《俺の高校生活に平和な日常を》第11章 #28「酔っ払い」
---「…んー、んにゃん、ふふふっ♡」
「……」
困ったことになってしまった。食事を満喫し、そろそろ帰ろうかと思ったのだが、シルヴィアさんが酔い潰れてしまい、テーブルの上に伏したまま幸せそうに眠ってしまった。寢顔はかわいいのだが、酔っ払いの介抱はめんどうだな。
「あらら、聖騎士長もう寢ちゃったのかー」
その様子を見て店員さんも困ったような顔をしている。客の減り合からしてそろそろ閉店っぽいしな。
「すいません。すぐ起こしますんで」
俺は店の迷にならないようにシルヴィアさんを起こすことにした。せめて立ってくれないと連れて行きようもない。
しかし、連れて帰るにももう外は暗いし城までけっこう距離がある。今晩は俺達の宿に泊めるべきだろうか? それでもまあまあ距離はあるが。さすがにタクシーなんて便利な乗りなんてないだろうし。
「しょうがない。なら2階のベッド使いな。夜も遅いし城までの道のりは危険だ。明日の朝になれば自分で帰れるだろうし」
俺がどうしようかと迷いながらもシルヴィアさんを起こそうとしていると、店長らしき男の人が助け船を出してくれた。どうやら2階に休憩室らしきものがあるらしい。
「…じ、じゃあ、お言葉に甘えて」
俺は店長さんらしき人のお言葉に甘えてシルヴィアさんを2階に連れて行くことにした。俺達の泊まっている宿に連れて行ってもよかったのだが、宿までそこそこ距離はあるし、なにより酔っ払いの介抱なんてろくにしたことないからかなり大変そうだ。店長さんらしき人も助け船を出してくれているわけだし、ここは素直に甘えておこう。
「じゃあ俺、シルヴィアさん上に運んでくるから、みんなは外で待っといて」
俺はシルヴィアさんを擔ぎながら3人に外に出ておくように促した。そして3人の返事を待つことなく、シルヴィアさんを引きずるように2階に連れて行った。
---「これで、よしっと」
なんとか2階にたどり著くといくつか部屋らしきドアがあった。適當に手前のドアを開けると、そこはベッドだけが置かれた4畳ほどの部屋になっていた。多分、他の部屋も似たようなものなのだろう。
とりあえず俺はシルヴィアさんをベッドに寢かした。
「…んっ、んー」
そのとき、ちょうどシルヴィアさんが目を覚ました。しかし、目を覚ましたとはいえまだベロベロ狀態だ。今晩はここに泊まってもらおうといちおう説明だけしておくことにした、
「あの、シルヴィアさん。俺達そろそろ宿に戻るんでシルヴィアさんは今日はここで寢泊まりしてもらって…」
俺がベロベロ狀態のシルヴィアさんに簡潔に説明しようとしたそのとき、シルヴィアさんがとんでもない行に出た。
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