《量産型ヤンデレが量産されました》車
俺のびは流されて 三人娘……娘……? が車へ乗せる
揺れることは無いけれど 行き先は街では無いけれど
荷馬車に乗せられたあの者は 何を思っていたのだろう
恐らくそれは俺と同じ
終わりしかないこの旅が 早く終われと願いつつ
でもしくらい救いがあったっていいんじゃないの
by ドナドナされてる高瀬雄太
ごめんなさい、プリケツオイゲンちゃん。ごめんなさい駆逐艦たち。『駆逐艦をハ○エースしてダンケダンケしたい』とか言ってたけどハイエー○されるってこんな気分なんだね。ジッサイコワイ。
今俺は馬鹿が用意した車に乗って目的地へと向かっている。車の能が高いからか、馬鹿の運転技が高いからか、それとも三人の拘束技の高さ故か俺は一切揺れをじていない。あまりにも揺れないため車がいているのかいないのか一瞬判斷がつかなかったりする。
さて、今の俺の言葉に疑問を持った人も何人かいるだろう。車に乗っているというのに俺は『三人に』拘束されているのだ。いつものように左は田中、右は榛名が固めている。では文は? 答えは簡単、前から拘束しています。
俺の膝の上には文が座っており、ただでさえ左右を固められているのに、これで一切くことができなくなった。不幸中の幸いなのは対面で座っているわけではないということだろうか。
しかしそれ以外のことに関しては彼らは自重していない。田中と榛名は普段のように手を握るだけではなく、それぞれ俺の肩に頭を預けて寄り添っている。加えて文はちょこちょこと座る位置を直しており、我が愚息にやる気を出させるためにそうしているというのは目に見えている。
般若心境明鏡止水エイメンいあいあクトゥルフフタグン。左右の心地よい溫や腰に伝わる暖かさ諸々による影響を遮斷すべく、我が知識を総員して心を靜める。ふふふ、決壊寸前だがギリギリなんとかなりそうだぜ。
――――ねちゃり。
えひゃい! なんぞ?! あ! このは昨日の夕飯の時のだ! やべえ! 二人が本気で攻めてきやがった! ちょっと待って! 耳に息が當たって! 『はあぁぁぁ』ってっぽい聲出さないで! あひん! やめてえ! そこは違うなのお! 舌をれちゃらめえ! ダムが壊れちゃううううう!
「あ、文華姉ねえ! 三人に何か言ってよ!」
運転中にこんなことしてたら危ないのは明らかですよね?! 文なんてシートベルトも出來ないんだから俺の膝じゃなくて助手席に座るよう言ってよ!
「む、危ないから運転中に話しかけるな」
何で俺が注意されるんだよ! チクショウ! わかってたけどやっぱコイツ敵だ! ミラーからじゃ見えないけど絶対ニヤニヤしてやがるぞコイツ!
元々ギリギリの所で踏みとどまっていたというのに三人の絶え間ない攻撃に耐えることが出來るはずもなく、我が愚息は無謀にも立ち上がってしまう。
「あっ……」
それをじ取ったのか文は一言そう呟く。そして三人はピタリときを止めたかと思うと、先程よりもねちっこいものへときを変えた。ふ、ふおおおおおお!
怖い! ジッサイコワイ! 普段なら三人とも俺に対して々話しかけてくるというのに! 黙々と俺のことを攻めていらっしゃる! これが! これが本當の捕食というものか! 今までのそれは児戯であったと言わんばかりではないか! 旅行といういつもと違う環境が開放的な気分に彼らをさせてしまうのおおおおお!
このような攻めがあと何時間続くというのかと俺の心は絶へと叩き込まれる。『でもは正直じゃねえかぐへへ』とかくっそどうでもいい言葉が頭に浮かぶ。
ああ、荷車で運ばれる仔牛くんよ、君はまだマシだったのかもしれない。君は街まで食われなかったが、俺は車の中で食われているのだから。
【書籍化】世界で唯一の魔法使いは、宮廷錬金術師として幸せになります ※本當の力は秘密です!
魔法がなくなったと思われている世界で、唯一、力を受け継いでいるスウィントン魔法伯家の令嬢・フィオナ。一年前、友人だったはずの男爵令嬢に嵌められて婚約破棄されたことをきっかけに引きこもっていたけれど、ひょんなことから王宮に勤めに出されることに。 そこでフィオナに興味を持ったのは王太子・レイナルドだった。「あれ、きみが使えるのって錬金術じゃなくて魔法…?」「い、いいいえ錬金術です!」「その聲、聞いたことがある気がするんだけど」「き、きききき気のせいです(聲も変えなきゃ……!)」 秘めた力を知られたくない令嬢と、彼女に興味津々な王太子殿下の、研究とお仕事と戀のお話。
8 127じょっぱれアオモリの星 ~「何喋ってらんだがわがんねぇんだよ!」どギルドをぼんだされだ青森出身の魔導士、通訳兼相棒の新米回復術士と一緒ずてツートな無詠唱魔術で最強ば目指す~【角川S文庫より書籍化】
【2022年6月1日 本作が角川スニーカー文庫様より冬頃発売決定です!!】 「オーリン・ジョナゴールド君。悪いんだけど、今日づけでギルドを辭めてほしいの」 「わ――わのどごばまねんだすか!?」 巨大冒険者ギルド『イーストウィンド』の新米お茶汲み冒険者レジーナ・マイルズは、先輩であった中堅魔導士オーリン・ジョナゴールドがクビを言い渡される現場に遭遇する。 原因はオーリンの酷い訛り――何年経っても取れない訛り言葉では他の冒険者と意思疎通が取れず、パーティを危険に曬しかねないとのギルドマスター判斷だった。追放されることとなったオーリンは絶望し、意気消沈してイーストウィンドを出ていく。だがこの突然の追放劇の裏には、美貌のギルドマスター・マティルダの、なにか深い目論見があるようだった。 その後、ギルマス直々にオーリンへの隨行を命じられたレジーナは、クズスキルと言われていた【通訳】のスキルで、王都で唯一オーリンと意思疎通のできる人間となる。追放されたことを恨みに思い、腐って捨て鉢になるオーリンを必死になだめて勵ましているうちに、レジーナたちは同じイーストウィンドに所屬する評判の悪いS級冒険者・ヴァロンに絡まれてしまう。 小競り合いから激昂したヴァロンがレジーナを毆りつけようとした、その瞬間。 「【拒絶(マネ)】――」 オーリンの魔法が発動し、S級冒険者であるヴァロンを圧倒し始める。それは凄まじい研鑽を積んだ大魔導士でなければ扱うことの出來ない絶技・無詠唱魔法だった。何が起こっているの? この人は一體――!? 驚いているレジーナの前で、オーリンの非常識的かつ超人的な魔法が次々と炸裂し始めて――。 「アオモリの星コさなる」と心に決めて仮想世界アオモリから都會に出てきた、ズーズー弁丸出しで何言ってるかわからない田舎者青年魔導士と、クズスキル【通訳】で彼のパートナー兼通訳を務める都會系新米回復術士の、ギルドを追い出されてから始まるノレソレ痛快なみちのく冒険ファンタジー。
8 77【書籍化作品】離婚屆を出す朝に…
書籍化作品です。 加筆修正した書籍のほうは、書店での購入は難しいですがネットではまだ購入できると思いますので、興味を持たれた方はそちらも手に取って頂ければ嬉しいです。 こちらのWEB版は、誤字脫字や伏線未回収の部分もあり(完成版があるので、こちらでの修正は行いません。すみません)しばらく非公開にしていましたが、少しの間だけ公開することにしました。 一か月ほどで非公開に戻すか、続編を投稿することになれば、続編連載の間は公開します。 まだ未定です。すみません。 あらすじ 離婚屆を出す朝、事故に遭った。高卒後すぐに結婚した紫奈は、8才年上のセレブな青年実業家、那人さんと勝ち組結婚を果たしたはずだった。しかし幼な妻の特権に甘え、わがまま放題だったせいで7年で破局を迎えた。しかも彼は離婚後、紫奈の親友の優華と再婚し息子の由人と共に暮らすようだ。 思えば幼い頃から、優華に何一つ勝った事がなかった。 生まれ変わったら優華のような完璧な女性になって、また那人さんと出會いたいと望む紫奈だったが……。 脳死して行き著いた霊界裁判で地獄行きを命じられる。 リベンジシステムの治験者となって地獄行きを逃れるべく、現世に戻ってリベンジしようとする紫奈だが、改めて自分の數々の自分勝手な振る舞いを思い出し……。 果たして紫奈は無事リベンジシステムを終え、地獄行きを逃れる事が出來るのか……。
8 186転生王子は何をする?
女性に全く縁がなく、とある趣味をこじらせた主人公。そんな彼は転生し、いったい何を成すのだろうか? ただ今連載中の、『外れスキルのお陰で最強へ 〜戦闘スキル皆無!?どうやって魔王を倒せと!?〜』も併せて、よろしくお願いします。
8 128現代知識で異世界無雙したかったよ……
神様の間違いで殺された主人公が女に転生して異世界で暮らしていくほのぼのファンタジー たまに戦闘あり、百合ありでやっていきます! ちょっとだけシリアスもあるよ 第1部:1章〜8章 第2部:9章〜15章 第3部:16章〜最新話まで
8 171異常なクラスメートと異世界転移~それぞれの力が最強で無雙する~
川崎超高校にある2年1組。人數はたったの15人?!だがみんながみんなそれぞれの才能があるなか主人公こと高槻 神魔は何の才能もない。そんな日常を過ごしている中、親友の廚二病にバツゲームで大聲で廚二病発言しろと言われた。約束は守る主義の主人公は、恥を覚悟でそれっぽいこと言ったらクラス內に大きな魔方陣?!が現れた。目覚めた場所は見知らぬ城。説明をうけるとここは異世界だと判明!!そのあとは城で訓練したりだの、遂には魔王討伐を言い渡された?!
8 130