《男子高校生5人が本気で彼を作ろうと努力してみる!》8話 ドンマイ!

「ふぅ〜。それにしても今日は最高だったな」

Aが呟く。

それに合わせて、C以外が頷く。

「チッ……」

舌打ちが聞こえた。

「あぁ〜それにしても最高だったよね。こんな楽しい機會があるんだったらもっと早めに実行するべきだったよね」

Dが呟く。

それに合わせて皆が頷く。

「チッ……」

舌打ちが聞こえる。

「あぁ〜それにしても最高だったよな。學校指定ジャージパワーすげぇぇわー」

Bは大興だった。

どうやら今日子と喋れたのは自分が學校ジャージを著たからという意味不明な解釈をしているらしい。

どうやらこいつはとことん馬鹿のようだ。

「チッ……」

「おい……。C、さっきから舌打ちしてなんだよ? なんか嫌だったのかよ?」

「なんか嫌だったのか……? はぁ? ふざけんなよ! なんで、俺の所にが寄ってこねぇーんだよ! メガネか! メガネが悪いのかよ!」

「で、でも……お前、今回はサポートに回るって……」

「はぁ? お前ら馬鹿かよ? 合コンってのは団戦じゃねぇーよ。個人戦なんだよ! だから……だから……俺は……」

悔しそうにCは握り拳を作りながら言った。

「実は……俺、ネットで調べたんだよ! お前らと合コン行くって決めた日にネットで調べたんだよ! そしたら……そしたら……」

「そしたら……?」

「無口でスマホいじってる奴がかっこいいと書いてたんだよ!」

あちゃー。どうやらこいつは某掲示板を見たらしい。それを鵜呑みにするとは馬鹿な奴だ。

俺等、4人はCの肩に手を置いて言った。

「ドンマイ!」

その後、Cは膝をがっくりと落として泣いていた。今度は絶対に鵜呑みにしないと決心して。

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