《こんにちは!この世界の勇者を倒しに來ました!〜『世界』を旅する転生旅行記〜》さぁ、次の世界です!

「どうもどうも〜。いやーっ頑張ってくれたねぇ!ワタル君!」

神の聲が部屋に響く。

「なんでお前が出てくるんだ?最初のタブレットの文字はどうしたんだよ。」

「今壊した世界から大量のエネルギーを手にれたからね〜。それまではかなり切羽詰まってたんだよー...ついでだから余ったエネルギーで仲良くしてるようだった魔も連れて來てあげたよー!」

元の場所に戻ってきてもハリ坊が居たのはそういう事だったのか。

「一応部屋も広くしたし、ゲージも付けたからその中で飼えば良いよー」

「餌とかはどうするんだ?」

「この『空間』自には時間は存在してないから、お腹が減るとか生理現象は起きないよー」

っなにその便利な空間!?初めて知ったわ...

「お前、結構優しかったんだな」

ハリ坊をゲージに放しながら呟くと、神は結構嬉しそうな顔をしていた。

「じゃあ!そろそろ新しい世界に行ってもらおうかな!?」

「え?今帰って來たばっかりだし、前回の余った時間なんかもあるしまだ休ませてくれよ。」

そういうと、急に神が焦り出した。

「えーっと。ワタルさん。部屋にあるタイマーをご覧ください。」

何かと思い、世界崩壊までのタイマーを確認した。

世界崩壊まで、殘り120時間。

「120時間...殘り5日しか無い!?」

あまりの衝撃に開いた口が塞がらない。

「いやー。々夢中になって世界を創造してたらエネルギー無くなっちゃってー。まぁ、あなたのためだったし、仕方ないね。仕方ないよね!?じゃあ、頑張って行ってらっしゃい!!!」

「この悪魔がっ!!!」

そうびながら、焦るように『異世界の旅人』を発させる。

徐々に霞んで行く世界の中、用に手を振るハリ坊が見えた。

必ず帰ってくる。そう決意しているうちに、いつのまにか世界が変わっていた。

...えーっと。

どんな狀況に置かれていても、取り敢えず狀況確認だ。

青い空、白い雲。なんて綺麗なんだろう。吸い込まれそうなぐらいのしさだ。

...っていうかそれしか見えない。むしろ放り出されてる。

そう、現在僕は落ちている。

した場所がかなり高いところだったのだろう。地面が遠く見えている。

改めて思う。

...このスキル本當使えないな!?

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