にヲタクという誇りを掲げて》第1節/のヲタクという誇りを隠して

僕の名前は小田オダ 久太キュウタ。どこにでもいる高校りたての一般人イッパンピーポーだ。

強いて他の人達ピーポーと違うところがあるとすれば、それは二次元ニューワールドに魅られていることだろう。

あれは小學5年生の頃だったか。僕は友人に勧められて見たバトルモノのアニメをきっかけにアニメにどっぷりとハマっていった。

世間的に非難される対象であるオタクという人種がいかに素晴らしい、崇高な存在であるかということを僕は小5にして悟ったのだ。

「よっ、小田。今日久々に『アニとも』行かね?」

僕の覇道の人生を振り返ってきているところで話をかけてきたのは、この僕にアニメを勧めた男、貴ミキ 博臣ヒロオミだった。

因みに『アニとも』というのはアニメのグッズやラノベ、同人誌などを販売する、全國各地にある我らがオアシスだ。

僕とこいつは自分達の本來の種族を隠して生活をしている。

何故なら中學の時

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「え〜っ、ミキくんってオタクなの〜? マジありえない、ヲタクってパソコンとかスマホの畫面の前で平面のの子見てぐへぐへ笑ってるだけしか脳のないあたまのおかしい人達のことだよね?」

「まじか、久太、お前オタクだったのか。ごめんもう俺お前に付き合えないわ」

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今までにこの崇高な考え方を理解出來た人間が一握りもいなかったからだ。

そんな過去を振り返りながら僕はミキと2人でアニともへと向かう。

そこに待っている運命を変える出會いの気配に気付くことなく.....

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