遅くなってすみません。とりあえず続きどうぞ。

 「はぁ〜たくー、ゴッツリのやろう力加減知らねえのか。」

 俺は廊下を頭を押さえながら歩いていた。

 「悪いのは坴くんだけどね。」

 隣を歩く凜がそう言う。

 俺は言い返す言葉も見つからず。教室に戻った。

 その後、いつも通り授業を済ませ下校時間になった。

 俺は家族の事など々あり部活にっておらず、あとは帰るだけだった。

 一階に降り、下駄箱まで向かっているとそこに莉がいた。

 どうやらあの時の怪我がまだ痛いのか右足をし上げていた。

 "これはチャンス！"

 仲直りのキッカケになるかもしれないと俺は心の中でび、普通に、普段のように近づいた。

 「よう！莉。どうしたんだ？」

 しかし返事はなく、また無言で靴を履き替える。

 だがやはり足が痛いのか遅い。

 俺はとりあえず外靴に履き替えて校舎前に行く。

 そこには涼の姿があった。

 「あれ？珍しいな。いつもはダッシュですぐ帰るお前がまだ學校にいるなんて。」

 本當に驚いた表をする涼に俺は睨みつける。

 「なんだよ。俺は別に莉が心配で…」

 俺がそう言うと涼が煽ってくる。

 「これだからシスコンは…キモ。」

 俺がさらに言い返そうとすると後ろから莉が來た。

 「キモ…」

 俺はその日、初めて最終下校時間を過ぎたのであった。

 「…ただいま…」

 俺は力のない聲でそう言うと靴をぎ綺麗に揃える。

 "バタン"

 「きゃあ！」

 何かが倒れる音と共に莉の悲鳴が聞こえた。

 「莉！？」

 俺はすぐさま音のしたキッチンに向かう。

 そこには倒れた小さな椅子と足と頭を押さえてうずくまる莉の姿だった。

 「莉！大丈夫か！」

 どうやらお菓子を取ろうと上の棚を探っていたら足の痛みが襲ってきて倒れてしまったらしい。

 俺は莉をいわゆるお姫様抱っこをしてリビングの茶いらかいソファーに寢させる。

 「……」

 彼は両手で顔を覆っている。俺は氷を水と一緒にビニール袋に詰めて持ってくる。

 そして莉の右足を膝の上に乗せてさっきので冷やす。

 白いが一部赤く腫れていた。

 數分して痛みが治まったのか莉が顔を覗かせる。

 「大丈夫か？」

 "うん"と頷く彼にふと笑みをこぼす。

 (はぁ〜よかった。もし骨折とかしてたらMainのライブ中止になるところだった。)

 そんな事を思っているとはいざ知らず、莉は口を開く。

 「…ご、ごめんなさい…あ、ありがとう…」

 するといきなり坴が莉の顔に近づきおでこに手を當てた。

 「え？う…な、何？」

 莉は顔を赤く染めて揺する。俺は彼の目をじっと見つめる。

 「お前、頭打った？」

 "パチーン"

 強烈なビンタが炸裂する。そのせいで今はもうその日の事をあまり思い出せない。しかし１つ覚えていることがある。

 妹を怒らせてはいけないということだ。

 なんかこの頃"ん〜"ってじなんですよね〜。ん〜ってなんだろう？ん〜…