《男子高校生5人が本気で彼を作ろうと努力してみる!》15話 急會議
「お前ら、會議を始める!」
晝休み急會議を開くことになった。
その理由はAの弾発言が始まりだ。
「おう……話は聞いたぜ。A……お前さ、やっちまったんだな」
「正直今回はA。お前のせいじゃねぇーよ。しょうがねぇ。神様の仕業だな」
「ふっ、馬鹿馬鹿しい。神の仕業? 笑わせるな。B。ならば、答えてみよ。どうやって、SEXをせずに赤ちゃんが生まれるのだ? 証明してみろ!」
うぜぇー。眼鏡わざわざ上にあげんな。
「いいだろう。眼鏡、お前のその薄汚い眼鏡と一緒に証明してやるよ」
「ば、馬鹿な!? 俺の眼鏡が薄汚いだと!? お前の眼は節か? あ、すまんな。お前の頭が節だったな。すまんすまん」
「くっそぉー。この野郎!」
意外とBは気が早い。
「あ、思い出したんだった。僕ね、N。合コンの時に僕の橫に座ってた……巨……あ、えぇっーと」
お前、今完全に巨お姉さんと言おうとしたよな!
おい、したよな! D!
もしかしてお前のDは貞のDかよ!
まぁ、俺もいえないけどさ。
「Fちゃんとで、デートに行くことになったんだ!」
「で、デート!?」
「そうだよ! N! 僕、巨にゅ……えぇーっとの子と二人で初めてデートに行くんだ!」
おいおい、めちゃくちゃ嬉しそうだな。
「へぇ〜それは良かったな。D」
「そうか。Dもデートをすることになったか……」
「Aみたいに赤ちゃんを作らないようにするよ。しっかり、ゴムつけるし!」
「ん? なんかさ、お前ら勘違いしてないか?」
「おい……勘違いってなんだよ?」
「いや、あのさ……すげぇぇー言い辛いんだけど姉貴が赤ちゃんできたってさ」
「お、お前! 姉貴を犯したのかよ! 近親相ワッショイかよ!」
「いやいやちげぇーよ。姉貴と姉貴の旦那さんの間にだよ!」
「あ、そういうことだったの……」
「うん……そういうことだったんだ。何かすまんな。俺等、勘違いしてた」
気まずいムードが漂う中、Dだけは1人ニコニコしているのであった。
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書籍版4巻は、2022年7月8日発売です! イラストはかぼちゃ先生に擔當していただいております。 活動報告でキャラクターデザインを公開していますので、ぜひ、見てみてください! コミック版は「ヤングエースUP」さまで連載中です! 作畫は姫乃タカ先生が擔當してくださっています。 2021.03.01:書籍化に合わせてタイトルを変更しました。 舊タイトル「弱者と呼ばれて帝國を追放されたら、マジックアイテム作り放題の「創造錬金術師(オーバーアルケミスト)」に覚醒しました -魔王のお抱え錬金術師として、領土を文明大國に進化させます-」 帝國に住む少年トール・リーガスは、公爵である父の手によって魔王領へと追放される。 理由は、彼が使えるのが「錬金術」だけで、戦闘用のスキルを一切持っていないからだった。 彼の住む帝國は軍事大國で、戦闘スキルを持たない者は差別されていた。 だから帝國は彼を、魔王領への人質・いけにえにすることにしたのだ。 しかし魔王領に入った瞬間、トールの「錬金術」スキルは超覚醒する。 「光・闇・地・水・火・風」……あらゆる屬性を操ることができる、究極の「創造錬金術(オーバー・アルケミー)」というスキルになったのだ。 「創造錬金術」は寫真や説明を読んだだけで、そのアイテムをコピーすることができるのだ。 そうしてエルフ少女や魔王の信頼を得て、魔王領のおかかえ錬金術師となったトールだったが── 「あれ? なんだこの本……異世界の勇者が持ち込んだ『通販カタログ』?」 ──異世界の本を手に入れてしまったことで、文明的アイテムも作れるようになる。 さらにそれが思いもよらない超絶性能を発揮して……? これは追放された少年が、帝國と勇者を超えて、魔王領を文明大國に変えていく物語。 ・カクヨムにも投稿しています。
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