《ルームメイトが幽霊で、座敷。》幽霊の居候の疑浮上
「……どうしました? さっさと言ってくださいよ。あなたが死んだ理由、その場所、死に方、その時間を!!」
「……知らないわ」
碧さんはやけに正直に言った。まぁ、ここで噓ついても完全にこちら側の損になるからなぁ……。
「正直ですね」
「だって噓ついたって今の科學じゃ解っちゃう話だからね?」
確かにその通りではあるんだが。
「ふーん……、まぁそれに関しては正直でいいんだけど」ヴォギーニャは話を続けた。「それは自分が普通の幽霊ではないことを認めたことになるけど?」
「そうなんじゃない? 良く解らないけど」
おい、何言ってるんだ。
「……ならば封印するしかありませんね……!」
そう言ってヴォギーニャは何かを取り出した。札のような……何かだ。
「神霊に関わっている人間がこれを知らない、とでも言いたげですね」
だって知らないものは知らないからなぁ。
「これは『封隠札ふういんのふだ』。名前の通り、封印するものですよ。あなたは今普通の幽霊ではないと判斷されましたからね……!」
「だって座敷だしねぇ」
「…………は?」
ヴォギーニャはそんなこと言うとは思わなかったんだろう。呆気にとられたような表をしていた。
「だって私座敷だよ? いや、まぁそりゃ一回人間だった時代があるから幽霊なのには変わりないけど……なんていうかね。説明しづらいなぁ」
「座敷って公式だったのか?!」
「そーだよ、知らなかった?」
「それ以前に初耳だわ! 家でダラダラしてたいからだと思ったよ!」
そんな訳で俺ら二人がぎゃーこらぎゃーこらしているとヴォギーニャは笑って言った。
「……危険は無さそうだな」
「當たり前だろ。もし碧さんに何かあったら俺が封印する」
「そう言うなら……いいか。神事警察も見たじなかなかに力がある面々だ。なんとかなるだろう」
なんかあっさりだな、おい。
「私はこれで居なくなるよ。禍を殘したままここに居るのは辛いからなぁ」
「えっ、まじで」
「だって社屆けも偽裝だし」
「えっ」
「うちの組織にはあれより凄いのあるし」
「えっ」
衝撃な事実過ぎる。
「……組織って一何処なんだ?」
「あんまり言いたくないんだけどね、『ソドム・ゴモラ』って言うんだが」
「……なんだか聞いたことあるな……」
「そうか。まぁ、忘れておいてくれよ」
そう言ってヴォギーニャは振り返った。おい、マジで帰るのか。
「……言っちゃ悪いけどここと敵対している存在でね。私はスパイみたいなもんだ」
「スパイって言っちゃっていいのかよ」
「いいんだよ、どうせあんたは言わなそうだし」
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