《ルームメイトが幽霊で、座敷。》巫の兄貴に遵守
「どうしたんですかさっきから。騒がしいですね」
……ありゃ、誰だこの聲。……もしかして。
「お兄ちゃん、お腹すいた? ご飯あるよ」
「ああ、そうだね。それじゃ、頂こうか」
意外とイケメンだな、おい。というか軽く無視してるでしょ俺たちのこと。
「いやあ、最近は面白いフリーゲームもあるもんだよなあ」
「……そうですか。例えば?」
「薔薇がHPヒットポイントなゲームだ。珍しいだろ? フリーゲームだけど完度も高くてな。すっげーぜ」
「へえ、やってみたいですね」
……完全に俺達無視されてない?
「とりあえずこいつら誰よ?」
「あ、関係ないからほっといていいよ」
「ちょいちょいちょーい!! さすがに班長さんそれはないと思うけど!!」
「……班長?」
「え、な、なんでもないから!! ちょっとご飯食べてて!!」
な、なにを……って急に全員つかんで走らないでくださ痛い痛い!! 壁にぶつかってますってば!! 碧さんは別に痛くないからいいかもしんねーけど!! 痛いよ!! まじで!! どうしたんですか!!
ようやく、外に出たことで走るのを止め、俺たちを(碧さんはどうでもいいので正式には俺だけか。なんで祐希はいいんだろうか。訳が分からん)ゴミ捨てばに放り投げた。
「な、何するんですかいきなり突然!! 訴訟もんすよこれ!!」
「お兄ちゃんには今の仕事のこと言ってないのよ!! 巫さんってことは言ってるけどさ!!」
衝撃の事実。なんと宮庁神霊班班長は親族に隠れて仕事をしていたのか。
「そ、そういうことだからあまりそーいうのは言わないで……。あなたたちは……えーと、古い知り合いってことにしておくから……」
「……解りました」
なんだか班長さんの雰囲気がギャグで突き通せるもんじゃなさそうだ。まあ、真面目にいくのが普通だな! というわけで俺はズボンについたゴミを適當に払っていざ、二戦目!!
「ぎゃははは!! なんだ君いい飲みっぷりだねえ!!」
「お兄さんこそよく飲まれますねえ。それもう一口」
「何してんだてめえら!!」
こいつら俺と班長さん(と碧さん)が出ているうちにスーパードライ出して宴會始めてやがる!! 確か二人とも未年だったよな!? 法律大丈夫なのか!!
「いやあ、お兄さんいい飲みっぷりだよね。すごい、もう酔っ払っちゃうよ」
「いやいや、お姉さんもさすが飲むねえ。酒豪かなんか?」
……祐希の正は明かさないほうがいいだろうな。俺はしだけそんなことを思うのだった。
【書籍化】萬能スキルの劣等聖女 〜器用すぎるので貧乏にはなりませんでした
※第3回集英社WEB小説大賞にて、銀賞を獲得しました。書籍化します。 剣も魔法も一流だけど飛び抜けて優秀な面がない聖女ソアラは、「器用貧乏」だと罵られ、「才能なしの劣等聖女」だと勇者のパーティーを追い出される。 その後、ソアラはフリーの冒険者業に転身し、パーティーの助っ人として大活躍。 そう、ソアラは厳しい修行の結果、複數スキルを同時に使うという技術《アンサンブル》を人間で唯一マスターしており、その強さは超有能スキル持ちを遙かに凌駕していたのだ。 一方、勇者のパーティーはソアラを失って何度も壊滅寸前に追い込まれていく。 ※アルファポリス様にも投稿しています
8 105ヤメロ【完】
他人との不必要な関わりや人混みが苦手ということもあり、俺はアウトドア全般が昔から好きではなかった。 そんな俺の唯一の趣味といえば、自宅でのんびりとホラー映畫を鑑賞すること。 いくら趣味だとはいえ、やはり人が密集する映畫館には行きたくはない。それぐらい、外に出るのが好きではなかったりする。 だが、ある映畫と偶然出會ったことでそんな日常にも変化が訪れた。 その映畫の魅力にすっかりとハマッてしまった俺は、今では新作が出る度に映畫館へと足繁く通っている。 その名も『スナッフフィルム』 一部では、【本當の殺人映像】だなんて噂もある。 そんな噂をされる程に上手く出來たPOV方式のこの映畫は、これまで観てきたホラー映畫の中でも一番臨場感があり、俺に最高の刺激とエンタメを與えてくれるのだ。 そして今日も俺は、『スナッフフィルム』を観る為に映畫館の扉を開くーー。 ↓YouTubeにて、朗読中 https://m.youtube.com/channel/UCWypoBYNIICXZdBmfZHNe6Q/playlists ※ 表紙はフリーアイコンを使用しています 2020年4月27日 執筆完結作品
8 97怪奇探偵社
初めて小説書いてみました…!しぃです!連載続けられるように頑張ります!怖いの苦手な作者が書いているので、怖さはあまりないです! 2話まででも見て行って! この作品、主人公は戀愛無いです!ただ、その他のキャラにそういう表現が出るかもしれないです。 ーいわゆる取り憑かれ體質の主人公、柏木 蓮(かしわぎ れん)は、大學卒業後も面接で落ちまくっていた。 理由は會社や面接官に取り憑いてる悪霊怨霊達に取り憑かれまくり、生気を吸われて毎回倒れるから。 見える憑かれると言っても誰にも信じて貰えず、親には絶縁される始末。金も底を盡き、今日からはホームレス達に仲間に入れて貰えるよう頼むしか… フラフラと彷徨い、遂に柏木は倒れてしまってーー
8 187どうやら勇者は(真祖)になった様です。
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