神は思った。人類の7割をアホにして、楽しく見守ろうと 第1章
  薄暗い部屋の中、綺麗にの抜けた顎髭を蓄え、純白の羽にを包み、玉座に腰を掛けている者がいる。神である。
 神は、近くにある丸機に肘を置き、頬杖をつきながら左手で持っている淡い水の水晶で下界の様子を見て思う。
 「  何故、人々は爭いをやめないのか。何故、先代の神々が人々に知恵を與えたとゆうのに話し合いで解決させず、暴力で解決させようとするのか、全く悩ましい事ばかりだ。」
 神がそんな事を呟いていると、奧からコツコツとヒールの音と共にの聲が聞こえてきた。
 「神様、それが人間とゆう生きなのです。思考や考え方など、人それぞれ違うから爭いが起こるのです。故に、暴力は人を恐怖で支配する手段ですかね?」
 
  奧からヒールの音を響かせながら現れたは、書のエイラである。黒髪ロングでストレート。眼鏡をかけており、如何にも書とゆうじだ。
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 「その通りだ。人間は、1人が怖いのだ。だから、同じ考えを持つの者と手を組むが、考えの違う者には暴力や権力で排除したり、従わせたりするのだ。」
 「まったく、人間とゆう生きは愚かですね。」 
エイラはやれやれといった表をしてる。
  そんな最中、エイラはなにか思いついたようで、ニヤリと笑うと冗談じりに神様にこう言った。
 「故に人類皆アホの子なら、爭いは起こらないかもしれませんねw」
      
     「「……」」
     
        沈黙が2人を襲う。
    
 『もしかして、なにか気にる事でも言ってしまったのでは!?まぁ、言ってしまった記憶しかないのですが…』
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そんな事を思いつつ、恐る恐る神様の顔を覗いて見ると、そこには今迄見た事のない、険しい表をしてる神がいた。
    
 機の上に両肘を置き、口の前で指を差させている。その姿は、まるで  碇  ゲ○ドウである。
 エイラはとっさに『い、碇  ゲン○ウが降臨なさった!』と、しょーもない事を考えていると突然
      バンッ!!
 っと、機を叩く音が玉座の間に響き渡る。
 突然の音に焦るエイラ。瞬時に神様いる方を見ると、そこには目をキラキラと輝かせている神様の姿があった。そして次の瞬間、とんでもない事を神様は口走った。
 「人類みんなアホの子にしちゃえばいんじゃね?」
     
 「…………はぁ!?」
  エイラ、思考停止
   「あっ…すみません。神様、そんな事してーー」
  エイラが、全てを話し終える前に神が、更に喋り始めた。
 「そしたらしは爭いが無くなって、平和になるんじゃね?そしたら、しは落ち著いて人々を見守る事が出來るじゃん!このアイデア、ヤバくねww?  マジ凄くねww?  そんじゃーあ、早速神の力で人類皆アホの子にーー」
 流石にエイラが止めにる。今迄の聡明な神様は一どこに?そんな事今はスルーだ。
      
「神様!?、そんなことしまったら人類のこれ以上の発展はめず、衰退の一途をたどるだけですよ?神様はその様なこと、おみですか?」
エイラは、し荒立て気味に言った。
        そのせいだろうか….
  神はちょと拗ね気味だ。神は、言い訳をする子供の様にねちっこーく言った。
 「いや...だってさぁ、神はしでも平和な世界をんでるわけであって、別にふざけてないんだよ?  ふざけた訳じゃないのに、全否定?みたいな事言われちゃってさぁ。なーんか…悲しいなぁーと思って」
  
 エイラが弁解しようとしたものの、時既に遅し。神はいつの間にか玉座の間の隅に移しており、育座をしている。更に、床に指を置きくねくねとなにか書いている。
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   「さてさて始まりました、エイラの脳番組!早速ですが、今回の神様の拗ね方、解説のエイーラさん。どの様に思いますか。」
     「そうですねー、今回の拗ね方はテンプレ道理と言ったじですね。部屋の隅、育座り、床に文字を書く。拗ねの三大要素をしっかり活用していますねー。今回のは中々の高得點を、狙えるのではないでしょうかー」
   「解説のエイーラさん、有難う座います。そして皆さんお待ちかね。いよいよ、得點の発表です ︎」
 ジャガジャガジャガジャガジャジャン!
 「95點、100點、75點」
   
 「おぉっと ︎100點來ました ︎」
     「來ましたねー」
   「100點の要因はどの様な點からですか?エラインさん。」
     「そうだね、拗ねの三大要素をしっかり活用出來ているとゆう點が大きいですが、何より神様が拗ねるとゆう行為自が一番ポイントが高いと思いますね。普段聡明で落ち著いている人が拗ねる。そこに一種の萌え要素があるのではないかと思いますね。」
    「る程、こういった行に母本能を擽られるもいそうですね。その様な見解にも一理ありますが、その一方、エーライさんは何故75點とゆう點數なんですか?」
 「えーとですね、確かに拗ねの三大要素をしっかり活用してると思うんですよー。その點に関しては何も問題有りません。てすが、拗ねているのが男とゆうのが一番のマイナスポイントなんですよー。仮にこれがなら100點通り越してら120點いっちゃいますよー!」
   「確かに、には男とは違う良さが有りますからね。そうゆうことならこの點數も妥當ですね。95點のエラットさんの意見を聞きながら、議論をしたいところ  で・   す・   が・  !!本日の脳番組は主人の事により、ここで終了させて頂きます。この番組は、司會の エイラと解説のエイーラでお送りしました。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 エイラの脳番組終了
 
 エイラは、小さな溜め息を吐いた後、神のところまで行った。そして、神の隣で腰を下ろし、優しい聲で言った。
 「神様、私は全否定などはしておりませんよ。ただ、全人類をアホの子にするのではなく、何割か減らした方がいいのではないかと、思っただけです。」
 
 エイラがニコッと微笑む。
 すると神が「ほんと?」聞いてくる
 エイラは「えぇ、本當ですよ」と返す。
  神に何時もの表がもどり、エイラは一安心する。
 その景は、まるで親と子の様だ。
 
 いつも通りの神に戻ると、スッと立ち上がるりエイラに問いかけた。
 「エイラよ、アホの子の割合を減らすと言ったが、どのくらい減らそうと思っているのだ?」
 『良かった。いつもの神様に戻っているようです。』
 エイラは、心の中で安心する。
 「はい。私は、アホの子5割、普通の子5割が理想の値だと思います。人類が発展する為に、さほど影響が出ないかと思われます。」        
 「る程…」
          
 この返答に、神は顎に手をつきなんとも言えない表をしている。その間「いや…でも…」などと獨り言を呟いている。神はひとしきり悩んだあと、閉じていた口を開いた。
      「余は…アホの子7割、普通の子3割がよいと思う。確かに、人類の発展は低下すると思う。だが、爭いで無関係の人間が無意味に沢山死ぬよりはよっぽどいいと思う。」
        神は、拳を強く握っている。
 々と思うところがあるのだろう。
        エイラは、神の仕草を観て、悲憤しているのだとじた。
  エイラは神の意見に、神と同様に悩んだ後、こう言った。
      
 「神様の仰有る事は一理あると思います。ですか、やはり7割はし多いと思います。なのでこのようにするのはどうでしょう?5割はアホの子で、殘り2割の子はアホの子と多く関わる人生とゆうのは、如何ですか?」
     「とゆう事は、その2割の子はアホの子であって、アホの子では無い存在…中立的立場とゆう事で良いんだな?」
      「えぇ、その通りです。故に、アホの子とより多く関わる事で、言葉を使いより相手に分かりやすく、そして明確に意識を伝える力が普通の子よりもにつくと思います。」
     「確かにその通りだ。アホの子は話しを理解するのし時間が掛かる。故に話し手は相手により分かりやすく説明をするようになる。」
     「はい。その結果、暴力での解決はなくなり、言葉による平和的解決に繋がると思います。」
   「わかった、エイラの案に賛だ。
だが、アホの子と普通の子に差が生じるのは避けたい、故にアホの子は普通の子よりも、才能をし多く持たせてやりたいと思う。それでいいか?」
     「えぇ、そちらの方が世界の均衡は、保たれるでしょ。」
         
 2人は顔を見合わせ頷く。互いに意見は一致した様だ。 
        
 神はそれを確認すると、玉座の前にある地球儀まで足を運んだ。それは直徑2m程の
大きさがあり、薄汚れた銅をしている。
 神は、地球儀の前に立つと眼を瞑り全の力を抜いていく。そして、集中力を高めるかのように深呼吸をした。
  すると、薄汚れた地球儀が輝き始めた。
        それはとてもしく、まるで朝焼けのように輝いている。
        神は一気に息を吸い、地球儀に向かて唱え始めた。
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 「以下の事を神の名によって命ずる。
第1項、人類7割を見アホの子、3割を普通の子とする。
 第2項、アホの子の2割は、アホの子であってアホの子でない者とし、知は普通の子と同じとする。
 第3項、2割の者の人生においてアホの子と関わる機會や、変な事に巻き込まれる機會を普通の子より多くする。
 第4項、殘り5割のアホの子には、普通の子よりも才能に溢れた子とする。
第5項、これら以上の項目を神の盟約とする。」
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 神が唱え終わると、地球儀は輝きはしずつ消え元のにに戻っていく。
  
    「これで、世界が良い方向に向いてくれればばいいのだが…」
     「 大丈夫です。神様の思いは必ず屆きます。」
     「そうだな……ふぅ…すまない
久し振りに力を使った故、し疲れた。奧で休ませてもらう。」
      「分かりました。ゆっくり休み下さい。」
          
 神は、玉座の間から去っていった
     エイラは玉座の間から去る神を見送るのであった。
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