ここは、校舎の裏、目の前には二人のが立っていた。そう森さんと箭さんがスカートを握り締めてもじもじしながら俺をじっと見つめていた。実は決勝戦の後、すぐに二人に”ここへ來るように”と耳打されていた。そう彼達は真面目にも今朝の約束を実行しようとしてくれているのだ。

「えーー？」

「本當に見せるの？」

「約束だろ」

恥ずかしそうに二人とも俯いている姿がかわいい

「そうだけど・・」

と言っている箭さんは、ショートカットのボーイッシュな髪型をしたの子で結構気が強い。

「めぐみが先だよ」

めぐみとは森さんのこと、サラッとしたじのストレートの髪でボブカット位だと思うんだけど、

「だって、ゆうちゃんが・・」

二人ともスカートの中に手をれたまではいいけど、パンツを膝までずらすまでは至っていない。

「せーのでどう？」

「え？」

チラリと二人の視線が差した。

「まだ、見えるわけでもないのに」

「そうだけど・・」

お互いを見つめ合って、しばらく、何か二人でぼそぼそと話している。そして、踏ん切りがついたのか、”うん”と頷いた二人

「「せーの」」

そう言った瞬間だった。

「ねーねー何してるの？」

３人ともがびくりとしたのは言うまでもない。心臓が止まるかと思った。その聲の主は妹のアンリだ。そして、俺の方へやって來て手を引っ張った。

「おにーちゃん！！早く帰って、お晝にしよ」

二人とも顔を真っ赤にして、顔を背けていた。

「どうしたの？」

「はいはい・・・じゃ・・・森さん箭さん。またね」

耳元で、午後一時に”ここでね”とぼそりと呟いたら二人も張が解けたのかほっとした表て俺に手を振っていた。せっかくのチャンスをと妹に怒るわけにもいかない。多分、怒ると親たちにチクられてしまう。そうすると、全ての計畫が終わってしまう。ここは慎重にしないと。

家に帰ると両親がすでに帰って來ていた。

＊＊＊

家に帰ると両親がいた。これから晝食の時間だ。すると、あやめがお父さんに

「お兄ちゃん、今日もホームラン打ったんだよ」

そんな報告を聞いて家族の団欒だんらんが盛り上がったのは言うまでもない。ただ、日曜日の午後は、特別なお出かけがある。正確に言うとスーパーへ１週間分の食事を買い出しに行くのだ。これぞまさに子供にとっては、メインイベントといっても過言ではない。その頃のスーパーと言えば、さすがに○○タウンといった大型ショッピングセンターほどではなかったけれど、ゲームコーナーがあり、おもちゃ屋があり、ハンバーガーショップやアイス屋といった簡単な食事が取れるコーナーまであって、當時の子供たちにそれはまさに一大ワンダーランドだった。しかし、今日は留守番をしないといけない。そう２人との約束があるからだ。表向き両親への理由は、試合で疲れたと言うとすんなりと留守番を認めてくれた。

「わかった。ゆっくり休んでなさい。今晩は発して焼にしよう」

お父さんの一言に妹たちが喜んだ。

「「わーい」」

両親からしてみれば、連れて行く子供が１人減ることは、楽になるということを意味した。そのことを理解した上での行だ。こうして、みんながスーパーに出かけたのを確認して、學校の校舎裏へ向かった。しかし、そこには、箭さんしかいなかった。

「箭さん一人？」

「めぐみ、用事があるって」

何故か無言になる俺たち、そして、耳元で

「俺の家來ない、多分、４時くらいまでみんな帰って來ないから」

彼は、コクリと頷いて黙ってついて來たのだった。こうして今２人で俺の部屋にいる。彼は、さっきから無言で座っている。それよりも、あそこを見せないといけないと言うことで頭がいっぱいみたいで、どことなくソワソワしている。だからあえてそんな彼に言葉をかけた。

「こうやって見ると箭さんも可いね」

俺の言葉にびくりと反応した箭、びっくりした表を見せた。

「何言ってんのよ」

「の子なんだね」

「馬鹿にしてんの？」

「そんなことないよ。箭さんは、芯が強いからつい人にきつく言ってしまうけど、みんながそう思ってるから、そんな素振りを見せるんだよね。でも本當はもっとかわいいのに」

「やめてよ、恥ずかしいから」

「ぼく、結構好きだよ、箭さんのこと」

彼は顔を真っ赤にして俺をじっと見つめている。そんな彼をそっと抱きしめて耳元で囁いた。

「じゃ・・あそこ見せてね」

「はい・・」

ようやく観念したのか箭さんは、スカートの中に手をれた。やはり恥ずかしいのか

「やっぱり見せないとダメ？」

「約束。やくそく」

「う・・・」

スカートの裾がし捲れて彼の手はパンツを摑んでいた。

「お・・お願い・・あっち向いて」

「パンツぐだけだったら、見えないから大丈夫でしょ」

「もう・・死ぬほどはずかしいんだけど」

なんどもその手はくが直ぐに躊躇する。

「どうしたの？いつもの箭さんらしくないね」

「わかったわ。こういう時だけ・・・いじわる」

ささっとパンツをいで、ポイッと橫に置いてすぐに太ももを閉じてその上からおに手を當てた。

「いだわよ」

「じゃ・・足を広げて」

「え？」

彼の驚いた顔

「どうして？ちょっと見せるだけでいいでしょ？」

「ちゃんと見せてほしんだ。箭さんのあそこを」

「い・・いやよ」

「どうして？」

「どうしてって、私ばかりずるい」

「じゃぁ・・・俺のチンチンを見せてあげるから」

「う・・・」

俺が立ち上がってズボンをいで白いパンツを見せると

「ま・・待って・・」

彼も同じように立ち上がった。

「じゃ・・せいので見せる？」

「うん・・」

箭さんはコクリと頷いて、スカートのすそを摑んだ

「じゃ・・せいの」

「待って！！」

スカートのすそを摑んだ手に力がりきを止て、じっと固まって、時々、視線を送ってきたかと思うと深呼吸を始めた。そして、ようやく決心したかのような目で俺を見つめた。俺が頷くと同じように頷いた。

「「いっせいのーで！！」」

俺は、パンツをずらしてチンチンを見せたと同時に箭さんはスカートをたくし上げた。そして、あそこが見えたのだった。