《俺の高校生活に平和な日常を》第11章 #63「痕跡」
---「がある場所ってここら辺かな?」
「そうですね。足跡もこの付近にありましたし」
村を出た俺達は依頼主が言っていたの付近まできていた。
付近を調べてみるとゴブリンの足跡は所々ではあるがいくつか見けられる。ここら辺を歩いていたのはたしかだな。
「なあ有紗」
「なに?」
を探しながら俺は有紗に話しかけた。有紗はこっちを振り向かずに返事だけ返した。
「あんなこと言っといてよかったのか?」
俺はさっきの有紗の発言がいまだに不安だった。大見栄きっといて助けられなかったじゃシャレにならないぞ。
「不安に押し潰されて自殺紛いなことされるよりマシでしょ?」
「それはそうかもしれないけど…」
「それに必ず助けるわよ。だから今はアイツらの寢所突き止めることに集中しなさいよね」
「…わかった」
しかし、有紗も有紗なりに考えがあっての発言だったようだ。たしかにあのときのは神的にけっこうヤバそうでなにをやらかすかわからない。
あれだけ期待された以上、娘さんを無事連れ帰らないといけない。とにかく早くゴブリン達の居所を見つけるために俺は有紗に言われた通り集中して他に痕跡がないか辺りを探すことにした。
「みなさん、あそこ!?」
「ん?」
痕跡を探してししてみのりがみんなに聲をかけた。なにか見つけたのか?
「ッ?! ア、アレってもしかして…」
みのりが指を指す方を見ると、し離れた道沿いに茶い大きなが倒れていた。俺達は急いでそのを確認しにいった。
「ッ!!?? ひ、ひどい」
茶いの近くまで來ると、そのの正がはっきりと判明した。
茶いの正は馬だったのだが、無殘な姿で橫たわっているのを見て、梓が思わず悲痛の聲をらした。
のあちこちに槍のようなものでめった刺しにされており、大量出していてかなりエグい姿になっていた。地面には溜まりもできている。すでに息もしていないし、完全に死んでしまったようだ。
「どうやら帰りの道中に襲われたらしいわね」
「えっ?」
俺達が馬の死を呆然と見つめている中、有紗は馬の死を近くで観察しながらぼそりとなにか呟いた。
「向こうにの跡が殘ってる。襲われてここまで逃げてきたんでしょうね。ここまでは一本道だし、私達が來た方角にはの跡はなかったから間違いないわね。ほら、の跡が向こう側に続いてるわ」
有紗は俺達が理由を聞く前に説明してくれた。たしかに向こう側からの跡がここまで點々と続いている。
刺されたあと、逃走を図ったものの出量が多くてここで息絶えてしまったのだろう。想像するととても歯がゆい。
「それとここら辺に散らばってるのはきっと魔道ね。さっきの村には売ってなかったし、隣の村で買ってきたやつだと思う」
さらに有紗は話を続けていた。なんか久しぶりに名探偵アリサの推理が始まったな。
馬の死の近くには割れた小瓶や溜まりで赤く染した紙などが散していた。馬が息絶え倒れた際にぶちまけたのか。
「死はわずかだけどまだあったかいわね」
「っていうことは…」
「死んだのは私達が來るし前」
「ついさっきまで生きていたってことですね」
「じゃあ馬に乗ってた人は…」
「まだ近くにいるかもしれないわね」
「!?」
有紗の発言で一気に俺達の張が高まった。馬に乗っていた、おそらくあのの娘さんがまだこの近くにいるかもしれない。そう考えると、どこかになにかしらの痕跡がまだ殘ってる可能がある。
「みんな、もう一度手分けして…」
「きゃあぁぁぁぁ!!??」
「ッ!!??」
もう一度近くを捜索しようとしたそのとき、道脇の木々の奧からの悲鳴が聞こえた。
「向こうからだわ。急ぐわよ!」
の悲鳴が聞こえた瞬間、有紗が悲鳴が聞こえた方角を指差し、その方向に走って行った。そのあとを追いかけるように俺達も続いて行くのだった。
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