《俺の高校生活に平和な日常を》第11章 #33「ジョブ」

---「私、登録のご案をさせていただきます、サキ・オブリエライトと申します。よろしくお願いいたします」

人さんは付カウンターに著くなりせかせかとなんかの道を取り出し、改めるかのように仕事口調で自己紹介を始めた。

「それでは早速登録の手続きを始めます。まずこちらの端末の方に必要事項をご記していただきます」

サキさんは説明をし始めると同時に1臺のタブレット端末とタッチペンらしきものをカウンターに置き、俺達の目の前に見せてきた。意外とそこら辺の技力は俺達の世界にも引けをとってないな。

タブレットの畫面を見ると、名前や別等を書く欄が畫面に映し出されていた。要するにプロフィールを書けってことか。

---「…ねえ、和彥」

「ん?」

俺達がプロフィールを書いている途中、有紗がなにか聞きたそうに俺に話しかけてきた。なんだろう?

「この『ジョブ』ってところ、殺し屋って書いた方がいいの?」

「……」

なにを聞いてくるかと思ったら1番下にある『ジョブ』と書かれた欄のことなのだが、正直その問いかけにツッコんだ方がいいのかわからなくて困る。マジメに聞いてくるからなおさらだ。事実だけどもそこは『學生って書いた方がいいの?』じゃないか普通。

「あっ、ひょっとしてまだジョブは決まっていらっしゃいませんか?」

そんなことを思っていると、サキさんが俺達に問いかけてきた。その問いかけから察するにジョブってそういうことか。

「ジョブというのはこの世界での役職のことを言いまして、ジョブによって扱える裝備やスキル、レベルアップ時におけるステータス値の変化等に関わってきます」

「…役職?」

サキさんはまだ理解していなさそうな有紗達の為にジョブについての説明をするが、有紗はまだ理解できていないらしい。

「要するに魔法使いとか剣士とかファンタジー職業のことだよ」

「…ああ」

いちおう俺が付け足すように補足をれると、なんとか有紗は理解したようだ。

「仰る通り、魔法使いや剣士等、約100近くの役職が存在しております」

「100近くって、けっこう多いですね」

さらにサキさんが補足をれてきたが、あまりの數の多さにみのりも驚かずにはいれなかった。100近くってけっこうどころではない。かなり多いぞ。MMORPGでもそんなにないと思うが。

「それぞれのステータスだけでなく、格や格、その他等を分析したうえで自分のジョブを選択することができます」

「へー、そんなに細かいんですね」

サキさんから話を聞いていると、どうやらジョブを決めるには格とかも関わってくるらしい。なんか占いっぽくってちょっと面白い。

「ギルドにはジョブを決められる道があるのでよかったら試されますか?」

「あっ、はい」

ジョブがまだ決まっていない俺達にサキさんは提案をしてきた。とくに斷る理由もないし俺達はサキさんの提案をけることにした。

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