《俺の高校生活に平和な日常を》第11章 #16「報酬」
「それで? 報酬の方は?」
「ッ!?」
そのとき、有紗がまさかの発言をし、俺も含めて周りにいた人達が驚愕した。
「ちょっ、ちょっと夏目さん…」
「有紗ちゃん、こんな狀況でその話は…」
有紗の今の発言にみのりと梓は撤回させようとするが、有紗の表は至って真剣だった。
「あのねー、これは道に迷った人に道案してあげたり、重そうな荷を持った年配者に手を貸したり、そういうボランティア神でできるような話じゃないのよ!? それに、これは依頼よ。依頼を出すならちゃんと見合った代価を払わないといけないものなのよ!?」
「そ、それはたしかにそうですけど…」
「でも、今ここでするような話じゃあ…」
有紗がため息混じりにそう言うと、2人は言葉を詰まらせてしまった。ひょっとすると、殺し屋稼業をしているから、その手の話には慣れているのかもしれない。
しかし、今の発言は時と場所を考えるべきだと思った。この國で1番偉い國王とその次に偉い聖騎士長が頭を下げてるんだから。
「うむ。それはもっともだ。勿論、この國を救ってくれた暁にはそれに見合った代価を払う事を約束しよう」
「的には?」
國王が報酬を約束してくれたにもかかわらず、有紗はさらに報酬の容まで聞いてきた。有紗のやつ、國王相手によく怖じせずにそんなことが言えるな。
「それなら、君達が決めるというのはどうだろうか? 君達がこの國を救っただけの価値があるを報酬として出そう。如何でしょうか、國王?」
「うむ。そうだな。みがあるのなら、私達が出來るだけ葉えてみせよう」
だが、思いの外話は進み、シルヴィアさんの提案でこの國を救っただけの価値があるを報酬として支払ってくれるようだ。
しかし、そんなことを言われても困ってしまうのが現狀であった。一國の危機を救っただけの価値があるなんて考えもつかない。みのりと梓も俺と同じように困の表を浮かべていた。
財寶なんて興味ないし、地位と名譽なんてもってのほかだ。
「そう。なら、1つだけあるわ」
「えっ?!」
俺達3人がただただ困しているなか、有紗はすんなりと決めた。思わず俺達3人は目を丸くしていた。一、なにを報酬でもらうつもりなんだ?
「聞こう」
一方でシルヴィアさんは真剣な眼差しで有紗に話を促した。いつのまにか周りにいる兵士の人達は固唾を飲んで有紗を見ていた。
「私達がこの依頼を達した場合、『私達を無事に元の世界に帰すこと』。それが報酬よ」
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