《俺の高校生活に平和な日常を》第11章 #25「酒場『モスティーヌ』」
---「それでシルヴィアさん。一今からどこに行くんですか? もう隨分暗くなっちゃいましたけど?」
気がつけば外は暗くなっており、街燈があちこちで點き始めていた。ちょっと休息しただけのはずなんだけどなあ。
俺達が部屋から出て下に降りると、すでにみのりと梓の姿があり、シルヴィアさんとアリアさんの4人で楽しく談笑していた。
全員が揃うと、宿を出て街中を歩いていた。夕方の時とは違い、出歩く人の數が増えていて活気に溢れていた。まるで仕事終わりの人達が飲み屋街にでもくり出すかのようだ。
道中、みのりは俺達が気になっていたことをシルヴィアさんに問いかけた。どこに行くか聞かされていなかったからすごく気になっていた。
「君達、今日一日中歩き回って腹も減っているだろう? 君達の歓迎も兼ねて私からの細やかではあるが、おもてなしでもしようかと思っていてな。まあ著いてからのお楽しみというやつだ」
「は、はあ」
みのりの問いかけにシルヴィアさんは曖昧な言い方で返してきた。そう言われると余計気になるのだが、『著いてからのお楽しみ』と言われるともうこれ以上は聞き出せない。
モヤモヤしながらも俺達は黙ってシルヴィアさんについて行った。
---「さあ著いたぞ」
「ここって…」
宿から出てから1キロほど歩くと、周りには酒と料理の香ばしい匂いと人の賑わう聲があちこちで聞こえてくるようになった。どうやらここら辺は飲み屋街のようだ。シルヴィアさんはそこで足を止めた。
そこには一際大きな木造建築が建っており、中には他のところと同様にいい匂いと人の賑わう聲が聞こえていた。そこで俺はなんとなく察した。俺達を連れて行きたい場所というのはつまり…
「ここは大衆酒場『モスティーヌ』。君達で言うところの『いざかや』と言ったかな? 酒と肴を楽しみつつ、んな人種と流出來る店だ」
俺の予想通り、ここは酒場のようだ。居酒屋なんて行ったことないけど、通りすがらの雰囲気だけでなんとなくそう思った。あと異世界ものの酒場のイメージにピッタリ合っていたからだ。
「さあ、中にろうか君達、もうくたくたで腹も空いているだろう?」
シルヴィアさんはそう言って、酒場にって行った。たしかにもう歩き疲れてくたくただし、なにより腹もだいぶ減ってきた。その上、香ばしい匂いを嗅ぐと余計に腹が減る。多分、みんな同じ気持ちだと思う。
そう思いながら俺達はシルヴィアさんの後に続くように店にって行った。
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