《俺の高校生活に平和な日常を》第2章 #6 「和丸五番勝負! ② 〜エアホッケー編〜」

 最初の勝負はエアホッケーに決まった。因みに勝負の決め方はそれぞれやりたいものを決めて一致しなければジャンケンで決める事になっている。

 俺がエアホッケーを選んだが丸岡はパズルゲームを選びジャンケンの結果俺が勝ったのでエアホッケーになった。

 何故俺がエアホッケーを選んだかって?それは當然勝率が高いからさ!

 「っしゃあ!コレは勝ったも同然だろ?」

 「イヤイヤ、決め付けるの早過ぎだろ!」

 そんな會話をしながらお互い100円をれて持ち場に著いた。

 俺はマレットを1つに対して丸岡は二刀流ときたものだ(ほぼ反則だと思うが…)!

 俺の所にあるパックが出てくる出口にはパックが置いてあった。どうやら俺が先攻のようだ!

 「じゃあ俺が先攻な!」

 「OK!」

 ルールは制限時間は5分、多くれた方が勝ちの単純ルールだ!

 「行くぜ!」

 俺は先手にパックをジグザグになる様に打った。ちょうど真ん中の所で跳ね返り丸岡のゴールに向かっていく。

 「させるか!」

 しかし丸岡は上手く弾き返した。そして弾き返したパックはあちこちで跳ね返り俺のゴールに吸い込まれていった。

 「くっ!」

 「どうした和彥!勝って當然なんだろ〜?」

 まだ1點だというのにドヤ顔の丸岡である。

 (コイツ〜!!)

 ドヤ顔の丸岡に腹が立った俺はパックを取り出すと速攻で打った。真っ直ぐ打ったが丸岡も油斷しており取れずにゴールにっていった。

 「あっ!」

 「へっ!1點でドヤ顔は早過ぎたんじゃねーか(笑)?」

 あまりの丸岡の間抜けさについ笑ってしまった。

 「くっそ!もう許さん!」

 ---そして殘り時間1分が経った。點數は10対10で接戦だった。

 (あと1分、ココで2、3點はしいなあ)

 次は丸岡から打つ番だったがココで丸岡は手をらせマレットを1つ飛ばしてしまった。

 「やべっ!」

 丸岡が打ったパックはチョコっと當たるだけでこっちに向かってきた。しかもマレットを1つ失くし慌てて取ろうとしている。

 「チャーンス!」

 俺は真っ直ぐ打ったパックは丸岡のゴールに綺麗にっていった。

 「よっし!」

 (あと1點取れれば俺の勝ちで決まりだぜ!)

 殘り45秒をきった。

 「早く取り返さないと」

 丸岡は慌ててパックを取り出し打ち始めた。焦りで無茶苦茶な所に打ったパックはあちこちで跳ね返り最早誰も取れなかった。

 「アッタンネ〜!」

 「お前が適當に打ったんだろ〜!」

 そう言った時だった。たまたま俺のマレットに當たったパックが俺のゴールにっていた。

 「ああ〜〜!!」

 「(笑)」

 俺のテンパり合に吹き出し笑いが出る丸岡。

 「早く、早く、早く〜!」

 「ハハハハハッ!!!!!」

 変な聲が出る俺を見て笑いが止まらない丸岡。

 殘り15秒!

 「おらあーーーーー!!!!!」

 俺はフルスイングでパックを打ったが斜めに向かっていき丸岡のとこの角に當たり跳ね返ってきた。

 (ヤバい!)

 俺は勢を立て直すまでもなくフルスイングで打った勢のままパックを打ち返した。

 殘り10秒!

 打ち返したパックは丸岡に打ち返され斜めに跳ね返る。跳ね返りながらジワジワと近づいてくるパック。コレを打ち返すのは結構難しい。

 (外したら終わりだぞ!)

 「うおおおーーー!!!」

 殘り5秒!

 俺が振ったマレットは見事にパックに當たり丸岡のゴールに向かって…

 「ったーーー!!!」

 ---結果は12対11で何とか俺が1勝を手にしたのだった。

 第1戦 和彥◯ー丸岡× (1勝0敗)

 

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