《僕の日常生活は終わってる。》ルナや雪との溫泉旅行 2

ルナ達と溫泉旅行に行った日の夜。時計の針は12時をさしている。宿舎で休んでいる守はまだ頭にルナのことが浮かび寢られていなかった。

前に日菜が言ったことを思い出す。『ルナさんにはっきりと自分の気持ち伝えなよ』、実はこの時から守はルナになんて言おうか迷っていた。

その時ドアが開く音がした。また日菜か……と思うとそこにいたのはルナだった。

どうやらあのの話の途中で寢たため目が覚めてしまったらしい。

「守、ごめん起こしちゃった?」

「いや大丈夫だけど。ど、どうしたんだ、こんな遅い時間に。」

先ほどまでルナのことを考えていたので、突然のことで焦る守。

「さっき知らぬ間に寢ちゃってたから守との話しようかなって思って。」

「そ、そうか。」

さっきの話も恥ずかしいので思い出したくはなかったがルナに何を言っても無駄だということがわかってるので話をすることになった。

「まずは私からねー。私、実はお風呂が好きなんだ。」

「いや、知ってるけど……」

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何を今更という顔でルナを見た。

「え~知ってたのかー、じゃあ私守のことが好きです!」

「それも…前聞いたけど…」

再告白をけた守は平然とはしてられなかった。しかし守も話をしたいと思ってたので恥ずかしさというものはすぐになくなった。

「じゃあ、次は俺からな。俺実は勉強が苦手なんだ。でもその代わりといってはなんだけど運はわりと得意。」

「え?そうなの私は勉強は好きだけどなー、今度教えてあげよっか?」

優しく言う浴姿のルナそして甘い香りが漂い守の顔がますます赤くなってきた。

「あと、今さっきのことなんだけど……ごめんルナの気持ちには今答えられない。実は他に好きな子がいて。」

「まあ、そんなことだと思ったよ。さっきの日菜たちとの會話聞いてたしね。」

ルナは寢ていたのだが眠りが淺かったらしく、途中から守の話を聞いていたらしい。

「不思議だねー、一週間くらい前まではお互いのこと知らなかったのに好きになるなんて。」

「あ、ああ……」

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守もルナのことがし気になっていたので否定はできなかった。

「私あと一つ大事ながあります。住んでるところはアメリカだったけど出地は違います!」

「え?そうなの?」

まあ確かにそういう人もいるしな……と思いルナに『どこ出なの?』と聞くと、教えるときになったら教えると言われてしまった。

話は戻りの話になってしまった。

「守は好きな人のことどう思ってるの?」

格いいし、運も勉強もできてうらやましいというか……」

「そっかー、守はそういう人が好みなのか。私も頑張るよ。」

ルナと會話していると自然と嫌なことも忘れられる。そういう思いが守の中にはあった。

そのあとはお互いの好きな食べのことやスポーツのことなどについて話し合った。お互いの知らないことを知れたような気がすると思っていたに違いない。

ルナと守は今まで以上に楽しんでいた。

「てか眠れないね。外でも行く?」

ルナが突然口を開く。守は決して眠くなかったわけではないのだがルナとせっかくの機會なので外に行った。

この宿舎の近くは星がきれいに見える原っぱがあると知っていたのでそこに行くことにした。

守とルナは原っぱに橫になる。そして星が輝いてる空に目を向ける。しばらくは見とれていたのか二人は口を開かなかった。

しばらくして口を開いたのは守だった。

「きれいだなー、このままずっと夜が続いてくれるといいのに。」

「え?」

ルナが守の方を向き顔が赤くなる。今の守の言葉ははっきりとはしていなかったがルナと一緒にいたいという意味もも混ざっていたに違いない。

「守と明日一緒にいろんなところ回ってみたいなー。時間ある?」

「もちろんだ。俺もルナと一緒に回りたいと思ってた。」

守はルナのことが好きとかそういうのではなくこれから一緒に暮らしていくのでもっと仲良くなりたいと思ってるのでこの言葉を発した。

そのあと帰る途中に守が苦手としている雪のことについて話をすると、雪は守のことをただからかいたいなどと思い接してるとのこと。

また守をからかうと面白いからわざと怖い口調にしているらしい。また雪の特徴である丁寧語は癖だということ。などをルナが教えてくれた。(守のことが標的というのは変わってないらしい)

宿舎に戻るとルナは眠かったらしく子部屋に帰っていった。守も眠くなってきたのでそのまま寢た。

朝になると守はとてもらかいがしていた。そのまま手でってみると子のいやらしい小さい吐息が聞こえた。そこで守は目を覚ます。なんと守がっていたのはルナのだった。

守は何が何だか分からなく混している。(まだルナのには守の手がれている)

「ん…!ちょ…守、そこは…だ…め…!」

「うわ‼ごめんルナ!てかどうしてこの部屋にいるんだ⁉」

守はすぐさまルナから手を放す。

しばらくして二人の気持ちも治まったところで聞いてみたところルナは朝風呂の帰り守の部屋にり添い寢したらしい。そして今の狀況に至っている。

守はとにかくルナに謝りたい気持ちでいっぱいだった。なぜならルナには嫌われたくはなかったからだ。

「ルナごめん俺の不注意で」

「うん。大丈夫だよ。もう一度ってみる?」

「そんなわけないだろ!」

「冗談だよ~そんなむきにならなくてもいいのに。」

ルナはもちろん守をからかうために言った。ルナはし守と距離をめたようだ。

今日の朝食もバイキング席は守はルナと隣、日菜は守と向かい合っており雪と隣だ。昨日の夜に比べて自然と會話するようになっていた。

會話した容は日菜と雪のことや昨日のルナとのことだった。

日菜は雪の好きなことや好きな食べについて知ったらしい。雪は甘い食べが好みだと日菜から教えてくれた。今度雪と日菜は一緒にお菓子を作る予定だそうだ。もちろん原野家で。

そして今日はみんなと観することになった。今日はみんな何も予定を決めていないらしい。みんなで話し合った結果、この宿舎の人にどこがおすすめかを聞きそこに行くということにした。

しかし、問題は誰が聞きに行くかだ。雪と守はまず無理だった。そういうことが苦手なのだ。また日菜も初対面の気難しそうな人に関しては苦手としているらしい。

そこでルナに目線が注目された。なぜならルナはどこでも明るそうな人というイメージがついていたからだ。

「え⁉私?まあいいけど……」

このままだと何も決まらないと思った守が

「ルナお願いだ。ルナしか頼る人がいないんだ。」

と恥ずかしそうに言った。

「そこまで言うならいいけど…」

ルナもまさか守からそんな一言が來るとは思ってなかったので揺する。

そしてルナは元気よく話かけに言った。

そのあと日菜が守に話しかけに來た。

「ルナさんがいてよかったね。私だけだったら嫌でも守に行ってもらってたけど。」

また続けて昨日何かルナさんとあった?と聞いてきた。守は珍しく、はっきりと自分の気持ちを言った。と日菜に伝えた。その話を雪はひっそりとうかがっていた。

ルナが聞いてきたところこの近くで有名なところは神社と山だった。そこで雪が提案したのは神社でお參りした後山の頂上でお晝を食べないかというものだった。

すぐにみんなは賛した。

神社だが歩いて10分ほどのところにあるということなので歩いて行った。今日は晴天で散歩日和である。

そのあとルナと日菜が話し始めた。二人の高い笑い聲が耳のる。とても楽しそうだ。しかしちらっと雪のほうを見ると何も喋ってはいない、眠そうだった。

心配になり迷った末話しかけた。

「雪、なんか眠そうだな。大丈夫か?」

「標的のあなたに心配されることではありません。しかし眠いというのは本當です。しかし、よく気づきましたね。よっぽど子のことが気になりますか。」

そのあと、ふぁ~と可いあくびをしたがそれどころではない。また雪をし機嫌を悪くさせてしまったのだ。慌てて聲をかける。

「そ、そんなことは!別に雪がいつもと違かったから聲をかけただけだ…!」

「よほどあなたはお人好しなんですね。私に嫌われたくないのですか。」

神社に著くまでこのような會話が続き、地味に心に刺さる言葉をかけられ続けた。

「ふ~、意外と道あったね。それはともかく神社に著いたー!」

ルナが元気よく言う。日菜と雪も元気そうだったが、守は疲れていた。(理由は雪のせいでも道の長さもある)

まずは手を清めてからお賽銭をれてお參りするといったことをするのだが雪とルナは何をするの?という目で見ていたので守達は丁寧に教えてあげた。

ルナは守に雪は日菜に教えてもらった。

「そっか…ルナはお參り初めてなのか。」

「うん。これは何かの行事みたいなもの?」

「まあそんなじだな。」

ルナにはまず手を清めるということまたお賽銭をれるということや二禮二拍手一禮など基本的なことを教えた。

日菜も雪に同じようなことを教えたようだ。

日菜は雪と一緒に、守はルナと一緒にお願いをすることにした。

靜かな場所にお賽銭をれる音が響く

日菜と雪は丁寧に深くお辭儀をした。

ルナが守に質問する。

「お願いってどんなことすればいいのかなー。」

「まあ、自分の思ってることを言えばいいんだよ。でも言い過ぎはよくないけどな。」

ルナは守のほうを見て作をまねしていた。そのあと無事終わった。

そのあと次は山の頂上を目指した。山といっても険しいというわけではなく道も補正されてるようなところだ。

と……ルナがここで提案する。

「頂上へ行く道2つあるから、2手に別れて競爭しない?」

守はやる気ではなかったのだがルナを含める3人がやりたいというじだったので雪は日菜と守はルナとというチームに別れて競爭した。

しばらくして守はとっても疲れていた。最初はやる気だったのだが途中から道が急になり息苦しくなっていたのだった。

一方ルナはというといつもと変わらず元気で疲れた様子はなかった。

「守ー、何してるの?負けちゃうよ~」

「ごめんルナ、俺疲れた。」

なんとけないと思っていると先を行っていたルナがこちらへ戻ってくる。

「わかった。一緒に歩こう。」

「でも…いいのか?」

ルナは笑顔でうん、といい守が大事だからと言った。

しばらくして頂上が見えてきたといってもまだ遠いところでルナもし疲れてきたようだ。そして絶対起こってほしくないと思ってきたことが起きてしまった。

ルナがこけたのだ。

「きゃ!痛たー。」

ルナは足をケガしてしまった。ルナは一人で歩けるといったが守はまたケガすると危ないからといいルナを背負った。

背負った瞬間ルナのらかいが當たりドキッとしてしまったがルナと一緒に頂上を目指すことにだけ集中した。

「守の背中暖かいね。なんだか昔のことを思い出してきちゃった。」

その話を聞くとルナが小さい時の話でルナが転んだ時にルナの父が背負ってくれた時のことらしい。

しばらくして頂上に著いたが日菜たちの姿はまだ見當たらない。

そのあと町の景を眺めながら座り話していると……日菜たちが走ってきた。

「守、ルナさんごめん。」

日菜が珍しく息を切らしている。

「ごめん、私と雪さんで近くのコンビニ行ってた。」

「私からも謝らないといけません。山の頂上でお晝を食べようと企畫したのに大事なご飯を忘れるなんて。」

守達は驚いたが忘れたことに驚いたのではなくこの山を往復してきたことに驚いたのだった。

「いや、ま、まさか往復したのか?」

日菜はそうだよといった。とっくに日菜たちは頂上についていたのだ。それでご飯がないことに気づき近くのコンビニで買ってきたということらしい。

時刻は2時、観を終えた守達は土田端町へと向かっていた。行きの電車はいきいきとしていた4人だが帰りはみんな寢てしまっていた。

家について雪と別れる。

「みなさんありがとうございました。またよろしくお願いします。」

「じゃーね雪さん。また遊ぼう。」

この旅行で仲良くなった日菜がお見送りする。もちろん守とルナも。

そして疲れていたのか日菜は家に帰ったとたん寢てしまった。

その日の夜、風呂上がりのルナが守の部屋へとってくる。

「だからルナ!で出てくるなって!」

守が突っ込む。

「へへ。ごめん。今日一緒に寢ない?しだけ。」

ルナがお願いをしてきた。守は顔が赤くなっていた。

「まあ、いいけどしだけだぞ。」

部屋の燈りを消す。

「「おやすみ」」

そして守は意外と早く寢てしまった。

ルナは自分の部屋に戻っていこうとした時守のほっぺにキスをした。守のほっぺにらかいが當たる。

「おやすみ守。これは今日のお禮。」

そういって部屋に戻っていった。

ルナは守が寢てると思っていた。しかし守は起きていた。守は頬に手を當てる。

「ルナのやつ。俺のこと本気で……」

これからも守の日常は続く。

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