《神は思った。人類の7割をアホにして、楽しく見守ろうと》私は思った。お酒は人を変えるのだと

………なぜこうなった

目が覚めると、そこには男合わせて3人が無造作に倒れている。

私はガンガンと痛む頭を働かせ何が起こったかを思い出す。

しかし何も思い出せない。そもそもここはどこだろう。何故こんな所にいるのだろう。記憶を辿るには報がなすぎる。

私は怠いを無理くり起こし、辺りを見渡す。

辺りを見渡すと、椅子やロングテーブルなど、ありとあらゆる家全てが、白と金の塗裝で統一されている。そして真っ白な壁にはいくつもの油絵が飾られている。このことから、この家の主はかなりの富豪である事が推測出來る。

そういえば………神様に………

いつもの様に日程調整や書類整理などの雑務をしてる際、神様が何か企んでそうな顔をしながら書室にやって來た

「神様?どうかなさいましたか?」

「いや、特に用事がある訳ではないのだが……し時間ができてな、し話でもしないか?」

なんか怪しい、が………

「もちろん、いいですよ」

そしてたわい無い話しを5分ほどしていると、神様が言いにくそうに、かつ口ごもりながらある事を聞いてきた

「あの……し言いにくいのだが、主もそろそろ20歳後半だろ。結婚をする予定などはないのか?」

「突然ですね、別に構いませんが。今のところ、そのような予定はありません。そもそもそういった殿方もおりません」

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「そうか………じゃあ、結婚願はあるのか?」

「そうですね、良いお相手に出會えれば是非してみたいものです」

「そうか、ならば…………」

神様はポケットからチケットのようなものを取り出し、機の上にバンっと置いた

「これに行くといい。人數で食事をする催しだそうだ。まぁ、俗に言う合コンと言うやつだ。そこでいい相手をみつけるといるといい」

「お気遣いありがとうございます。ところで日付は?」

「今日」

「今日………今日!?神様、私は何も準備しておりませんし、まだまだ仕事も山積みです。こんな狀態で參加しては皆様に迷になり兼ねません」

「まあまあ、皆エイラが日頃から頑張っているのも知っておる。たまには息抜きするのも大事だろ」

「ですが………」

「これは神からの命令だ。たまには仕事の事を忘れて楽しんでくればよい」

「……わかりました」

「それで良い、後の事はワシらに任せなされ」

「はい!ありがとうございます」

神様のご好意によって仕事を早めに上がらせてもらった私は、早急に支度を済ませ會場へと足を運んだ。

會場であるレストランには既に全員集まっており、どうやら私が最後らしい。

「遅れてすみません。仕事が長引いてしまったもので」

「いえ、構いませんよ。私たちもし前に來たところなので。では、全員集まったことですし始めましょうか」

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らかい聲で話しかけてきたのは、エイラと近い年齢であろう男。センター分けで、眼鏡をかけており、紺のスーツがよく似合ってる。

「じゃあ、トップバッターは俺からいこっかな。チャース、俺の名前はチャライン、年齢は26歳。よろしく!」

あれだ、名はを表すとは彼みたいな人の事を言うのだろう。髪のはワックスでガッチガチに固め、上下白いスーツに黒のワイシャツを著こなしている。そして極め付けはポケットには1本の赤いバラが刺さっている。チャラ男と言うよりホストに近い

私を含め陣2人は、そんな彼をジト目で見ている。服裝、喋り方などで評価した結果、彼の第一印象は満場一致で

『『チャライン、チャラ!!』』

である。

そんなチャラインは2人の視線を気にも止めず、更に喋りだす。

「俺、チャラ男とか思われがちだけど、マジで純だから、そこんとこ勘違いしないでね〜」

『『いや、それ言ってる時點で既にチャラ男だよ!!』』

「じゃ、じゃあ、次は私が話そうかな」

チャラインはまだ話したそうにしているが、陣の雰囲気や視線を読み取った紺スーツの男が自己紹介を始めた。

「私の名前はヘニスです。年齢は28歳で、金融會社に勤めています。実はあまりと話すのが得意では無いので、しでも話せるようになればと思い參加させて頂きました。不純な機ではありますが、よろしくお願いします」

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チャラインの自己紹介の後からだろうか、ものすごくいい人に見える。仮にチャラインの後じゃなかったとしても、ける印象はそう変わらないだろ。

そんなヘニスは、よく見ると顔が整っており、イケメンの部類にはいるだろう。もう1人のは彼を見る目がチャラインとは違う。狙っているのだろうか。

「それでは、私たち男陣は終わりましたので、の方々、自己紹介お願いします」

ヘニスにが話し終えると同時に勢いよく立ち上がったのはもう1人の

「えっと〜私の名前はヒッチで〜す。年齢は〜24歳で〜す。付嬢をしていまま〜す。好きなタイプは……ヘニスさんみたいな〜年上の男です。キャッ!!言っちゃった、恥ずかしい♡ちなみに、苦手なタイプはチャラインです。よろしくお願いします♡ヘニスさん!!」

このヒッチと言う人は多重人格なのだろうか。ヘニスさんの事を話している時は、やたら瞬きし、顔の前で指を差しており、聲も高めだった。

それに対し、チャラインの名前を出した時は、腕組みをしながら彼を見下ろし聲のトーンも低かった。しかも、名指しで苦手なタイプを言う格の悪さ。これは苦手なタイプというより嫌いな人と言った方が正しいのではないだろうか。やはりというのは恐ろしい。私もそのの1人だけど。

「それじゃ最後に貴、お願いします」

「は、はい。私の名前はエイラです。年は27歳で、書をしています。よろしくお願いします」

「へー、書をしてるんですね。書ってどんなことしてるんですか?大変ってよ聞くのですが……」

ヘニスが書という職に興味をもったらしく、興味心に質問してきた。

別に質問されるのは嫌じゃないし、私が答えられる範囲ならどんな質問にも返答したい。

しかし、隣のヒッチさんからの視線が怖い。『私が狙ってるんだから邪魔しないでよ!』って言う目をしている。

ここはさりげなくヒッチさんを自然に話しに混ざれるように……

「結構大変ですよ。でも私は、付嬢の方が大変なイメージがありますけど、どうなんですか?ヒッチさん」

「あっ、えっと……付嬢も中々大変で、今日もーー」

とりあえず自然に會話に溶け込混ぜることが出來た。ヒッチからの視線が外され気持ちが楽になった。あとは場の空気を読んで私自、相槌を打っていれば大丈夫だろう。落ち著いた事だし、しお酒でも飲もうかな……

お酒を飲み始めた頃のことは覚えてる。でもそこからがイマイチ思え出せない。

私は更なる報を集めるため、さっきより熱心にあたりを見渡す。するとある事に気がつく。無造作に並んでると思われた3人はよく見ると縦に綺麗に並んでいる事に気がつく。

「………あっ………」

皆それぞれお酒を飲み、程よく酔いが回り始めた頃。チャラインがある提案をしてきた。

「んじゃ、二次會は俺んちに來なよ!!俺んちさぁー、親がちょとした有名人だから家広いんだよねぇー。味しいワインとかウィスキーもあるから行こうぜ。なぁ?」

「はい?誰があんたみたいなチャラおの家に行くーー」

ヒッチが最後まで言い終える前に、ヘニスがしテンション高めで話にってきた

「へぇー、そうなんですか。どんなワインがあるから気になるなぁ」

ヘニスはお酒などに興味があるらしく、聲がワントーン高くなった

「ですよねぇ〜私もぉ〜気になりますぅ〜」

そして見事な手のひら返し。ヘニスがいればどこでもいいらしい。

「決定〜!!エイラちゃんも來るしょ?」

「………はい」

「オーケー。じゃあ車呼ぶね〜」

私は朦朧とする意識の中、車に乗るところまでは覚えており、そこからの記憶が無い。車の中で寢てしまったのだろうか。次に目が覚めると、既にチャライン宅の敷地にいた。

「ようこそ。我が屋敷へ。さぁさぁ、みんなこっちこっち。遠慮なんていらないからさぁ、適當にくつろいじゃって!」

そして案されたのが、白と金で統一されたこの部屋。

ヘニスとヒッチは部屋の裝にとても驚いており、「すごいなぁー」や「チャラおのくせに…」なんて聲が聞こえてくる。

私は神様の書を務めているため、こういった場所に慣れているため、そこまで驚かなかったのを覚えている。

「それじゃぁ〜、二次會始めま〜す。乾杯!!」

「「「乾杯!!」」」

チャラインの掛け聲と共に二次會が始まり、ワイングラスに注がれたワインをみんな一斉に口へと運んだ

「………ふぅ〜、味しい。このワインの銘柄名は?」

チャラインさんは待ってましたと言わんばかり、得意げにヘニスに瓶を渡した。

そしてチャラインから渡された銘柄を見て、ヘニスは驚愕する、

「『チチマ・ジデッカ』!?こんな高級ワイン……開けて良かったのかよ」

それはもう、普段使っている丁寧な言葉使いじゃなくなるほどに。

そんなヘニスとは対極にチャラインの方は何も気にしていない様子。

「いーのいーの。気にしなくて。俺さぁー、そもそもワインとかあんまり飲まないんだぜ。以外だろ?」

チャラインは軽い冗談をえながらも、真剣な眼差しで話を続けた。

「酒ってさぁ、みんなで話しながら飲むのが楽しいのであって、1人で飲んでいてもなんも楽しく無いんだよ。だから俺はこうゆう客がきた時くらいしか飲まないし、客と楽しむ為に良いのを開けるだよ」

「チャライン君………」

その表は初めて顔を合わせたへらへらした顔とは違い、し悲しそうだった。

さっきまで、チャラインを軽蔑していたヒッチですら、彼を見る目は変わっている

「チャライン君、今夜はワイワイ楽しく飲もうじゃないか!!私はお酒に強いから覚悟しておくといいぞ」

「俺だって、中々強いぜ。これはどっちが先に潰れるか勝負だな」

「のぞむところだよ!!」

男の友が芽生え陣は蚊帳の外。合コンってこんなじだったけ?男の出會いを求める場では…………いや、別にいいか。気が合うもの同士で盛り上がるのも。

ヒッチもなんとなく場の空気を察し、2人の會話にらず、私の方へやってきた。

「男って、ああいうちょっとしたことで仲良くなりますよねー、せっかくいい人が見つかったと思ったのになぁ〜殘念」

そういい終えると、グラスに殘っていたワインを一気に飲みほした。

「ぷふぁ〜、こうなったら私たちもとことん飲みましょ!!」

そして今度は、ワインより度數の強いウィスキーを炭酸割りにし、ハイボールを作り始めた。自分の分と私の分、2つ。そして作り終えると、私の前に差し出してきた

『あれー私は作ってなんて頼んでないのになぁー』と、思い困していると、低めの聲で

「私の作った酒が飲めないって言うの?」

ヒッチさん怖いです。そんな目で見つめないでください。尿意が襲ってきそうなのに追い打ちをかけないでください。答えは自ずと決まってくる。

「喜んで頂戴します」

「んじゃ、乾杯ー!!」

「か、乾杯ー」

ここ來て二度目の乾杯。ハイボールを一気に飲む。

しかし4分の1ほど飲んだ時、違和に気づく。がヒリヒリし、がカッと熱くなるのをじたからだ。

私はハイボールと言う名のほぼストレートを飲んでしまったらしい。

これを全て飲み干してしまっては倒れてしまう。そう思った私はヒッチの方へ目を向ける。だがヒッチは既にハイボールグラスの半分まで飲んでいた。

「ヒッチさん、これほぼストレートですよ!!もう飲むのやめて下さい!!」

「あれ〜わたしぃ〜分量、間違えちゃったぁ〜〜てへ☆」

『完全に酔っている。取り敢えず水を水を飲ませないと』

私は水のペットボトルのある方へ向かう為、椅子から立ち上がった。しかし目が回り、足がおぼつかない。なんだか息も荒くなっている気がする

私は荒くなった息を落ち著かせる為、一旦椅子座った。

椅子に座り、2、3分経った頃だろう。急にテンションが上がり、誰でもいいから絡みたくなり、男陣2人のある方へ千鳥足で歩いていった。

「へいへい、お2人さんや。なぁーに2人だけで盛り上がっちゃたり、しちゃったりしてんの。それともあれ、新しい世界の扉開いて一般人からホモに生まれ変わるの?『一般人発ホモ行きの快速列車まもなく発車』ってか?あははははは」

「エイラちゃん!?どうしたの急に、てか酒くさ、大丈夫かよ」

「チャラインさん、きっとあれ飲んだからですよ」

ヘニスの指差す方向には、ヒッチ作、ハイボールと名のほぼストレートがそこにあった。

「どれどれ……」

チャラインはおもむろにヒッチ作を口へと運ぶ

「うわッ、なんだこれ!?ほぼストレートじゃねーか」

エイラ2號完

「ほんとですか?ゴクッ……………これはキツイですね」

エイラ3號完

「ヒッチさんこれ半分くらい飲んでますよ。ヒッチさん!大丈夫ですか?」

「だーいじょーぶですよー、はあはははは。なんだかわたしぃ〜いますごくテンション上がってるんですよぉ〜、あははははは」

「こいつら大丈夫かよ」

「取り敢えず水を飲ませておきましょう」

5分後  

結構皆、アルコールが周り會場はカオス極まりない狀態になっている。そしてこのカオスな狀況を作り出しているのは、何を隠そうこの私エイラである。

私は誰彼構わず絡みまくっていたからだ

「私は、いい仲間に出會えて本當に良かった!!最高!!私はちょー嬉しい。私にはこんないい人たちもったいなよ、ウェェェエエェェエンーー」

ヘニスが泣居ているところ行き

「ヘニス、うるさぁーい!!一々泣くな、男だろ!それともヘニスのぺ○スは飾りもんなのかぁ?」

「そんなわけあるかぁーい!!から燦然と2つのゴールデンボールが輝いてとるわい!!その証拠に私の剣と共にお見せしましょう!!」

そう言うと、スラックスをずりずりと降ろし始め、私は空かさず

「汚ねぇーもん見せんじゃねぇー!!」

「あっ、あぁぉぁぁ…………………」

ヘニスのぺ○スめがけてドロップキック。

間を押さえながら踠き、そのまま気絶

ヘニスをダウンさせ

次は

「エイラしゃん、エイラしゃん。見てくだしゃいよーこれ。瓶を叩いたらカン、カンって音が鳴るんだよぉ〜。メッチャ面白くない?あはははは」

「はああああ、確かに面白いなぁー………って、そんなの當たり前やないかぁーい!!《ベシ!!》」

私はヒッチに軽いノリツッコミをした、つもりが力加減が上手く出來ずヒッチの後頭部を強打。ヒッチは叩かれた勢い、そのままテーブルに顔面を強打。

ヒッチ、ダウン

「エイラちゃん俺の自慢話聞いてくれよ。俺さぁー神校生こうこうせいの時にさぁー、神界3區の大會で1位になった事があってさぁー、メッチャ足速いんだぜ!」

と言ってロングテーブルの周りを走り出した。それはもう凄い勢いで

私はその景を見て、なぜか無に転ばせたくなった私は、転ばないだろうと思いつつも彼が通るであろうコースに足をヒョイっと出してみた。

そしたらなんと綺麗に宙を舞い、見事なずっこけぶりを披してくれた。私は笑いが止まらなくなった

「がはぁぁぁぁぁ、こんなあっさりこけるとか、チャラインじゃなくてチョロインだな!がはぁぁぁぁぁ」

そんな彼は、なにが起こったか判らず周りをキョロキョロしている。それがまた面白い。

そして一通り辺りを見渡すとそのまま寢てしまった。

チャライン、ダウン

私は次に絡む相手を求め、歩き始めるが誰も居ない事に気がつく。

「チャライン起きろーー、ヒッチも、ぺ○スも…………誰も起きない。こうなったら悪戯してやる!」

私はヒッチを椅子から降ろし、床に大の字に寢かせた後、を広げM字開腳させ、その下にチャラインを真っ直ぐに寢かせ、その下にチャライン同様、ヘニスも真っ直ぐにを寢かせる。

「作品名『外○し』。こんな姿で朝起きたら恥ずかしくて、みんなの顔が真っ赤になってる姿が目に浮かぶよ、はああああ」

※上記の人紹介參照

やった本人にしか分からないような悪戯に満足したエイラは

「……つまんない。寢る」

と言い、床に寢そべりそのまま寢た。

全てを思い出したエイラは頭を抱えながら床になだれ落ちた。

『なにが、「みんなの顔後真っ赤になってる姿が目に浮かぶよ。あははははは」だ。1番真っ赤になってんのは自分自だよ、馬鹿野郎。恥ずかし過ぎて、今なら軽く10回は死ねる」

みんなに合わせる顔が無いと絶し、せめて打開策はないかと、回らない頭を働かせる事數分

「………なにも思いつかない………よし、ここから逃げよう」

履いていたヒールをぎ、音でみんなが起きないように足になり、差し足でこの場を後にした。

チャライン宅から出ると外はまだ暗く、薄ぼんやりと明るくなっているだけだった。

私は塀に寄りかかりながらなんとか、車通りの多い道までたどり著くことが出來、タクシーが通りかかるのを待っていた。

この時間帯は酔っ払立てる人が多くて大変なんだよな。絡まれたりするし、酔ってない人がいいな

そんな事をぼやいていると、こっちを見て手を挙げるの姿が見える。

見るからに酔ってないようだし、今日はついてるな

タクシードライバーはの前でタクシーを止め、後部座席のドアを開けた。

「どちらまで?」

「神界1區まで、お願いします」

「わかりました。それにしてもあ珍しいね、こんな朝方にお姉さんが乗るなんて」

「そーですね」

「……………」

笑っ○い○ともじゃないんだから、もうちょっと他の返答があっても……まぁ、こういうお客さんもいるよね。無視するよりは全然いいか……話しかけられるの好きじゃないのかもしれないし、早朝だし疲れてるのかも、このままでいいか。

がシーンっと靜まり返る中、沈黙を破ったのは、素っ気ない返事をしたお客さんだった

「お酒って………怖いですね」

急に話しかけられ、一瞬真っ白になった頭が思いついた答えが

「…………………そーですね」

さてさて、エイラはいい人を見つける事が出來たのか

ワクワクしながら玉座に座っていると、奧の部屋からヒールの音と共にエイラが現れた

「エイラよ、昨日の食事會どう………大丈夫?」

エイラは顔が悪く、背筋がいつもならびているのに、今日はし貓背気味になっている。

「大丈夫ではありますが、神的にきてまして……」

エイラは昨日の起きた事を話してくれた

「という事がありまして……」

「それは……なんと言えばいいのやら」

「フフ、所詮私は人に絡みまくって下ネタを言いまくる変態ですよ。勵ましてもらわなくて大丈夫ですよ、ウフ、ウフフフ」

「まぁ、そう落ち込むでない。誰にだってそういう過ちもある。この失敗をくり返さないようにする方が大切だと思わないか?」

「神さま………そうですね、今後このような事がないように心掛けます」

「ふむ」

そしてエイラはいつものよう仕事に取り掛かった。その姿はさっき見た貓背ではなく、いつもの背筋がびたエイラだった

『取り敢えず、エイラには酒を飲ませて過ぎなければ………』

神はそう心に誓うのであった

    人が読んでいる<神は思った。人類の7割をアホにして、楽しく見守ろうと>
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