《男子高校生5人が本気で彼を作ろうと努力してみる!》11話 返信!?

「はぁ……どうしよう」

俺は迷っていた。

本気で迷っていた。

高校をどこにしようかと迷っていた時よりも迷っていた。多分だが今まで生きてきた中で一番迷っているといってもいいぐらい俺は迷っていた。

それは何か。

それは明白だ。

Hちゃんからの返事をどうしようということだ。まだ俺は既読をつけていない。

だけど早めに返した方がいいと思うし。

時間が遅かったら常識が無いやつと思われるからな。かと言って、俺はそんな狀況を打破できる程の言葉を持っていなかった。

まぁーこの場合は普通に『今日はありがとうございました! また今度も遊びましょう!』

こんな程度でいいと思う。

だけどなぁ〜、『今度も』ってのは……。

もしかしたら今度は無いかもしれないのに。

自分だけ『今度』を期待していると勘違いされるかもしれのい。いや、めちゃくちゃ期待しているけどさ。相手がどう思っているか、分からないじゃんか。

だから問題なんだよな。

こういう時はあいつら(4人)に相談するべきか? いや、だけどな。

あいつらじゃロクな返事も返ってこないよな。

それにこのラインは『俺だけ』という可能もある。

だからここは一人で解決するのが吉だな。

10分後ーー。

「よしっ、もうこれでいいさ!」

諦めた俺は『こちらこそ、ありがとうね! また遊びに行けたら嬉しいです』というのを送信した。

はぁ〜。張するぅ〜。

返事どう返ってくるか。

楽しみだなぁ〜。

そんな思いをに俺は寢ることにした。

だけど一向に眠れなかった。

でも時間が経つに連れ、まぶたがゆっくりゆっくりと塞がっていった。

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