《男子高校生5人が本気で彼を作ろうと努力してみる!》3話 妹登場!

バイトがどうにかこうにか終わった。

合コンのセッティングはCがお金の力を使っての子を呼んだみたいだ。ってか、それならお金の力を借りてヤラせてもらえば……そんなあくどいことを考えてみたけど俺達は本當のしいのである。だからそんな行為はダメだ。

「お兄ちゃん? 何してるの? 鏡の前で決め顔とかしちゃってさ」

妹が喋りかけてきた。

ふっ、これだから中學生ガキは困る。

まだまだ青いねぇー。もまだ無いし。

ロリコン好きにはたまらないらしいけど、俺には興味無いわ。

「今、お兄ちゃん。いやらしいこと考えてたでしょ?」

察しがいいらしい。

「まだまだガキだと思ってな。まな板が」

「う、うぅぅ、むむぅむぅぅ、むかつく!?」

プンスカプンスカと漫畫の擬音的なものが付きそうな程に怒り散らして妹はどこかに行ってしまった。

「絶対にボインになって見返してあげるんだからね!?」

ソファーにボンとうつ伏せの狀態で寢転がり、バタバタと腳をさせていた。

それにしても……。

「ワックスつけてみたけど……決まらねぇー」

中學生の頃にしだけお灑落に興味を持ち、ワックスを使い始めたのものの使い方が分からずじまいのまま今まで來たのだ。合コンに行くと決まった日にネットで『ワックス使い方講座』という畫を見て、見様見真似でやってみたけど鳥の巣狀態が今の狀況だ。

「もういいや。これで行こ!」

ワックスつけてる=イケてると勘違いした俺は自転車に乗って指定されているカラオケボックスに向かう。

妹からは「バカお兄!」と言われて出てきたのでし負けた気になったけど、俺は今日男になるんだ。

だから妹に言っておいた。

「今日は遅くなる! 朝帰りになるかもしれない! ガキは寢てろよ」と。

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