《俺の高校生活に平和な日常を》第11章 #7「マルクス・ウォーケット」

---「えー、では、僭越ながらまず初めに私の紹介をさせていただきます!」

俺達4人はだだっ広い草原で育座りのまま男の話を聞くことにした。側から見ると遠足のときに先生から注意事項をける生徒達みたいなじになっている、気がする。

「私はマルクス・ウォーケットと申します。アルディーンで発明家と自負しております!」

「あ、あるでぃーん?」

マルクスさんと名乗る男の人はさも當たり前のように聞き慣れないワードを出してきた。何用語?

「ああ。そういえば説明していませんでしたね。ここは『先進國・アルディーン』。私達が今ここにいる場所がアルディーンなんです!」

「ええっ?!」

マルクスさんがそう話すと俺達4人は驚愕していた。だがしかし、アルディーンなんて名前の國、全く聞いたことがない。まあ世界の國名を全て把握しているわけではないしマイナーな國であるのかもしれないが、一、何大陸にあるんだ?

「ひとついいでしょうか?」

「はい? なんでしょう?」

そんなことを考えていると、みのりが小さく手を挙げマルクスさんになにか聞きたそうな発言をした。マルクスさんはそんなみのりの発言に疑問符を頭に浮かべながらそう言い返した。

「私、ある程度地理には詳しいですけど、そんな國、聞いたことありません! 一、どこにある國なのでしょうか?」

すると、みのりは俺も気になっていた疑問をマルクスさんに問いかけた。どうやら頭のいいみのりでも聞いたことないらしい。

「あー、その辺も説明しとかないといけませんでしたね。いやー、説明不足で申し訳ありません」

「?」

みのりの問いかけに対し、マルクスさんは妙なことを言い始めた。なぜそんな煩わしい言い方をするのだろうか?

「えーっとですね、この世界にはあなた達がいた『にほん』という國は存在しません!」

「…は?」

すると、マルクスさんはさらに妙なことを言い出した。思わず俺達4人は目を丸くしてしまった。なにを言ってるんだこの人?

「そして、あなた達のいた世界にはアルディーンという國は存在しません!」

「? えーっと、マルクスさん。一なにを…」

俺達が置いてけぼりにされているなか、マルクスさんはさらに妙なことを言う。全然言っていることが理解できず、俺は困していた。困しすぎて恐怖さえ覚えていた。

「要するにこの國はあなた達の住んでいた世界とは異なる世界、つまり『異世界』なんです!」

「ッ!?」

そして、マルクスさんから衝撃の事実を告げられるのだった。

    人が読んでいる<俺の高校生活に平和な日常を>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください