《男子高校生5人が本気で彼を作ろうと努力してみる!》14話 パロディしたかっただけ

Hちゃんを皆様方は覚えているでしょうか?

俺は勿論覚えています。

っていうか俺は彼をしたみたいです。

「おい、いつにも増して顔がキモいぞ」

Aが俺に喋りかけてきた。

わざわざいつにも増してというのは酷い。

それにキモいというのが前提にされているとは。

「悪かったな。いつにも増して」

「あ、わりぃーわりぃー」

Aはへへへと笑いながら言った。

「あ、そう思えばよ。お前に連絡きた? 子から」

ふっ、これだから甘ちゃんは困るぜ。

一応、俺はHちゃんと連絡を取っている中だ。

まだ返事は帰ってきてないけど。

「おい、どうしたんだ? 目をうるうるさせてよ」

「いや別になんもねぇーよ」

まだ返事は帰ってきてないけどね。

大事なことなので二回思いました。

「あ、そう思えばな。俺さ……」

やめて! Aのリア充特殊スキルでHちゃんからの返信がAだけにあってたら、闇のゲーム(合コン)で喋ってたNの神が燃え盡きちゃう!

お願い! 死なないで! N!

アンタがここで倒れたら、BやC達との約束はどうなるの! ライフはまだ殘ってる! ここで耐えれば彼ができるだから! 次回 『N 死す』

合コンスタンバイ!

「実はな、俺……赤ちゃんができたんだ」

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