《僕の日常生活は終わってる。》大量の荷そして大掃除
「なんだって?」
守はよく狀況が全くと言っていいほど飲み込めてないらしい。
それは突然大量の荷が明日屆くと告げられたからだ。
「だからー、明日アメリカから私の荷が屆くのー」
と、ルナがもう一度言う。
「いや、なんでルナの荷が屆くのかがわからないんだけど…」
守がしだけイラついた口調で言う。
するとルナが申し訳なさそうに
「昨日、パパの書から電話があって、しだけここに滯在って言ってたけどここにしばらく來れないからその代わりにっていうことで荷を送ってくれたの。」
「おいおい。」
しだけ小さな聲で突っ込む守。もうあきらめるしかなかった。
なぜならルナのパパというのは守の両親が働いている會社の社長だ。しかもそこはアメリカにある。もしここで斷ってしまったら守の両親がどうなるかわからない。
だから守は仕方なく承諾するしかなかった。
一方、お風呂にってる日菜は今日あった出來事を振り返っていた。
「ルナさんと遊園地楽しかったなー、守とだったらあそこまで楽しくはないよね。」
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口から思っていたことがこぼれてしまう。なぜ守と楽しく過ごせないのかというと、守は高校生、日菜は小學生である。
昔から仲良しだが話しがかみ合わないことがしばしばある。さらに守は思春期なので日菜以外の子を見るとすぐに顔が赤くなってしまう。
だから話の合うの子のルナがいると日菜も安心するのである。守はルナが來てから今までの日常が崩されてきたのでし嫌がっていたが、日菜は違っていた。
日菜は普通の日常が嫌いであり、楽しい日常が好きだ。だからルナが來てから退屈だった日常がしずつ変化してきたので、とてもルナのことを好んでいる。
「さ、明日はどんな楽しみが待ってるんだろう。」
そういって日菜は風呂から出た。
守はルナの荷がくることを言うために日菜の部屋に訪れた。
そして部屋のドアを開けた先に広がっていた景は…何と日菜が著替えていた。しかも全で。日菜のはしふくらみがあった。直している守にが飛んでくる。
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「ぶへ!」
守に荷が當たる。
「守、出てけ!」
そんな怒らなくても…と守は思っただろうが仕方ない。の子の部屋にノックもせずにってくるのである。しかも全で著替えてる途中に。
「何の用?」
日菜は怒っている。
「明日、ルナの大量の荷が屆くから日菜に整理手伝ってほしいと思って…」
守が申し訳なさそうに聲を小さくして言う。
すると日菜は今までの不機嫌な様子はなくなり、急にいつもの日菜に戻った。
「そうなの⁉てことはルナさんしばらくここにいるってことだよね。うれしい。」
「あ、ああ。」
こんなにも喜んでいる日菜を久しぶりに守は見たので何も言えない。やはりルナには人を楽しくさせる才能があるのか、と守は思ったがその考えはすぐに脳から消えた。
(そういえば、ルナが來てからろくなことないんだよね…)
時刻は夜の11時。守はお風呂にっていた。すると急にドアが開いた。
「守、一緒に風呂ろう!」
なんとってきたのはルナだった。もちろん全である。守は目をそらすことしかできない。なぜなら守は思春期でのなどまじかで見たことはないからだ。
「ルナ、なにしてんだよ!」
守がとても顔を赤くしながら言う。
「だって、寢るの遅くなるの嫌だし。」
ルナにはなぜ守が恥ずかしがっているのかがわからない。ルナにとってはアメリカにいたころを見られてきたので(お風呂にるときは)なんとも思ってない。
「そういう問題じゃなくて!」
ルナに何を言っても無駄だということはわかっているが、守もそれなりにきつく言う。
「だって、守と今日のこと話たかったんだもん。」
ルナは落ち込んでいる様子だ。そのことをじたのか守は慌てて聲をかける。
「わかった。今日だけだぞ。」
「え!いいの?」
ルナはとても喜んでいる様子だ。
そうして守とルナは一緒にお風呂にることになった。
ここで守は思い切ってなんで家出してきたのか聞くことにした。
「ルナ、なんで家出なんかしてきたんだ?」
「うーん、まあ生活がつまらなかったからかな。」
軽く言うルナに唖然とする守。それだけで家出したのと思っていたら、違っていた。
「あと、パパが厳しくて、私こう見えても一応は績よかったから、いい學校いけって毎日勉強だったの。」
そうか、そのルナの言葉を聞いて納得してしまった。ルナが明るい格なのは昔につらい過去があったから。つらい過去は振り返らずに今を楽しく生きる、それがルナの
生活だと守は思った。
「ごめんな、ルナこんなこと聞いて。」
「うん、大丈夫。お世話になってるのこっちだし。」
そこで守が風呂から出ようとするとなんとルナが抱き著いてきた。
「待って、本當は違う目的で來たの。」
(む、が…!)
守は落ち著いてられない。ルナのが思いっきり背中に當たっているからである。(そしてルナは巨である。)
そこでルナが今までに見たことのないかわいらしい(し恥ずかしがってるようにも見える。)顔をして
「私、守のことが好き!」
「え?」
守は驚いた様子だった。なぜなら守は今まで告白されたこともないし、から好かれたこともない。
続けてルナが言う。
「私は守といると落ち著くの、誰に対しても親切で怒りっぽいけど一番私のことを理解してくれてる。」
「え…でも!ぼ、僕には好きな…」
守は平然とことができない。
「あ、返事は今度でいいからね。いつでも待ってるよー」
そういってルナは風呂から出て行った。
次の日の朝、
(守、私を食・べ・て♥好きなの。)
ルナがルナらしくない言葉を言っている。
周りを見渡すと日和ちゃんがいる。
(原野君、私も食・べ・て。)
そうしたら日菜の聲が聞こえてくる
「…る、ま…る、守、起きて!」
「わ‼ゆ、夢か…」
守が慌てて目も覚ます。呆れた顔で日菜が視線を守の下半のほうに行く。
「全く、どんな夢見てんだか…、昨日ルナさんに告られたから変な夢でも見た?」
「なぜ、知ってるんだ日菜⁉」
驚いた顔で守が言う。昨日日菜は風呂で守達がうるさかったので先に寢ていた日菜が目を覚ましてしまったらしい。そこでルナが守に告白するのを聞いてしまったらしい。
「ルナさんにきちんと自分の気持ちは伝えなよ。まだ迷ってるって。」
日菜にはなんでもわかるらしい。
「わかった。」
「そろそろ、大掃除の準備始めなきゃ。」
そうして、地獄の大掃除が始まることになるのである。
そうしたら、ルナが飛び出してきた。
「おっはよー!守、日菜。」
「「おはよう」」
一緒のタイミングで言う。ルナはいつも明るくて元気にさせてくれるまるで太のような存在だ。守はこの時からルナの子ことを気になっていたに違いない。
一時間後ピンポーンとチャイムが鳴った。ルナの荷が屆くのだ。
守達がどのようなものなのか見に行くと大きい段ボール十個ほどであった。
守達が業者から荷をけ取り、急いで空き部屋に荷を運んだ。時間があっという間に過ぎてしまう可能があるのであまりゆっくりとは片づけてはいられない。
日菜がルナに聞く。
「ルナさん本當は自分の部屋がほしいの?」
ルナはこっくりとうなずく。
「ごめんね、言おうとは思ってたけど二人には迷はあまりかけられないと思って。」
「大丈夫だよ。ルナさん困ったことがあったら何でも言って、私たちは家族同然なんだから、じゃ、これから大掃除の始まりー‼」
まずはルナが小學生時代の荷からかたずけていく。教科書は段ボールの中にれて、文房は必要なものだけ取り出す。
それから中學生のもの、ガラクタなどを片づけていく。そして三時間後
「疲れたー、」
守がため息をつく。ルナの荷が予想以上にあったからだ。
まだ一つの段ボールが殘っている。
開けてみると中はかわいい人形がたくさんっていた。
「わー、懐かしい!」
ルナが目を輝かせて言う。
「こっちの人形もよく遊んだっけ。あ!これも!」
ルナはよほど懐かしかったのかとても楽しんでいる。しかし守達があることに気づいたころには遅かった。
一時間後
「余計にこの部屋散らかってない?」
日菜が疲れている口調で言う。
散らかっているのはルナの人形だ。これもこれも、と言っているうちに人形をとっては床に置いてという作業を繰り返していたせいで片づけた時よりも散らかっているじ
がした。
しかし、その後日菜が久しぶりに本気を出し、三十分程度で片付いた。
「ふー、終わった。」
とても満足げに日菜は言う。そしてルナの部屋が出來上がった。
その夜、
「守ー‼一緒に寢よう!」
「なんでだよ!お前には別の部屋があるだろ!」
ベッドがないから守の部屋に來たらしい。
そして仕方なく寢ることにした。
守の日常生活はどこまで崩れればいいのか、まだまだしHな日常は続く。
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