《俺の高校生活に平和な日常を》第2章 #10「和丸五番勝負! ⑥ 〜ス◯Ⅳ編〜」
 とうとう最終決戦までなんとか持ち込むことが出來た。ここまでくるとお互い次にやるゲームは既に決まっていた。
 「次は勿論アレだよな?」
 「ああ、アレで決著けりつけないと納得いかねーからな」
 そう言って2人であの場所に向かって行った。そう、ゲーセンに行くと必ず向かってしまう場所、格ゲー臺のある場所に向かっていたのだ!
 無論、最終決戦は格闘ゲームに決まった。今回やるタイトルは『スー◯ー ス◯リート ファ◯ター Ⅳ(通稱ス◯Ⅳ)』になった。
 このゲームは大人気格闘ゲームで登場キャラクターがシリーズ最多の30人以上登場してくる作品で俺と丸岡は特に遊んでいるゲームである。
 勝率も五分五分で最後の勝負には相応ふさわしいゲームだ!
 「おっ、ちょうど空いてるじゃん!早くやっちまおうぜ!」
 そう言うと丸岡は急いで場所を確保しに行った。普段は何人か溜まっている時があるから今日はラッキーな方であった。
Advertisement
 ---向かい同士で座ると早速お金をれてスタートボタンを押した。
 因みにルールは2本先取の1本勝負になった。
 スタートボタンを押しキャラクターセレクト畫面に移った。
 俺は悩んだ末すえ、主人公のリ◯ウを選んだ。リ◯ウは近距離に強いが遠距離攻撃も持っているのでオールラウンダーとして初心者向けのキャラクターである。
 そして対する丸岡はダ◯シムを選んだ。ダ◯シムは近距離攻撃のリーチが長く火を吹いたり瞬間移したりしクセのあるキャラクターである。だが相的にはお互い中々悪くない組み合わせだった。
 「うっし!やったるぜー!」
 俺は制服の袖をまくり気合いをれた。丸岡も肩を回して気合いをれていた。
 『Are you lady…』
 ゲームのアナウンスの聲が聞こえると手に汗が出てきた。
 『Fight!!』
 そして遂に最後の戦いのゴングが鳴った。
 ---まず俺は遠距離攻撃をスタートの瞬間に打った。
 「あっ…」
 見事に先制攻撃はヒットし相手にダメージを與えた!丸岡は思わず聲がれてしまった様だ。
 しかし焦る様子も無くプレイに集中する丸岡。俺もスグにプレイに集中した。
 お互いダメージを與えながら殘りの力は5分の3まで減らしていた。必殺技ゲージもお互いMAXの狀態だった。必殺技を1発喰らえば倒せそうだった。
 そのせいかお互い遠距離攻撃で牽制をれながら戦っていた。するとジワジワ近づいてくるダ◯シムが瞬間移の技を使って一気に近づいてきた。
 「やべっ!」
 「もらった!!」
 するとダ◯シムが必殺技を繰り出してきた。だがしかしちょうど後ろに下がろうとしていたリ◯ウは必殺技をガードで防いだ!ガードをしていても力はしずつ削られるがそこまでのダメージにはならなかった。
 「ああ!!!」
 「はあ、あっぶねー!」
 危機一髪だったが逆にチャンスを迎えた。何故なら必殺技の後にはしだけ直狀態がある。その瞬間を見逃さす俺は逆に必殺技を使った。
 「いっけーーー!!!」
 リ◯ウの必殺技が綺麗に命中した。
 『K.O』
 見事な必殺技シーンがり1ラウンド目はリ◯ウが勝利した。
 「あと1ラウンドー!」
 俺はそう言いながら手汗をズボンで拭いていた。
 「ヤベーな、もう後がねーじゃん!」
 流石に丸岡も焦りが見えてきた。
 (ふふふ、焦ろ、焦ろ!焦れば焦る程プレッシャーが掛かってきてるだろ。そんな狀態でマトモにプレイ出來るかなあ?)
 俺はニヤケを抑えながら2ラウンド目にった。しかし勝てるという余裕が裏目に出てしまったのか、2ラウンド目をおとしてしまった。どうやら逆に俺の方にプレッシャーが掛かっていた様だ。
 そして一進一退の中、最終ラウンドが始まった。先制攻撃はまた俺が決めたが最初の頃のプレイが出來なくなっていた。遠距離攻撃も段々上手い事避けられる様になってジワジワ詰められては投げ技を決められた。
 そして力は若干、丸岡が有利をとっていた時だった。
 「よし!今だ!!」
 「しまった!」
 まだ力は結構殘っていたがココで丸岡は必殺技を繰り出してきた。俺はその時近距離攻撃を積極的に使って攻め立てていこうとしていたせいでリ◯ウが前進していたのだ。ダ◯シムの必殺技はリ◯ウにヒットしたがそれだけではなかった。
 「はあ?」
 力ゲージの下に小さくある気絶ゲージがMAXになっていた。気絶ゲージがMAXになると気絶狀態になり暫くけなくなった。
 (丸岡の奴、コレ狙ってたのか!)
 俺の考えは的中していた。丸岡がそこで必殺技を使ったのは気絶ゲージを上げる為に使ったのだ!
 「よしよしよしよし!!!!」
 丸岡は嬉しそうな顔をしてリ◯ウに畳み掛けてきた。
 「マジか!!!」
 俺は必死にボタンを押しまくったがダ◯シムの追撃を喰らいリ◯ウは瀕死ひんしになった!
 俺は絶対絶命の危機を迎えた。
 (ヤッバイ!どうしよー!!負けちまう)
 勝てる可能を考えているとダ◯シムの更なる追撃がきた。しかしココで終わるのかと思いきや俺に奇跡が起きた。
 ダ◯シムの攻撃を見事にジャストガードが決まったのだ。ジャストガードは攻撃のタイミングに合わせてガードをするとノーダメージで防げる上、相手を直狀態にできる!
 「ココだ!!!」
 リ◯ウのコンボがダ◯シムにり更にダ◯シムの気絶ゲージもMAXになっていた。
 「ええ!!ちょっと待って、ココで〜?」
 丸岡の焦りもMAXを迎えていた。
 そしてココでリ◯ウの必殺技を繰り出した。ス◯Ⅳは力ゲージが20%以下になると必殺技のダメージが1.5倍に増えるシステムになっている。ダ◯シムの力は半分以下になっていた。つまりこれは…
 『K.O!!』
 ---最後の最後でマンガの様な逆転劇を見せた結果、3勝2敗で俺は見事勝利を収めたのだった。
 第5戦 和彥◯ー丸岡× (3勝2敗 通算500戦250勝250敗)
戀人に別れを告げられた次の日の朝、ホテルで大人気女優と寢ていた
彼女に振られ傷心のまま自棄になり酒を煽った巖瀬健太は、酔った勢いで居酒屋で出會った一人の女性と一夜を共にしてしまい後悔に駆られる。しかし、早々に一人立ち去る女性を見て、関係はこれっきりなんだと悟り、忘れようと努めたが……二人は隣人関係であり、奇妙な交友関係が始まりを告げることになる。
8 182テイマーリュカリュカちゃんの冒険日記
2021.05.17より、しばらく月・水・金の週三回更新となります。ごめんなさい。 基本一人プレイ用のVR型RPGを始めることになった女の子のお話です。 相変わらずストーリー重視ではありますが、よりゲームらしい部分も表現できればと考えております。 他作品に出演しているキャラと同じ名前のキャラクターが登場しますが、作品自體は獨立していますのでお気軽にお楽しみください。 モチベーションアップのためにも感想や評価などを頂けると嬉しいです。
8 185勇者になれなかった俺は異世界で
第四回ネット小説大賞 一次突破 第五回ネット小説大賞 一次突破 第1回HJネット小説大賞 一次選考通過 突然、クラスごと異世界に召喚され、クラスメイト達は勇者になっていたがその中でたった1人だけ勇者になれなかった少年、高理ソラ。勇者になれなかった彼は、女王に見捨てられ半殺しされ亜空間に放り込まれてしまう。何も無い亜空間の中で彼の命が盡きようとしていた時、彼の命は大魔王に救われてしまう。これは、大魔王に命を救われた少年が復讐を目的に成長して行く物語。たぶん。 漫畫の方が1~4巻まで発売されているので、書店やネットで見かけた際は是非! 2022年2月1日から更新再開です。 數日は過去の話を読みやすくまとめたモノを投稿していきます。 そのあとから続きを投稿予定です
8 53名探偵の推理日記〜雪女の殺人〜
松本圭介はある殺人事件を捜査するため、雪の降り積もる山の中にあるおしゃれで小さな別荘に來ていた。俺が事件を捜査していく中で被害者の友人だという女 性が衝撃的な事件の真相を語り始める。彼女の言うことを信じていいのか?犯人の正體とは一體何なのか? 毎日1分で読めてしまう超短編推理小説です。時間がない方でも1分だけはゆっくり自分が探偵になったつもりで読んでみてください!!!!初投稿なので暖かい目で見守ってくださると幸いです。 〜登場人物〜 松本圭介(俺) 松本亜美(主人公の妻) 松本美穂(主人公の娘) 小林祐希(刑事) 大野美里(被害者) 秋本香澄(被害者の友人) 雨宮陽子(被害者の友人) 指原美優(被害者の友人)
8 125かわいい俺は世界最強〜俺tueeeeではなく俺moeeeeを目指します〜
艶やかな黒髪、ぱっちりお目、柔らかな白い四肢。主人公の腹黒ロリ男の娘カナデが目指すのは俺tueeeeではなく俺moeeee! 磨いた戦闘力(女子力)と変態女神に貰った能力『萌え』を駆使して、異世界を全力で萌えさせます! そんなカナデが異世界にて受けた言葉「貧相な體。殘念な女だ」。カナデは屈辱を晴らすため(男です)、能力『萌え』を使って屈辱の言葉を放った領主の息子アレンに仕返しすることを決意する。 章毎にテーマの屬性を変更予定。 一章完結! 二章準備中! 【曬し中】
8 125感傷
悲しみ、怒り、喜びなどの 人間の感情を話の軸にした短編小説集。 「犠牲」 とあるきっかけで殺人を犯してしまった遠藤翔 (えんどうしょう) その殺人の真相を伝えるための逃走劇 そして事件の真相を追う1人の若き記者、水無月憐奈の物語 「メッセージ」 20歳の誕生日の日、家に帰ると郵便受けに手紙が入っていた。 その內容は驚くべきものだった。 「犠牲」のその後を描いたAnother Story 「ニセモノカゾク」 當たり前が當たり前じゃない。 僕は親の顔を覚えていない。 ここに居るのは知らない親です。 家族の形が崩壊していく様を描いた物語
8 168