《俺の高校生活に平和な日常を》第2章 #4「完璧で委員長とかマジ最強説!」

 ---お晝が終わり結局、有紗とは一言も會話する事なく午後の授業が始まった。午後は総合の時間で學級委員長を決める事になった。

 今時の高校生は凄い!昨日今日出會った人なのにもう仲良しグループが出來ている(俺も有紗とはすぐに仲良く?馴れた気がするけど…)。

 「聡さとみ〜、せっかくだからやっちゃえば〜!」

 「え〜、ヤダよ!詩織しおりがやればいいじゃん!」

 「後藤、前やりたいって言って無かったか?」

 「前って、いつだよ!お前と昨日初めて會ったばっかだろ!」

 あちこちで誰が委員長をするか話會っていた。まあ殆どは冗談で言っているのだろうけど…

 「佐藤、お前やってみれば!」

 (オイ、誰だ!俺の名前挙げた奴!)

 かに聞こえたがどいつが言ったのか見つけられなかった。

 

 「須川すがわさんなら良いんじゃない?」

 「あ、そう言えば須川さんって中學の時生徒會長だったもんね!」

 「えっ?私ですか?」

 すると1人の子生徒に注目が集まった。

 彼の名前は須川 みのり。白い髪に綺麗な長髪、清楚せいそな顔立ちをしている。モデルの様なスラッとした型をしており背丈も170ぐらいはある。

 須川さんと俺は同じ中學だったが話した事はあまり無い。というか俺自、中學時代は殆ど子と會話した事無かった。唯一の話し相手は妹ぐらいなものだ。

 それに比べて中學時代の須川さんは學校のマドンナ的存在でファンクラブも出來てしまう程の人気者だった。男子生徒だけでなく子生徒からも人気があった。

 文化面では毎回テストは総合1位で生徒會長も務めていた。部活面ではソフトテニス部のエースで部長ももしていた。

 まさに才兼備さいしょくけんび、文武両道ぶんぶりょうどう、まさに完璧の人だ!

 「皆さんがそう仰おっしゃるなら謹つつしんでおけします!」

 「おお〜〜!!」

 喋り方にも気品をじる須川さん。ただ學級委員長を引きけただけなのにこの盛り上がり様である。

 (やっぱ須川さんってスゲーな〜)

 俺は須川さんの事を普通に心していた。

 「はい!それじゃあ、委員長は須川さんということで!」

 その後、白石先生の指示で須川さんを中心に他の委員決めをして午後の授業は終わっていった。因みに俺と有紗は全く話にらず結果何処の委員にもらずに済んだ。

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