《神は思った。人類の7割をアホにして、楽しく見守ろうと》俺は思った。らぬに祟りなしと
 俺、工藤  蓮は8時15分頃に學校に到著した。俺のクラスは2年B組。席は、窓側寄りの真ん中で前から3列目。流石に主人公席は獲得できなかったようだ。
「おはよう蓮ちゃん。蓮ちゃんがギリギリに來るなんて珍しいわね!!」
そう元気よく挨拶してきたの1年生からのクラスメート、津々井つついヒカリだ。相変わらず今日も髪のがあちらこちらツンツンと跳ねている。
「まあな。朝から々あったんだよ」
「々ってなによ」
「々は々だ」
「ふぅーんそうなんだ…………あっ、ごめんね察してあげられなくて。あれだったんだよね。朝から下著著替えたり、親にバレないように下著洗ったり、お風呂で念りに洗ったり、大変だったね。そりゃーこんな時間にも何るよ」
さも、納得したように、うんうんと頷く津々井。変な誤解をうむ前に訂正しておかなければ。
「まてまて、普通に違うから」
「えっ!?○したんじゃないの?だから、こんなに遅いんじゃないの?……あっそっか、蓮は毎日右手と仲良く遊んでるから夢○するわけでないか。ごめんごめん。」
「''ごめん''の意味がわからないんだけど。そもそもさぁ、何で一々、津々井に言わなくちゃいけないけ?別に言わなくてもいいだろ」
「いいじゃない別に〜私と蓮の仲でしょ?さっさと言わないと……蓮が夢○したってクラスに言いふらすわよ?わかったら無駄な抵抗をやめ、全て自白しなさい!」
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そう言うと探偵のように俺に人差し指を向ける
流石にそれはマズイ。新學年早々、○したなんて噂が広まったら……ボッチ、デコっぱげ、夢○野郎。要らぬオプションが俺をついてまわる。それだけは避けたい。
「しょうがないな。先に言っとくけど、この事は他言無用。絶対誰にも言うなよ」
津々井はうんうんと頷く。本當かどうか心配になるが、どっちにせよ逃れかれそうにないので言うしかなさそうだ
「學校にくる時の事なんだけど、俺がいつも使ってる道で人とぶつかったんだよ。で、その人ーー『キーン  コーン  カーン  コーン』」
絶妙なタイミングでチャイムが鳴る。空気の読めるチャイムだ。ナイス
「ほら、チャイムが鳴ったぞ。とりあえず席に座れ」
「えー、今いいとこじゃん。話しの続き聞きたーい」
「また後で聞かせてやるから」
「本當?絶対だからね!」
「あぁ、本當本當」
津々井は納得したようで颯爽と自分の席へと走って行った。
「はぁー」
津々井から解放され、ため息がれる。教室に來て初めてリラックスすることができた。だがそんな時間は、ため息と共に一瞬で消える。
「朝から々あったのね。れーん君」
俺は全に悪寒が走り、聲の主へと目を向ける。そこには朝見た可い姫カット子がいた。
俺は揺する気持ちを抑え、毅然とした態度で接する
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「そうなんだよ。朝からお腹壊しちゃってさぁ。多分だけど、昨日食べた賞味期限切れのプリンが原因だと思うだよね。まったく、朝からついてないよ。あははははー」
「へえー、そうだったんですかー  朝から男のを鷲摑みにして大変でしたねー」
「……人の話聞いてた?」
「えっ?聞いてたわよ?プリンでしょ?プリン」
「なんか怪しい。俺の言った事を復唱してみてよ。『俺は、昨日食べたプリンでお腹を壊しました』はい、どうぞ」
「しょうがないわね。『俺は朝、男のプリンを鷲摑みにして、○たちました』全くの子になんて卑猥な事を言わせるのかしら。これで満足ですか?この変態」
「違げーよ!そんな事一言も言ってないし、お前が勝手に言ったんじゃん!てか、その話しから離れろよ」
「あっ、すみません間違えました」
「ですよねー」
「朝から○の後処理が大変でした。ごめんね間違えて」
ダメだ。この人話しの通じないタイプの人種だ。
「あのさぁ、さっきから思ってってたんだけど、俺で遊んでるだろ?」
「えぇ勿論、楽しいですもの。今日は朝から幸せです!!」
クソッ。なんて可い笑顔だ。こんな格じゃなきゃ今頃惚れてるだろ。
『ピン・ポン・パン・ポーン』
『これから始業式を始めます。生徒の皆さんは育館に移してください。繰り返し連絡しますーーーー』
「……だそうだ。俺たちも行くぞ」
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「いやよ。なんで変態と一緒に行ないといけないのよ」
「チッ」
「フフッ、冗談よ。私達も行きましょ」
「……………」
朝からヤバいヤツに絡まれた。アイツは完全に朝の出來事を見ている。その上で俺をいじってる。
アイツの手の中に俺の學校生活がかかっていると言っても過言ではない。そのため、アイツをどう口止め出來るするか。これが今後の學校生活を平凡に過ごす為のカギになる。早急に策を練らなければ……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
式中、俺はアイツをどうやって口止めするかを考えており、校長の話など一切耳にってこない。アイツもアイツで、チラチラと俺の方を見ては笑っている。全くやかましい。
式が終わり教室へ戻る途中、また面倒なヤツが現れた。そいつの名前は相原《あいはら》  孝介《こうすけ》。マッシュヘアーで今時丸メガネをかけていいる。キャラに思われがちだが、むしろうるさい程だ。そして、津々井と同じく1年からの知り合いだ。
「おいおい、蓮よ。新學年早々あんな可い彼ができるとは、式中もずっと見つめあっちゃて。羨ましいなぁちくしょう!」
「んなわけねーだろ。あれが彼に見えたならお前の目はケツだ」
「なーに俺のコンプレックスをちゃっかりディスってんだよ。いくら俺の目がケツみたいだからって、言って良い事と悪い事があるだろう!!あー悲しい。なんだか涙が出てきた」
そう言うと、涙を拭うフリをして自分で眼鏡を外す。そしてさりげなく、自分の目がケツである事をアピールし自ネタを披する。蓮もその糸を知ってか、乗っかるように相原をディスる。
「うるせっ。そんな事よりお前、なんでケツから涙出てんだ?世の中には不思議な事があるもんだな」
「なんだよ、そんなにあの人が彼と言われたのが嫌だったのか!だからって八つ當たりはやめろー!!」
「うるせ、ケツ」
「いやぁぁぁぁあ」
相原がクリティカルダメージをくらい斷末魔が廊下に響き渡る。自分でアピールしといて、俺が悪者みたいになっている。これからは、眼鏡を外しても放置しよう。
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教室にたどり著き、席に著いたとしても落ち著く暇ははい。何故なら隣には、足を組みながら頬杖をつき、何か含んだような笑みを浮かべる王と、朝の続きを聞きにきた津々井がいるからだ。
「蓮ちゃーん。朝の話しの続き教えてー」
「學校が終わってからでいいか?俺は今それどころではないのだ」
「いーまーがーいーいー!!」
「じゃあ、私が教えて上げます」
割ってって來たのはもちろんヤツだ。
「なになに!?まさか君、蓮ちゃんのを知っているのかい!?」
「えぇ、それは勿論。なにせ、ずっと見ていましたから」
「えっ、本當?でもその報、タダで教えてもらえる?………わけないんでしょ?」
「それは勿論。でもそんな難しい事ではありません。報酬はただ1つ………この報の拡散をみます」
「渉立ですね!!」
「ですね!!」
2人は熱く手を握りしめている。
それだけは看板してほしい。なぜ當事者である俺に話を通さず2人で話を進める。この2人が手を組めば、ある事ない事クラス中に拡散され、そこから全校生徒に拡散………考えたくもない。拡散される前に、早急な対処を
「おい、津々井。學校帰り、もっと落ち著いた場所話さないか。俺がおごってやる」
食べで釣る。津々井ならホイホイかかるだろう。だが、そんなことさせないとアイツが津々井に悪いれ知恵をする。
「津々井さん。このいに乗ってはいけません。よく考えて下さい。今、蓮君は''落ち著いた場所''と言いました。この辺で"靜か''で落ち著いた場所と言えば、學校の裏山にある?」
「ラ○ホテル?」
「その通りです。それに続き蓮君はなんて言いました?」
「俺がおごってやる?」
「惜しいです。正解はこれ、
『俺がおごって・ヤル』です。イントネーションが微妙に違います。
『おごって』はそのまま意味で、俺がホテル代を出すとゆうこと。そして極め付けがこれ、『ヤル』です。これが1番解読が難しい。なにせ、この『ヤル』の前に『おごって』と言う言葉があります。一般的に考えれば、『おごってあげる』と捉えるのが普通です。しかし、今回は『靜かで落ち著いた場所』などの怪しいキーワードがちらほら見え隠れしています。このことから、この『やる』はヤル方の『ヤル』です。これらのキーワードを文として正したく配列すると、次のようになります。
『おい、津々井。學校帰り、ホテルに寄ってヤラないか?俺がホテル代を出してやるから』
と言う見事な隠語完したとゆう事です。津々井さんは危なく、での語り合いをするとこだったんですよ。私が居なかったらどうなっていたか。危ない危ない」
「やめろぉぉぉぉぉお!!
俺が言いたかったのは『喫茶店で、お茶でもしながら話さないか。俺がご馳走するから』とゆう意味であって、斷じてそんな不純な事は考えていない!津々井、このからは絶対に聞くな。いいな」
「……あっ………はい………とゆう訳でこのの話しはなしで」
「どうなっても………知りませんよ?」
「コラッ!!」
「フフッ、冗談ですよ」
津々井がいろんな意味で引いているのがわかる。あぁ、視線が辛い。今にもストレスでハゲ散らかりそうだ。
そんな時、救世主が……
「皆さん、ホームルームを始めます。席に著いて下さい」
……現れる予定だった。
「まず自己紹介から。今年からこの學校に赴任した、小野寺  薫です。クラス発表の際に紙に書かれている名前だけ見て、と勘違いした人もいるかと思いますが、男です。これで『かおる』と読みます。『かおり』でわないので、よろしくお願いします」
教室にり教壇の上で自己紹介したのは、朝、裏道でぶつかった、丸帯たの男だった。俺は唖然する。まさか先生だったとは。しかも、俺の擔任。気まずいにもほどがあるだろ。今のところ、俺の存在には気づいていないようだが時間の問題だ。
そんな俺の気を知らないアイツが、追い打ちをかけるように話しかけてくる。
「蓮君、蓮君。なんだかアニメみたいですね!曲がり角でぶつかった男。それはなんと貴方と同じ學校。しかも教師。それはまるで運命の赤い糸。今ここに生徒と教師、斷のが始まる………これをBL漫畫として売り出せば儲かりますよ!」
ニッコニコしながらな俺に商売話を持ちかける。誰がそんな公開処刑みたいなマネするか。
「それでは、これからみんなに自己紹介してもらいます。自分の好きな事を話して下さい。それでは出席番號1番  相原  孝介君お願いします」
「はい。相原  孝介です!丸眼鏡をかけていますが、全然キャラじゃないんで、どんどん話しかけてください!むしろ話しかけに行くんで、よろしくお願いします!」
「ありがとうございます。次は2番のーー」
1人、また1人と自己紹介を終え、自分の番がだんだんと近づいてくる。なんだこの待ち時間は。なんで自己紹介ごときで、こんなに張しなきゃいけないんだ。出席番號がまるでカウントダウンのように刻一刻と迫ってくる。
「では次、出席番號9番……工藤 …… 蓮君」
「はい。く、工藤  蓮です。よろしくお願いします」
「………はい、ありがとうございます。次はーー」
クラスが騒めく「えっ、それだけ」とか「コミュ障かよ」などが聴こえてくる。俺の気も知らないで々言っちゃて。
そしてまた、ヤツがチャチャをれてくる。
「どうでした、どうでした。運命の再會は?ドキドキしました?『あっ、あの時の!』とか言わなくてよかったんですか?今更ですけど、學園系ラブストーリーのテンプレとして、言っておいた方がいんじゃないですか?」
「うるせーな。言わねーし、お前に関係ないだろ」
「あら、私は蚊帳の外ですか。あの現場の目撃者なのに」
「お前は見ていただけで、當事者ではないだろ。俺・ら・の問題に口出すな」
「あら、俺・ら・だなんて。もう彼氏ずらですか。焼けますね」
「あー、お前の相手疲れた。てか、そろそろお前の番だぞ」
「次は、23番。小早川  優さん、お願いします」
「はい」
小早川が立つと俺とは違う意味で教室が騒めく。本當に見た目だけは良いんだな。見た目だけは。
「私の名前は小早川 優です。よろしくお願いします」
俺とほぼ同じ文量なのに何も言われない。やはり顔がいいからか?
『可いが正義』
世の中理不盡だ。
「これで全員の自己紹介が終わりました。皆さん、これから仲良くしましょう。今日はこれで終わりです。明日は遅刻などしないように」
よし、ようやく終わった。見つからないうちにさっさと帰ろう。
「工藤君、し時間いいかな?」
「はい……」
即効でバレた。小早川が笑うのをこらえてるのが見える。最悪だ。
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足音だけが廊下が響き渡り、沈黙が続く。
「ここの教室で待っていて下さい」
沈黙を破ったの先生の聲だ。突然の聲に焦りつつも、言う通りに空き教室にった。そこには機2つが対面するように配置されており、まるで面談のようだ。
數分後、空き教室の扉がガラガラと音を立て開いた。そして先生は俺の前の椅子に靜かに座った。
「では工藤君、単刀直に聞きます。朝、學校に來る道中、私とぶつかりましたね?」
「……………」
なんて言えば正解だ。ぶつかってすみません?をんですみません?○たってすみません?○たたせてすみません?謝ることしかなく、なんて言えばいいのかわからない。
「別に怒っているわけではありません。ただ単に私とぶつかったかどうかを聞いているのです。工藤君は普通に答えればいいのです」
「……………俺は先生とぶつかりました」
あぁ、どうなるんだ俺。怒らないとは言ったけど……もしやあれか『あれが始めてだったんだから、責任とってよね」ってきなやつか。いゃ〜ないない、有り得ないけど、勘弁してほしい。そもそも俺も始めてだったから、おあいこってことには……なるわけないか。
「と言う訳です、教頭先生。私は工藤君とぶつかり、彼の看板をしていたため遅れました」
そうい言い終えると、空き教室の扉が開き、教頭先生が現れた。どうやらで俺たちの話を聞いていたらしい。
「工藤君だったね。小野寺先生の話に偽りはないかね?」
「……はい、ありません」
「わかりました。小野寺先生、今回は大目に見ますが、次連絡なし遅刻するような事があれば……分かっていますね?」
「はい」
教頭先生は話しを終えると教室から出ていた。
小野寺先生によると、教頭先生は時間にうるさく、遅刻を許さないらしい。遅刻する際は學校に連絡し、連絡した場合のみ5回までは遅刻しても大丈夫らしい。
そして今日、小野寺先生は俺とぶつかった事により、連絡する暇もなく學校に到著。教頭先生に理由を言っても聞いてもらえず、「そんなに言うなら証拠を出せ」と言われてしまったそうだ。
そしてホームルーム。俺をこのクラスの生徒だと知り、今にいたるわけだ。
「工藤君、すまなかった。看病してないのにしたと、噓をついて」
「いえ、そのくらい大丈夫ですよ。ところで……無斷で遅刻したらどうなるんですか?」
「給料が減る」
「それは……キツイですね」
俺の事はどう思っているかは別として、これで教頭先生と小野寺先生の件はひと段落ついた。良かった、良かった。
でも……朝の事を話さなくて良かったのか?
先生は''気にしなで''と、言っていたが、あれだけで終わりとゆうの良くない気がする。
「どう、解決するか……難しいなぁー」
俺は獨り言をボソッと呟き、この空き教室を後にした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「蓮ちゃん、意外と早く終わったね!で、どうだったの?初めては」
「どうもこうも、なんもなかったよ」
「えーウッソだー。だって優ちゃん言ってたよ。『男2人で空き教室にったら、そこは新しい世界へのり口です』って」
「また、アイツか」
「はい、また私です。」
後ろから現れたの小早川だ。
「で、どうでしたか?2人きりの時間はお・楽・し・み・出來ましたか?まぁ、蓮君のことです、自分の言いたいことは、口でしっかりイ・ッ・た・でしょう」
「おい、その言葉に悪意をじるのだが」
「フフッ、なんのことだか。私にはさっぱ
りわかりません」
とてもわざとらしい。はっきり言ってくれた方がどれほどツッコミが楽か。
「ねぇねぇ蓮ちゃん。早く行こうよー。早く蓮ちゃんの、聴きたい、知りたい、喋りたい!!」
「おい、最後の"喋りたい"ってなんだ?この事は他言無用って言ったよな?」
「蓮ちゃん目が怖いよ……冗談だから落ち著いて……ねぇ?」
「はぁ、もういいから、さっさと行くぞ」
「うん!!」
はぁー、新學年早々ヤバいヤツに目をつけられた。これからの學校生活のことなんて考えたくもない。そんな重い足取りの中、落ち著いた喫・茶・店・に足を向けた
「ねーぇー、まだ著かないの?○ブホテル」「おいおい、津々井まで、そうゆうノリをするわけ?これから行く場所は喫茶店だから、そんな場所いかねーから」
「……………かーらーの?」
「なんだよ、そのウザい返しは。喫茶店だよ、喫茶店」
「かーらーの?」
「喫茶店だって言ってるだろ」
「かーらーの?」
「本気で連れ込むぞ」
「やっぱり私のが目的だったのねッ!!  もう好きなだけメチャクチャにすればいいじゃない!!ーー痛った!!なんでデコピンするの!?ハッ……まさかのDV!?」
「ちげーよ。ほら、著いたぞ。さっさとれ。好きなのおごってやるから」
「やったー!!ケーキ、ケーキ。何食べようかなぁ〜」
津々井が単純で助かった。
るんるんとスキップをしながら店にり、空いている席へと座った。これで準備は整った。後は朝起きた事を話せば拡散は阻止されるはず。
席に座った俺たちは、約束通り朝起きたことをありのままに話した。これで納得してもらえたらありがたい。意外にも津々井は真面目に俺の話を聞いてくれた。どっかの誰かさんとは大違いだ。
これで津々井の方は大丈夫だろう。でも、まだまだ問題は山積みだ。先生が俺のことをどう思っているか。隣の王をどう扱うか。これからの事を考えるだけでハゲそうだ。
はぁーどうなるんだ………俺の學校生活!?
優等生だった子爵令嬢は、戀を知りたい。~六人目の子供ができたので離縁します~(書籍化&コミカライズ)
子爵令嬢のセレスティーヌは、勉強が大好きだった。クラスの令嬢達と戀やお灑落についておしゃべりするよりも、數學の難しい問題を解いている方が好きだった。クラスでは本ばかり読んでいて成績が良く、真面目で優等生。そんなセレスティーヌに、突然人生の転機が訪れる。家庭の事情で、社交界きってのプレイボーイであるブランシェット公爵家の嫡男と結婚する事になってしまったのだ。嫁いですぐに子育てが始まり、最初の十年は大変だった事しか覚えていない。十六歳で公爵家に嫁いで二十年、五人の子供達を育てブランシェット家の後継ぎも無事に決まる。これで育児に一區切りつき、これからは自分の時間を持てると思っていた矢先に事件が起こる――――。六人目の子供が出來たのだ……。セレスティーヌが育てた子供達は、夫の愛人が産んだ子供。これ以上の子育てなんて無理だと思い、セレスティーヌは離縁を決意する。離縁してから始まる、セレスティーヌの新しい人生。戀を知らない令嬢が、知らないうちに戀に落ち戸惑いながらも前に進んでいく····そんなお話。 ◆書籍化&コミカライズが決定しました。 ◆マッグガーデンノベルズ様にて書籍化 ◆イラストは、いちかわはる先生です。 ◆9人のキャラデザを、活動報告にて公開
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