《俺の高校生活に平和な日常を》第11章 #48「トカゲみたいな人」
「蒼炎流…」
トカゲみたいな人はそう言いながら、ベ◯セルクのガ◯ツが持っていそうな大きな剣を軽々と振り上げると、その剣に激しく燃える青い炎が渦のように纏った。
「グルアァァァ!!」
しかし、ベオウルフマンも負け時とき聲を上げながら応戦しようとしていた。
「蒼龍斬!!」
だが、それより先にトカゲの人は剣をベオウルフマンの脳天目掛けて勢いよく振り下ろした。
「ウガァァァァ…」
すると、炎を纏った剣はベオウルフマンをいとも簡単に焼き切った。
ベオウルフマンはを真っ二つにされながらもき聲を上げるが、剣に纏っていた炎がベオウルフマンのを徐々に灰にしていき、灰になったベオウルフマンのは風に吹かれ、空に舞っていった。
「……」
俺はその景をただただ呆然と見つめていた。頭の整理が追いつかない。ある程度HPを減らしたとはいえ、あのベオウルフマンを一撃で倒した? しかも倒しただけではなく焼き切って灰にした? そんなスキルがこの世界に存在するのか? っていうか、この人型のトカゲみたいな人は一何者なんだ? 同じ冒険者か? なぜ関西弁? この世界にも日本のような方言みたいなのがあるのか? あと…
「なんや? ボーッとこっち見て? 安心しーや。ワイはモンスターちゃうで。まあこんなぶっとい剣持ってるモンスターなんてこの世界にはおらんけどな」
「は、はあ…」
俺が頭の中で々と疑問に思っていると、トカゲみたいな人が話しかけてきた。まだ頭の整理が追いついていない俺はその人の問いかけに適當に返した。
「和彥君!?」 「お兄ちゃーん!?」
そのとき、トカゲの人の後ろからみのりと梓が駆け寄ってきた。2人とも必死だったのか息を切らしていた。
「和彥君、すごいケガしてるじゃないですか?! 梓さん、早く和彥君に回復魔法を…」
「いや、俺は大丈夫だから有紗の方を…」
「ッ!? 大変、早く傷塞がないと!? お兄ちゃん、有紗ちゃん橫に寢かして!」
「あ、ああ」
みのり達は俺の様子を見て心配そうにしているが、俺よりも有紗の方が重傷だったため、梓に有紗の治療をお願いした。俺は梓に言われたとおり有紗を橫に寢かした。
「回復魔法(ヒールマジック)・生命の活(ライフアクテビティ)!」
有紗を橫に寢かせると、梓は回復魔法を詠唱した。
「…お願い、間に合って」
梓は回復魔法を掛けながらそう願った。俺も心の中でそう願った。
ガザガサ
「ッ!?」
そんななか、またなにかが近づく音が聞こえてきた。
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