《僕の日常生活は終わってる。》日和の悩み
「原野君、私に何を言おうとしたのかな…」
こうつぶやくのは守が中學の時から好きである永田日和である。
つい先日守はルナと出會う直前日和に告白しようとしていた。しかし、ルナとぶつかりそれどころではなくなったのだが。
日和は先日守が言おうとした言葉が気になり部活、勉強ともに集中できなくなっている。ちなみに日和は學年の中でも特に頭がいい。だが守の績は普通くらいである。
なぜこんなにも守のことを意識してしまうのかというと日和が中學の時にさかのぼる。
中學の時に守の友達が先輩(不良)に絡まれていた時のことである。
そこで偶然近くにいたのが日和であった。
倉をつかまれていて、金を要求されている男子生徒に何もできない日和。怖い。と日和が思った直後に不良たちが目を向けた。
「おい、何こっち見てんだよ!」
激しく怒鳴られ怖くてすらかせない日和。そこでちょうど近くを通りかかったのが守であった。
「おい、その子を離せよ!お前たちがしてるのはただの脅しだぞ。そこまでして金がほしいのなら働け!」
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正論を言う守に何も言い返せない不良たち、けっ!と言い捨てその場を去っていった。
「ありがとう。危ないところを助けてもらって。」
お禮を言う日和、すると守は優しく微笑み
「俺はお禮を言われるようなことはしてないよ。ただ正しいと思うことをしただけだよ。」
日和はその日から守のことを気にするようになった。休み時間、守は植に水をやったり、友達に宿題を教えてあげたりしていた。(中學の頃の守は績がいい)
守が日和のことを気にするのになるのはもうし先の話である。
日和は気分転換に犬の散歩に出かけることにした。
一方守はまたいつものドタバタした日常を送っていた。
「守ー、今日の服裝どう?」
原野家ではルナがブラジャーのことについて最近聞いてくるようになっていた。
「だから、いつもブラジャー姿でうろつくなって言ってるだろ!」
守がルナを叱る。しかしルナには何がいけないのかがわかっていない。守は別にルナのことが嫌いなわけではない。先日告白もされたし。しかし守は意外と恥ずかしがりや
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なので直視することができないので、その恥ずかしさがMAXに達し怒りとなっている。(照れ隠しといってもよい)
また日菜はルナのことをいつもはどこか抜けてるけど頼りになる子なので『お子様だけどまあ、いっか。』程度に考えてる。
今日は守、日菜、ルナそろっての二回目のお出かけである。どこへ行くかというと町での買いや散歩である。ルナはこの町に來てあまり外に出たことがない。そこで守と日菜
の提案で一緒に買いや散歩に行くことにしたのである。
「みんな出かける準備できた?」
日菜が守達に聞く。ルナはもう庭で待っていて出かける気満々であった。しかし守は…
「待ってくれ!もうしで終わるから。」
いつも守は著替えるのが遅い。それでいつも日菜を呆れさせている。いつもはそこで『守、遅い!』などと注意をするのだがルナが気分を害してしまうと考え今日は怒らなかった。
守達はルナに自分たちが住んでいる土田端町にどんな店があるのかなどを紹介した。
ルナが最初に興味を持ったのはゲームセンターであった。
「なにこれー,面白そう!どうやって取るの守?」
ルンが指をさしたのはウサギの可らしいぬいぐるみだった。守はルナの顔をみてし頬を赤くさせながらクレーンゲーム(一回百円)にお金をれる。
「しかたねーな。俺が取ってやるよ。」
そしてしばらくして
「とれたー!」
なんとかウサギのぬいぐるみを取ることができた。(守は三百円使った)
ルナはとても喜んでいた。
「わーい。ありがとう守。大切にするね。」
そのあと、守達はメダルゲームなどをやり満喫してゲームセンターから出て行った。
ルナは喜んでいて早く次の店に行きたいようだった。
日菜と守が珍しく並んで歩いている。
「守ってどうでもいいこと得意だよね。」
「え!別にどうでもいいことって言い方はないだろ……」
日菜がからかうようにしていって何も言い返せない守。
「守-、日菜ー、早く!」ルナが次に行きたい店が決まったのかと思い走ってルナのもとへ走っていった。
守が店のし先にいた犬に目をつける。
『あれ、あの犬どこかで見たことがあるような……』
守は気のせいかと思い店にっていった。まさか日和の犬とは知らずに。
守は店にり直した。なんとルナ達がっていたのはランジェリーショップであった。
日菜は唖然としルナはきょとんとした顔でこちらを見ている。またその店を訪れていた他の客達も『なぜここに男がいるの?』という冷たいまなざしでこちらを見つめていた。
「すみませんでした!」
守は恥ずかしくなりその場を逃げるようにして去っていった。
守は自分が何をやっているのかわからなくなっていた。そして前の人に思いっきりぶつかってしまった。
「すみません。前を見てなかったもので。」
「原野君?」
守はゆっくりと顔をあげた何とそこには日和がいたからだ。何度も言うが守は日和のことが好きである。先ほど守が見た犬はもちろん日和の犬である。
「ごめんね。原野君今暇?し一緒に歩かない?」
日和がし顔を赤くして言う。この時の守はなぜ顔を赤くしているのかわからなかった。守も恥ずかしかったからである。
急に守と日和は一緒に散歩することになった。どちらも気まずい雰囲気である。(一応両想い)
しでも雰囲気を和らげようと守がしゃべろうとする。
「今日は晴れらしいよ。」
この言葉を言った瞬間に守ははっとした。『何言ってんだ俺は今日は晴れなんて一目瞭然じゃないか‼』と心の中でんだ。日和も微妙な顔をしながらそうだね。とうなづいてくれた
そして日和はせっかく守に會ったのだから本題にりこんだ。
「あの、終業式の日原野君は私に何を言おうとしたの?」
「え?」
守は突然のことだったので困するしかなかった。日和が守の言おうとしたことをまだ覚えてくれてたからである。心の中では守はし喜んだが今大事なのはそのことではない。
どうやってごまかすかということであった。守は子の前だと恥ずかしくて何も言えない。だから『君のことが好きです!』なんて言えるはずがないし、ましてや守もこの場所では言いたくなかった。
なぜならルナたちが近くにいるからだ。日和に會って告白に功したとしても家に帰れば毎日ルナがいるのでこれからの日常生活がし気まずいものになるかもしれないそう思い守はごまかすことを考えたのであった。
噓がつくのが苦手な守はすぐに思いついたのは『來年度も永田と一緒のクラスがいいと思って』であった。それを日和に話したところ日和は守が気づかない程度に顔が赤くなった。
しかし、守も自分がなんて恥ずかしいことを子に対して言ってるのかと気づいたのか心の中で自問自答し始めた。
とにかく話を変えなければと守は思ったのか日和が飼ってる犬の話をし始めた。
「永田の飼ってる犬かわいいよな。名前なんて言ったっけ。」
「え……と、クッキーだよ。そういえばコロンちゃん元気?」
突然話を振られ揺を隠せない日和だったが、すぐに慣れ普通に話し始めたのだった。
「元気だよ。最近日菜がコロンの散歩に行ってくれてて部活も忙しいもんだからコロンも寂しいかな。」
実は守と日和は犬の散歩仲間であり、たまに散歩している時に日菜に會うので日和もある程度は原野家で飼ってる犬のことについては知っていたのであった。
「日菜ちゃんもいい子だよね。最近私のこと見かけると挨拶してくれるし。」
日菜は績優秀でスポーツ萬能だけでなく禮儀もある完璧な人なので評判がいい。なぜ日菜が日和のことを知ってるのかというと、日菜は薄々守が日和のことを好いているということに気づいておりどんな人なのか知りたくて最近犬の散歩を引きけるようになった。
すると守が疑問に思ったのか
「俺の妹が日菜だってこと知ってんの永田?」
「うん。たまに町で一緒に歩いてるの見かけるし。」
日和は子で人気もあり、子なので最近の子は何が流行ってるのか聞いてみた。
「永田、最近の子の流行りって何なんだ?そろそろ日菜の誕生日が近づいているからプレゼントしようと思って。」
「うーん……カラフルなものとか、可い小かな。」
日和は最近の子の流行りなど知らなく、でも友達がつけているものとかを知っていたのでしばらく悩んだのち答えたのだった。
「原野君優しいね。うちも姉がいるけどプレゼントなんかされたことないよ。」
褒められたのでうれしくなる守。
「あ…ありがとう。」
恥ずかしくなったのかとても聲は小さかった。
守はルナたちのところへ戻ろうとしたとき守にとっては最悪な出來事が起きた。
なんとルナたちがこちらへ來たのである。
「守何してたの帰るよ。」
日菜がし二人の邪魔をしたのかと思い小聲で言う。
「見てみて守ー、日菜にブラジャーと下著買ってもらったのー。」
買ってもらったものを見せようとするが慌てて止める守。
「見せなくてもいいだろルナ!ごめん永田またな!」
そういって日和と守は別れた。
家に帰る途中守は喜びに満ちていた。『原野君優しいね。』その言葉が心に殘りうれしくなる守。しかし日菜たちはし白い目で見ていた。
その夜家に帰った守は喜んでいた。何をしても上の空だった。
一方日和のほうも同じ気持ちでいた。
「原野君に一緒のクラスがいいねって言われちゃった。うれしー‼」
興して聲が甲高くなる日和。
日常生活が終わっていてもたまにはいい日もある。
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