《俺の高校生活に平和な日常を》第11章 #61「ゴブリン討伐」
---「討伐クエスト、ですか?」
「はい。できればレベル10でけれるやつがいいんですけど」
ギルドに著くと、さっそくサキさんにそのことを話した。
ちなみにサキさんとの一件だが、あの後さすがに気まずくなった俺はすぐに風呂場から出て、生乾きの服に急いで著替え、逃げるようにサキさんの家を後にした。
後日、普通にギルドで再會するのだが、みのりに不審な目で見られるぐらい俺とサキさんの態度がぎこちなかったらしい。さすがにあの日の出來事を一晩寢ただけで忘れられるわけがないし、いつものように気軽に接せれるほどのメンタルはお互い持ち合わせてなかった。
しかし、時が経つにつれ、普通に接するようになっていた。時間で解決できたみたいでホッとした。本気で嫌われたかもしれないと思ってたからな。まあ本人はなにも言ってこないから、実際はどうなのかわからん。ただ単に赤の他人として見るようにしているのかもしれない。それはそれでちょっと悲しい。
とにかくいつもどおりに接してくれるサキさんは俺の話を聞くと、付カウンターからタ◯ンページぐらいの大きさの本を取り出し、ペラペラと本をめくり始めた。俺の出した條件に合うクエストを探してくれているようだ。
---「條件に合うクエストですと、こういうのはどうでしょう?」
しばらくすると、サキさんは手にしていた本を俺達に見せてきた。條件に合うクエストが見つかったのだろうか?
「えーっと、ゴブリンの討伐、ですか?」
サキさんが開いたページには『ゴブリンの討伐依頼!』とやや大きく書かれていた。
詳細を見てみると、とある小村付近でゴブリンの足跡らしきものを村の人が発見したらしい。
「ゴブリンは村を襲う前に人が寢靜まった夜に偵察に來る習があるんですよ」
ページを見ながらサキさんは付け加えるように注釈をれてくれた。
足跡を見つけた村の人は村長と相談し、その結果ギルドに依頼を出したそうだ。
「ギルドは一応レベル10以上なら大丈夫だろうと判斷したみたいですけど…あっ、でも…」
「でも?」
依頼の詳細を見終わると、サキさんが急に不安そうな表と口調になっていた。なにか問題でもあるのだろうか?
「ゴブリンの群れだけなら大丈夫かもしれませんが、稀にゴブリンの上位種、ゴブリンロードが群れから誕生する場合もあるんです」
「それってつまり…」
サキさんが不安になっている理由を聞いてふとあのモンスターが脳裏をよぎった。
「ゴブリンロードは他のゴブリンより知が高く、ゴブリンを使役することから『小鬼の支配者(ゴブリン・ロード)』と呼稱されています。レベルは低くても20はあると思います」
「……」
サキさんがゴブリンロードについて説明してくれたが、俺が1番気にしているのはゴブリンロードはゴブリンの群れから『稀に』誕生するということだ。俺達にとってはその言葉はもはやフラグでしかない。
「それにゴブリン系のモンスターは強で、特にが強く、ゴブリン討伐に赴いた冒険者が逆にゴブリンに強襲をけ、強されていたという話を度々耳にした事があります」
「そ、そんなヒドイことが…」
「ゴブリンはウルフ程では無いですが、の匂いには敏ですから、先に気付かれてしまったんだと思います」
さらにサキさんからとんでもない話を聞かされた。といっても、異世界ものの作品ではよく聞く話だが、まさか事実だったとは。
「ですから、このクエストはやっぱり本部に1度相談して條件を改めさせておき…」
「そのクエスト、けるわ」
「えっ?!」
そういう理由でサキさんはさっきの話を取り消そうとしたとき、有紗が突然口を開いた。しかも、このクエストをけると言い出したのだ。思わず俺は目を丸くした。
「そのゴブリンが村に偵察しに來たんでしょ? なら、いつ村を襲いに來てもおかしくないじゃない」
「そ、それはそうですけど、でも…」
有紗の発言に肯定はするものの、俺達には危険だと判斷するサキさん。
「…それに、を求解消の道にしようだなんて…」
しかし、有紗の目は揺らぎそうにないほど真剣な目をしていた。殺意もじるが。
「有紗さんの言う通りです」
「み、みのり…さん?」
すると、みのりも有紗の意見に賛同してきた。有紗に比べて穏やかな表を浮かべているが、有紗と同じような殺意をじる。
あれ? なんだか嫌な予がしてきたな。
「このクエスト、私達がけるわ!」
---こうして俺達はゴブリン討伐のクエストをけることになったのだが、まさかあんな展開になるとはそのときの俺は知る由もなかった。
私たちだけ24時間オンライン生産生活
VR技術が一般化される直前の世界。予備校生だった女子の私は、友人2人と、軽い気持ちで応募した醫療実験の2か月間24時間連続ダイブの被験者に當選していた。それは世界初のVRMMORPGのオープンベータ開始に合わせて行われ、ゲーム內で過ごすことだった。一般ユーザーは1日8時間制限があるため、睡眠時間を除けば私たちは2倍以上プレイできる。運動があまり得意でない私は戦闘もしつつ生産中心で生活する予定だ。まずは薬師の薬草からの調合、ポーションづくり、少し錬金術師、友達は木工アクセサリー、ちょびっとだけ鍛冶とかそんな感じで。 #カクヨムにも時差転載を開始しました。 #BOOTHにて縦書きPDF/epubの無料ダウンロード版があります。
8 98【書籍版・講談社ラノベ文庫様より8/2発売】いつも馬鹿にしてくるモデルの元カノも後輩も推しのメイドも全部絶縁して好き放題生きる事にしたら、何故かみんな俺のことが好きだったようだ。
【書籍化・コミカライズが決定しました!】 「優太君って奴隷みたい」 その罵倒で、俺は自分を見つめ直す事ができた。 モデルの元カノも後輩も推しのメイドも、俺を罵倒してくる。そんな奴らは、俺の人生に必要ない。 無理してみんなに優しくする必要はない。 これからは、自分の思った事を素直に言って、やりたい事だけをやろう。 そう決意した俺の人生は、綺麗に色付いていく。 でも、彼女達の行動には理由があってーー? これは、許す事からはじまる物語。 ※日間ランキング1位(総合、現実世界戀愛) ありがとうございます!拙い部分も多いですが、今後もよろしくお願い致します。
8 92【書籍化&コミカライズ】私が大聖女ですが、本當に追い出しても後悔しませんか? 姉に全てを奪われたので第二の人生は隣國の王子と幸せになります(原題『追放された聖女は、捨てられた森で訳アリ美青年を拾う~』
☆2022/11/4 スターツ出版様 ベリーズファンタジーより発売予定です☆ 改題「私が大聖女ですが、本當に追い出しても後悔しませんか? 姉に全てを奪われたので第二の人生は隣國の王子と幸せになります」 ☆2022/6/12 白泉社マンガpark様にてコミカライズです☆ 原題「聖女は、捨てられた森で訳アリ美青年を拾う~今の生活が楽しいので、迎えに來られても帰りたくありません!~」でコミカライズ中です。 リアは九歳のとき、十二歳になる姉プリシラについて神殿に行く。そこで、姉妹ともども聖女と認定されてしまう。 この國ではひと家庭で二人以上聖女認定された場合、一人を差し出さなければならない。両親は聡明で美しく魔法を使えるプリシラを手放すのが嫌で、迷わず妹のリアを差し出した。 神殿に召し上げられたリアは聖女候補として厳しい修行を積み、六年後晴れて聖女となる。神殿の聖女の中でも、最も強い神聖力をもつリアは、神託により王太子の婚約者となった。 リアは金髪で美しく優しい王太子に淡い戀心を抱く。しかし、順風満帆に見えた將來に陰りが生じはじめた。 アリエデ王國の最北にある黒の森で魔物が大量発生したのだ。リアはこの國の聖女として討伐隊に參加しなければならない。王都と愛しい王太子に別れを告げ討伐隊とともに旅立った。 そして二年にわたる戦いののち、魔物の封印をなしとげ、王都に凱旋するはずだった。 だが王都に帰ったリアを待ち受けていたのは同僚聖女と戦友のうらぎり。 王太子との婚約もいつの間にか破棄されていて、新たに姉のプリシラが護國聖女の名を冠し、王太子の婚約者におさまっていた。 魔物討伐を長引かせた責をおわされ、役立たずの聖女として國を追放されたリアは、西側の隣國との緩衝地帯である惑い森へ捨てられる。そこにたくさんの魔物が巣食っていて……。 森をさまよううちに彼女は、魔獣に襲われた瀕死の金髪美青年を拾う。 ≪全51話予約投稿済み! 毎日18時ごろ更新予定≫ 流行りの追放聖女テンプレのつもり。聖女は無自覚でざまぁ(予定)します。題そのものがあらすじです。足の不自由な人が出てきます。タグ注意、地雷のある方はお逃げください。 誤字脫字報告ありがとうございます!!
8 95世界最低で最高の魔法陣 〜一匹狼だった私の周りはいつの間にか仲間ができてました〜
世界最大に魔力を持つ王女ティアナは強大な魔力のせい自分の力を隠し魔法學校に通っていた。 ある過去から感情や人への信頼をなくし自分だけで生活していたティアナは學園長の頼みの元、學園トップ5と呼ばれる5人の魔術剣士達と依頼クエストヘ… ***** 自己満足で書いています批判的なコメント書くくらいなら読んでくださらなくて結構です。
8 65音楽初心者の僕がゲームの世界で歌姫とバンドを組んだら
その旋律はとても美しかった 『マセレナードオンライン』という、軽音楽を主軸としたオンラインゲームに出會った僕は、そこで初めて音楽と觸れ合う。そんな、何にも分からない僕が歌聲に引き寄せられある女の子に出會った。その少女はゲーム內では歌姫と呼ばれていて、そんなことも知らずにバンドを組まないかと尋ねてしまう。斷られる覚悟でいたが、まさかのバンドを組むことになる。果たして僕はこの先どうなるの? VRMMOと軽音楽をかけあわせた少し変わった物語が、今ここに始まる
8 85mob少年は異世界で無雙する⁉︎(仮)
ある雨の日、佐倉 悠二は下校中どこからか落ちてきた酒瓶に當たり死んでしまった… 目が覚めた時、目の前には神様がいた。 そこで悠二は異世界に行くか天國に行くか問われる。 悠二の選ぶ決斷は…
8 104