《目覚めると何故か異世界に!》第21話 バルド砦攻略戦(前編2)
「準備は良いかな?」
いや、そんなこと言われてもな...どうしても聞きたいことがある
「なあ、聞いてもいいか?」
「うん?どうかした?」
いや、だってこの狀況おかしくないか...?
「どうして...どうして、騎士団の全員が見に來てるんだよ!?」
おかしくない!?騎士団全員が見に來るって!どんだけ注目されてんの!?
「すまない、皆シュウの事が気になっているんだよ我慢してくれ」
いやいや、こてんぱんにされたらかっこ悪いじゃねえかよ!?
「はぁ~言っとくけど俺は皆が思うような奴じゃない、過度な期待には応えないぞ?」
そうだ、おれは大したことはできん
「構わないさけど、この場で君の価値を証明してくれよ」
ゆっくりと腰の剣を抜くランスロット、あれがアロンダイトって剣か
「綺麗な剣だなそいつ」
「ああ、自慢の剣さ」
一気に闘気が放たれる、にヒシヒシとじる強者の空気だ
「なら俺も全力で行かせてもらうぞ」
実力差は百も承知だ、それでも初めてじるこの気持ち
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こいつと戦ってみたい!!
「じゃあ」
「では」
「行くぞ!!」
「いくよ!!」
瞬間、二つの閃が弾けた
「「はあああああ!!」」
互いの初手のスピードは互角!鍔競り合い狀態で一瞬で思考をする
二撃目、考えろ!考えろ!しでも隙きを見せれば相手はランスロット、一瞬で勝負がつく
「ははっは、楽しいよシュウ!!」
「隨分と、余裕だな!!」
こっちは付いていくのがやっとなのにあいつは笑っていやがる!
「はあああ!!」
「甘いよ!」
死角からの一撃を何事もないかのように弾き返す...
「こ、の!化けが!!」
「褒め言葉としてけ取っておくよ!!」
ランスロットからの強烈な一撃
「ぐううう!」
雷切で何とかけ止めるが、骨が軋むほどの一撃だ
「その刀業だね!アロンダイトと打ち合っても刃こぼれすらない」
「まあな、自慢の刀だ」
「なるほど、じゃあし力を見せようか」
こいつ、手加減しているのにこの強さなのかよ
「僕の持つ聖屬の魔力は攻撃力、防力ともに他の屬の追隨を許さない、全力で來なよ?」
「なら俺も、本気で行かせてもらうぜ」
自分の中のギアを一段階上げる...
全の神経を意識する...
雷の魔力の神髄は圧倒的な反応速度の超強化による意識の加速...
そして全の電気信號を作する事による能力の底上げ...
「あまり時間はないから、力押しで決めさせてもらうぞ」
「へえ、雷屬にはそんな使いかたがあるんだね、まるで雷を纏っているようだね」
そう、雷で強化された全は自分の力でパンクしないよう外に逃がすことにより雷を纏っているようなじになる
「お喋りはここまでだ行くぞ!」
一瞬の剎那にも満たないにランスロットの背後を取る、常人であればこれで片が付くが
「見えているよ!」
敵は當然のように防いできた、この速度ですら防ぐ。
「ちっ!はあああ!」
防がれた瞬間に腰のナイフに魔力を込めて後退と同時に投擲する
「くっ..!」
敵は眼前のナイフすらも躱す。
ほぼ未來予知じみた直観力だ。
「はあああああ!!」
思考するより先に、高速の連撃を打ち込む
「剣技には僕も自信があるよ!」
敵は一歩も引かずに打ち合ってくる、火花が散り、強化した俺でさえも目で追うのがやっとの領域での斬撃を繰り出す。
だが、剣技だけで勝負するつもりはない。
いったん距離を取る
「どうしたんだい?來ないのならこちらから行く!」
敵はこちらが引いたことにより好機とみて突進してくる。
その瞬間、2本のナイフを投擲する。
「!?」
だが、一振りのもとに薙ぎ払う
「子供だましなど!」
「甘いぞ!!」
「!?これは、ワイヤーか!?」
そう、回転し飛んでいくナイフに初めからワイヤーを仕込んでいた。
これにより、引き戻されるナイフは背後から敵に襲い掛かる。
「くらえ!!」
「それでも!!」
背後から襲い掛かるナイフをそれでも敵は防いだ。
だが正面には、もう一つの手を準備してある。
「さらにもう2本のナイフ!?」
それすらも防ぐこの化けに勝つにはその先を行かなければならない。
「これで!終わりだ!」
ナイフを弾き、無防備となった敵の正面に神速をもって一撃を畳み込む。
「があああ!」
ようやく屆いた一撃だが...
「淺い...!」
俺の一撃はランスロットの鎧をし切り裂いただけにとどまっていた。
「久々だよ、僕に傷をつけた相手は...」
「くそ、今のは結構自信があったんだけどな」
「いい手だ、それでも僕にはまだ屆かない」
「チクショウが」
「お禮に僕も君にこたえよう」
アロンダイトにが集い始める
「いくよ、”星屑の一撃スターダストインパクト”!!」
瞬間俺の視界は白に包まれた
END
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