《こんにちは!この世界の勇者を倒しに來ました!〜『世界』を旅する転生旅行記〜》さぁ、前途多難です!!
みるみる地面が近くなって行く。
ついさっき帰ってくると決意した心が早々に打ち砕かれそうだ。涙が出るね...
とにかく落ちるまでの時間をばすため、を広げ、服を破き最大限まで空気抵抗を高めておこう
次に降りる場所見つけないと...
地面を確認すると街と海、砂漠と火山が見える。
まず街と火山は當然ダメだ。次に海だけど、昔見た本に飛行機から海へ落ちると確実に死亡するとか書いてあった気がする。最後に砂漠だけれど、行けそうな気がするが砂漠に落ちて怪我をした狀態でなにができようか...すぐに死にそうなので卻下だ。
なんだか。どこに落ちようが、結局はその後の治療の速さのような気がするな...そうなると街が一番良い気がして來た。
よし。あえて街に降りよう!!最早、迷ってる暇もない!!
慣れないながらもなんとか重心をずらし、街の上空に到著した。あとは出來る限り速度を落とすだけだ!!
徐々に街の様子が鮮明に見えてきた。
商店街にガタイの良い男がいたのでその人に向かって落ちて行くとしよう!!
どうか助けておくれ!!!
今日の俺は運が良い。レアなモンスターに出くわしたり、ガールフレンドと婚約を取り付けた。それもこれも、お天道様からの贈りってやつかもな。
 そう思い空を見上げた。
...?なんか落ちて來たな。水か?
その後も水は落ちてきて、気になったのでしばらく上を見ていると、ものすごい速度で泣きながら落ちてくる上半の男を確認した。
「だずげでくだざい!!!」
男がんでいる。
これもお天道様からの贈りか...?
とにかく助けなくちゃな!!
強化の魔法を自と男にかけ、落ちてきた男をガッチリとけ止める。
命は助かったようだが、気を失っているようだ。取り敢えず教會へ連れて行くとしよう。
ふと目を冷ますとベットの中だった。
周りには、神々しいの像やステンドグラスがあった...きっと教會だろう。
狀況を確認すると、気が抜けたのかふと笑い出してしまった。
生きているのって楽しいと。そう思えた。
この宗教にれるぐらいの深い謝を神像に捧げていると、ひとりの男がって來た。先程助けてくれた男のようだった。
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