《こんにちは!この世界の勇者を倒しに來ました!〜『世界』を旅する転生旅行記〜》さあ、作戦開始です!!
僕より先に勇者がゴブリンの群れに飛び込んでいった。
補正が外れてもやはり勇者。ゴブリンが花火みたいに弾け飛ぶ。
ていうか、本當に補正外れてるのかと疑いたくなるほどのパワーだ。
勇者のおかげでかなりの數のゴブリンを倒してはいるのだが、全く數が減っているようには見えない。空に浮いている天使の使徒とやらに目をやると、そんな事しても無駄だと言わんばかりにあざ笑ってヘラヘラしている。
やっぱりさっきからあの空に浮いてるやつを倒さないと...!
「勇者さん!このままじゃ埒があきません。先にあいつから倒しましょう!」
「しかしどうやって攻撃するつもりだ!?俺らには飛び道や魔法攻撃なんて灑落たもんはないぞ!?」
「大丈夫です。そこら中に弾はあるのでバンバン飛ばしてください!」
「は!?...ああ、る程な!任せとけ!」
そう言うと、勇者はおもむろにゴブリンの頭を持って投げた。
「うわぁ!?ぶつかる!?」
かなり焦っている!!これで撃ち落とせばこっちのもんだ!!
「なーんてね!そんなの想定してない訳がないだろう!?甘いのさっ!!」
天使の使徒はそう言うと、勇者が投げたゴブリンを叩き落とした。
くそっ!攻撃できても効果無しか!
だとしたらもう、僕たちに勝ち目は無いんじゃないだろうか...
いや、諦めちゃいけない!何か方法があるはずだ!
自分達の自力じゃ勝てないのなら、とにかく今は使えるものを知るんだ。
僕はゴブリンを倒しつつ勇者さんと背中合わせになり、話しかけた。
「勇者さん。何か使えそうなを持ってますか?」
「ああ、探索用のナイフやロープなんかは腰に下げているぞ。」
ナイフも嬉しいが、ロープもあるのか!
し考えて1つの作戦を思いついた。いける!いけるかもしれない!!
「勇者さん!そのままゴブリンを倒しながら天使の使徒に投げつけてください!」
「しかし、効いているようには見えなかったぞ?」
「それでいいんです!いや、むしろそれが重要なんです!後は...」
作戦を勇者に説明する。
「...わかったぜ!そっちもヘマするんじゃ無いぞ!?」
さあ、作戦開始だ。
- 連載中81 章
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8 166 - 連載中177 章
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俺は、元プログラマ・・・違うな。社內の便利屋。火消し部隊を率いていた。 とあるシステムのデスマの最中に、SIer の不正が発覚。 火消しに奔走する日々。俺はどうやらシステムのカットオーバの日を見ることができなかったようだ。 転生先は、魔物も存在する、剣と魔法の世界。 魔法がをプログラムのように作り込むことができる。俺は、異世界でもプログラムを作ることができる! --- こんな生涯をプログラマとして過ごした男が転生した世界が、魔法を”プログラム”する世界。 彼は、プログラムの知識を利用して、魔法を編み上げていく。 注)第七話+幕間2話は、現実世界の話で転生前です。IT業界の事が書かれています。 実際にあった話ではありません。”絶対”に違います。知り合いのIT業界の人に聞いたりしないでください。 第八話からが、一般的な転生ものになっています。テンプレ通りです。 注)作者が楽しむ為に書いています。 誤字脫字が多いです。誤字脫字は、見つけ次第直していきますが、更新はまとめてになります。 【改】となっているのは、小説家になろうで投稿した物を修正してアップしていくためです。第一章の終わりまでは殆ど同じになります。
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