《ルームメイトが幽霊で、座敷。》【第六話】 早朝の起床で問題発生

「……ん」

あれ……もう寢てしまったのか。というか俺いつごろ寢てたんだ? というかいつの間にホテルに居るんだ? というか何故で寢てるし。

最後の記憶というのも、祐希たちに勧められて酒を飲んだあたりで終わっていて……ちくしょう。頭痛がひどい。こりゃ二日酔いだな。

「う、うーん……」

なんだ祐希も同じか。そりゃあれだけ飲めばなあ。が火照ったのかになってるし……って。

「……えっ?」

……ちょっと待て。狀況が整理出來ない。なんで俺の隣にになってる祐希がいるんだ?! まさかこの夜になんか一線超えたりしてねーよな?! しかも男同士!! 明らかに四つん這いして「ホモォ……」とか鳴く何かが襲いかかってくるぞ!!

「……むにゃ、どうしたんだうるさいなぁ」

そう言って祐希はシーツでを抑えて起き上がる。なぜを抑える。というか若干膨らんでるし。お前どういうやつ付けてるんだよ。

「……えっ、リト?」

そうだよ、オレだよ。

なんか俺の顔を見て顔が赤くなってるんだけど……? ナニヲシタインデス?

「……なんで俺の部屋で寢てるんだ?」

祐希は慌てていたのか、シーツを落としてしまった。

どうせ男だしシーツつける意味ねえよ。

そう思っていた時期が俺にもあった。

だが――シーツが落ちてあらわになった祐希の上半には、確かに男のものではない膨らみがあった。

それにどことなく……つきが男じゃない。くびれたお腹は……まさか……。

「り、リト……」

「は、はい……? どうなさいましたか祐希サマ……?」

「リトのへんたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!」

「理不盡っ!?」

俺は(俺の部屋にいた)祐希にアッパーカットを喰らってしまった。

だが、最後にこれだけは言わせてくれ……。

カミサマ……いいをありがとう……。

「なんだ、お前ら喧嘩でもしたのか?」

確実に何かを知ったような顔をした姉ちゃんを見て、俺は悟った。

犯人はこいつだ、と。

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