《男子高校生5人が本気で彼を作ろうと努力してみる!》3話 妹登場!
バイトがどうにかこうにか終わった。
合コンのセッティングはCがお金の力を使っての子を呼んだみたいだ。ってか、それならお金の力を借りてヤラせてもらえば……そんなあくどいことを考えてみたけど俺達は本當のをしいのである。だからそんな行為はダメだ。
「お兄ちゃん? 何してるの? 鏡の前で決め顔とかしちゃってさ」
妹が喋りかけてきた。
ふっ、これだから中學生ガキは困る。
まだまだ青いねぇー。もまだ無いし。
ロリコン好きにはたまらないらしいけど、俺には興味無いわ。
「今、お兄ちゃん。いやらしいこと考えてたでしょ?」
察しがいいらしい。
「まだまだガキだと思ってな。まな板が」
「う、うぅぅ、むむぅむぅぅ、むかつく!?」
プンスカプンスカと漫畫の擬音的なものが付きそうな程に怒り散らして妹はどこかに行ってしまった。
「絶対にボインになって見返してあげるんだからね!?」
ソファーにボンとうつ伏せの狀態で寢転がり、バタバタと腳をさせていた。
それにしても……。
「ワックスつけてみたけど……決まらねぇー」
中學生の頃にしだけお灑落に興味を持ち、ワックスを使い始めたのものの使い方が分からずじまいのまま今まで來たのだ。合コンに行くと決まった日にネットで『ワックス使い方講座』という畫を見て、見様見真似でやってみたけど鳥の巣狀態が今の狀況だ。
「もういいや。これで行こ!」
ワックスつけてる=イケてると勘違いした俺は自転車に乗って指定されているカラオケボックスに向かう。
妹からは「バカお兄!」と言われて出てきたのでし負けた気になったけど、俺は今日男になるんだ。
だから妹に言っておいた。
「今日は遅くなる! 朝帰りになるかもしれない! ガキは寢てろよ」と。
- 連載中87 章
じょっぱれアオモリの星 ~「何喋ってらんだがわがんねぇんだよ!」どギルドをぼんだされだ青森出身の魔導士、通訳兼相棒の新米回復術士と一緒ずてツートな無詠唱魔術で最強ば目指す~【角川S文庫より書籍化】
【2022年6月1日 本作が角川スニーカー文庫様より冬頃発売決定です!!】 「オーリン・ジョナゴールド君。悪いんだけど、今日づけでギルドを辭めてほしいの」 「わ――わのどごばまねんだすか!?」 巨大冒険者ギルド『イーストウィンド』の新米お茶汲み冒険者レジーナ・マイルズは、先輩であった中堅魔導士オーリン・ジョナゴールドがクビを言い渡される現場に遭遇する。 原因はオーリンの酷い訛り――何年経っても取れない訛り言葉では他の冒険者と意思疎通が取れず、パーティを危険に曬しかねないとのギルドマスター判斷だった。追放されることとなったオーリンは絶望し、意気消沈してイーストウィンドを出ていく。だがこの突然の追放劇の裏には、美貌のギルドマスター・マティルダの、なにか深い目論見があるようだった。 その後、ギルマス直々にオーリンへの隨行を命じられたレジーナは、クズスキルと言われていた【通訳】のスキルで、王都で唯一オーリンと意思疎通のできる人間となる。追放されたことを恨みに思い、腐って捨て鉢になるオーリンを必死になだめて勵ましているうちに、レジーナたちは同じイーストウィンドに所屬する評判の悪いS級冒険者・ヴァロンに絡まれてしまう。 小競り合いから激昂したヴァロンがレジーナを毆りつけようとした、その瞬間。 「【拒絶(マネ)】――」 オーリンの魔法が発動し、S級冒険者であるヴァロンを圧倒し始める。それは凄まじい研鑽を積んだ大魔導士でなければ扱うことの出來ない絶技・無詠唱魔法だった。何が起こっているの? この人は一體――!? 驚いているレジーナの前で、オーリンの非常識的かつ超人的な魔法が次々と炸裂し始めて――。 「アオモリの星コさなる」と心に決めて仮想世界アオモリから都會に出てきた、ズーズー弁丸出しで何言ってるかわからない田舎者青年魔導士と、クズスキル【通訳】で彼のパートナー兼通訳を務める都會系新米回復術士の、ギルドを追い出されてから始まるノレソレ痛快なみちのく冒険ファンタジー。
8 77 - 連載中22 章
【書籍化】勝手に勇者パーティの暗部を擔っていたけど不要だと追放されたので、本當に不要だったのか見極めます
勇者パーティの斥候職ヒドゥンは、パーティ內の暗部を勝手に擔っていたことを理由に、そんな行いは不要だと追放され、戀人にも見放されることとなった。 失意のまま王都に戻った彼は、かつて世話になった恩人と再會し、彼女のもとに身を寄せる。 復讐や報復をするつもりはない、けれどあの旅に、あのパーティに自分は本當に不要だったのか。 彼らの旅路の行く末とともに、その事実を見極めようと考えるヒドゥン。 一方で、勇者たちを送りだした女王の思惑、旅の目的である魔王の思惑、周囲の人間の悪意など、多くの事情が絡み合い、勇者たちの旅は思わぬ方向へ。 その結末を見屆けたヒドゥンは、新たな道を、彼女とともに歩みだす――。
8 56 - 連載中47 章
私、いらない子ですか。だったら死んでもいいですか。
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