《俺の高校生活に平和な日常を》第11章 #60「異世界生活34日目」

異世界生活34日目

---あの一件からはや1ヶ月が経った。ちなみにあの一件とはベオウルフマンの件のことを言っているのだが、まあ日にちは変わらないしどっちでもいっか。

とにかくその翌日、有紗が復活したもののレベルの差というものを実させられた俺達は一旦モンスター退治は止めにして、採取クエや運搬クエといったモンスター討伐メインではない簡単なクエストをけることにした。

討伐クエストより経験値は多くないし報酬金もそこまで高くはないが、討伐クエではもらえないようなアイテムや素材がもらえるらしい。まあ討伐クエストの報酬はほとんど討伐したモンスターの素材しかもらえないしな。

俺達のしばらくの活容は、簡単なクエストで得た報酬を売って金にしたり、素材を集めてもっと強い裝備を作ったりすることにした。

しばかり味気のない生活になってしまうが、あんなことがあったから行が慎重になってしまうのは仕方のないことだ。

だがしかし、その果もあってみんなのレベルは10まで上がり、裝備もだいぶ充実してきていた。といっても俺はジョブの関係で大した裝備は付けられないんだけどな。武に至ってはほとんど裝備ができない(現狀木の棒ぐらいしか裝備できない)というけっこうな縛りプレイ仕様になっている。とことん戦闘に向いてないなこのジョブ。

「そろそろ討伐クエストけてみてもいいんじゃないかなって思ってるんだけど、どう思う?」

俺はみんなに問いかけるように話し始めた。レベル10も上がってくるとレベル上げがだんだん厳しくなってくる。今のやり方だと多分レベル15まで上げるのに半年以上はかかると思う。正直、それはちょっと時間が掛かりすぎな気がする。

このままだと本來の目標である魔王討伐なんて10年どころか一生かけても無理な気がする。

みんなの裝備も充実してきてるし、そろそろ頃合いかと思い、みんなから意見を聞きたかったのだ。

「私はいいと思うわよ。っていうか、そろそろ雑用も飽きてきたし」

「私も大丈夫だと思いますよ。さすがに前ようなことが起こるとは限りませんし、なによりずっとこの生活を続けるわけにはいきませんし」

「また同じようなことが起こっても今度は私がお兄ちゃん達を守るから安心して!?」

「ああ、ありがとう梓。それじゃあ決まりだな」

しかし、話なんて聞くまでもなかったな。3人とも準備萬端のようだ。

---こうして俺達は1ヶ月ぶりにモンスターの討伐クエストをけることにした。

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