戻すため、パワハラを繰り返す彼女を捨てる決意をした。 それまでにもらった裝備一式のほか、冒険者になった時にお互いに贈った剣を彼女に突き返すと別れを告げ、足早にその場を立ち去った 俺の人生これからは辺境で名も容姿も変え自由気ままに生きよう。 そう決意した途端、何もかも上手くいくようになり、気づけば俺は周囲の人々から賞賛を浴びて、辺境一の大冒険者になっていた。 しかも、辺境伯の令嬢で冒険者をしていた女の人からの求婚もされる始末。 ※カクヨム様、ハーメルン様にも転載してます。 ※舊題 剣聖の幼馴染がパワハラで俺につらく當たるので、絶縁して辺境で出直すことにした。
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