《うちの姉ちゃんはこわい》夕食の相談

おれは小學生にして、スマホを持たせてもらっている。

母さんは家にいないことも多いから、姉ちゃんたちと連絡を取りやすくするためだ。

部屋でマンガを読んでいると、不意にスマホが鳴った。メッセージが屆いたらしい。

見ると、家族のグループチャット(両親いないバージョンのグループ)でのやり取りだった。

茉『お母さん、今日遠征だから、私たちで外食してもいいって』

茉『何食べたい?』

外食かぁ。久しぶりだなぁ。しかも姉ちゃんたちと。

すると、早速だれかの返信。

桜『ならなんでもいい』

柚『じゃあ魚にしましょう』

桜『話聞いてねぇのかお前』

柚『魚ですがなにか(挑発するスタンプ)』

桜『(怒ってるスタンプ)』

二人とも、仲がいいんだか悪いんだか。

『魚ととどっちもあるところにしたら?』

桜『斷固拒否』

なんでだよ……。

茉『ハルちゃんは何がいい?』

『ラーメン』

桜『まさかの第三勢力w』

桜『でもあたしはラーメンでもいい』

意外にも、サリ姉がおれに同調してくれた。

柚『私は回らないお壽司がいい』

茉『ふざけんな♪』

柚『ごめんなさい』

『ユリ姉はお壽司以外だと何がいいの?』

柚『サラダバイキング』

桜『雑草でも食ってろw』

『ユリ姉をいじめるな』

桜『あ?(怒ってるスタンプ)』

『何でもないです』

ごめん、ユリ姉。守れなかった。

茉『で、結局どうするの?』

茉『このままだとそれぞれ買ってきて食べることになるわよ』

『あのさ、ファミレスでよくない?』

桜『よくない』

柚『よくない』

茉『じゃあもう、じゃんけんで決めて』

すると、ユリ姉とサリ姉がおれの部屋にってきた。

って、みんないるなら直接話せよ!

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