《ルームメイトが幽霊で、座敷。》相席の目的は遠野語
暫く新幹線に乗っていると、漸く新花巻駅に到著した。
ここから乗り換えるのだろう。
「さて、行くわよ!」
半ば引きずられる形で新幹線から降りる。新花巻駅は意外と広く、しかし乗り換えはたった一路線しかなかった。
釜石線。
通稱を銀河ドリームライン釜石線というらしい。恐らく名前の由來は『銀河鉄道の夜』だろう。釜石といえば四年前の震災で甚大な被害をけた場所だ。俺の実家も四年前の震災で例にれず被災した。だが、それほどまでの被害はなかったらしく特に連絡もなかった。
釜石線を走る緑のカラーラインが前方のドアにある気車に乗り込むと、直ぐに電車が発車した。
「うーん……意外と混んでるわね……。どこか空いていないかしら?」
電車の中は意外にも混んでいた。おおかたほとんどが観なのだろうが……困った。一時間近く立ちっぱなしは正直言って辛い。
「あっ、ここ空いてるわ! ねえ、あなた。ここいいかしら?」
「えっ、ああ……どうぞ」
そんなことを考えている間に姉ちゃんは座るところを見つけていた。早い。
俺も急いで向かうと、そこに座っていたのはシャープであるが筋質な男だった。年齢は俺と同じくらいだろうか。ずっと本を読んでいるようだったが、どちらかといえば整った顔立ちだった。
「すいません。ちょっと騒がしくなっちゃいますが……」
「いや、大丈夫ですよ。僕はそういうの気にしないんで」
そのまま本を読み始めた。かなりの集中力だ。
まあ、いいや。靜かにしてればいい。
そうして俺はそのまま微睡みに落ちた――。
◇◇◇
『まもなく遠野ー 遠野でございますー』
「さてと、そろそろ降りる準備しなくちゃね」
「あなた方もこちらで降りるんですか?」
「あら、あなたも?」
どうやらこのボックスシートに座る三人(強いて言うならば碧さん込みで四人)は同じ場所で降りるらしい。なんたる偶然。
「あなたは遠野に何をしに?」
「ちょっと遠野語を読んでいたら行ってみたくなったもので」
「ふうん、珍しいわね……そういうの読んでやってくるなんて」
あまりにも失禮すぎるぞ姉ちゃん。仮にも隊長か。
「遠野を案しましょうか、どうせなら。ここで會ったのも何かの縁だし」
「いや……いいです。そういうのあまりすきじゃなくて」
「そう……ならいいのだけれど」
そして俺たちは別れた。
だが、俺はなんとなく思っていた。
彼とはまた――再會するのではないかということを、確証はなかったが、心の中に殘っていたのだった。
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