《余命宣告された俺は、召喚された異世界で達と共に世界を救います》第1話 理解不能

「…………は?」

拍子抜けの聲が出た。

なぜかって?そんなん決まってんだろ。

「なんで………死んでないんだ……?」

俺の名前は寺尾翔太てらおしょうた、高校二年生だ。特に優れたものはない。ちょっと筋があるくらいかな?

まあ、それは置いといて。

俺は今、小さな個室であぐらをかいている。床も壁も天井も白、白、白。

この真っ白な個室で、俺一人、あぐらなのである。

とりあえず、話をまとめるか。

駅にて、線路の上で倒れていたを助ける→電車が迫っていることに気づかなかった俺、ひかれる→白いに包まれる→気がつくとこの真っ白な部屋にいた。

いや待てや。ちょっと待てや。

いや俺ひかれたよね?死んだよね?白いに包まれたって何?つーかここどこ?

溢れてやまない疑問の數々。頭が完全に混狀態だ。

俺は頭をかきむしった。そして、苛立ちが募った俺は、大聲でんだ。

「あああああ!!くそ!もう訳がわからん!!」

「でしょうね」

「ぴゃあっ!?」

ななななな何!?驚きすぎて変な聲出ちゃったよ!

突如、背後から聞こえた聲に、俺は驚愕の表で振り向いた。

そこにいたのは………。

「だ、だだ、誰だお前!?」

ひとりのの子がそこにいた。

高校一年生くらいの背に、ピンクの髪を腰までばしていて、顔が綺麗に整っている、いわゆるが、そこにいた。

そのは、腰に手を置いてエヘンとを張った。

「私の名前はココア!翔太をここに連れてきたのは私っ!」

「……………?」

ポカーンと口を開ける俺。まあ、これが普通の反応なんじゃないかな?

「どうしたんですか?そんな顔して。変な人ですね」

どうやら普通じゃなかったらしい。

「い、いやいや。だいたいお前、俺は死んだはずじゃ……」

「生きてるじゃないですか」

…………。

ま、まあ、確かに。

俺は報が頭の中でごちゃごちゃになり、なかなか整理がつかない狀況だ。

とりあえず、分からないことは質問するっきゃないかなぁ。

「え〜と、まず、君は何者なの?」

「魔法使いです!」

おっと質問の順番を間違えたようだ。

もっとごちゃごちゃになったぞ。

ココアはエッヘンといった様子でをはっている。

………思ったんだが、こいつ、結構あんな。どうしよう、急に恥ずかしくなってココアを直視できなくなった。

くっ……!邪念を消せ俺!とにかく質問だ!

「え〜と、俺、何で生きてるの?」

「私が翔太を召喚したから」

あ、ダメだ。理解に2日はかかる。

ま、まあいいさ、もっと質問してけば、何かしら分かるだろ。

「え〜と、これから俺、どうなっちゃうの?」

「異世界に行きます」

何か分かるどころか疑問が増えましたーー!(泣)

「ああー!もう良い!!訳が分からない!!何で俺を召喚したんだよお前は!!」

俺がヤケクソで怒鳴りつけると、急にココアがもじもじし始めた。

「何でって………。それは………そのぉ………」

何だってんだ一

いまだもじもじし続けるココア。

そして、俯きながら顔を赤く染めて口を開いた。

「し、翔太が……私のストライクゾーンど真ん中だったから………」

「…………はぃ?」

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