《リーンカーネーション 小學生に戻ったおれ》パンツ紛失事件

「これはどういうこと!?」

天野さんの一言に取り囲んだ子達からは一斉に

「「「そうよ!!!」」」

変態、信じられないとか死ねとかの言葉が投げかけられて來た。

「あ・・・これ妹のあやめのパンツ」

すると天野さんがパンツを小宮山さんに見せていると即座に反応して

「これ、私の」

そんな言葉が出たものだから、反論する間もなく子達が責めたててきた。

信じらんない!

最低!!

先生に言いつけるから!!

などなど、修羅場と化していた。すると外野の男子から

「罰としてパンツ履かせるな!」 

すると鼻息を荒くした絹やんと矢部っちがおれを取りおさえた。

「やめろ!!」

俺の抵抗は虛しく外やんが俺のパンツを剝ぎとり子達がいる方へ投げ込んだ。

きゃー!!

「何をしている!!休み時間はとっくに終わっているぞ!!」

そこへ先生がって來た。それまでガヤガヤしていた教室は、一瞬で靜まり返って、みんな慌てて自分の席に戻る。そんな中、目の前に落ちているパンツを見つけた野村先生

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「これは誰のだ?」

「俺のです」

手を挙げると俺の格好を見て

「佐藤!!早く著替えろ」

そう言って、パンツを差し出した。こうして、ようやくパンツを履くことができたのだが、先生が教卓に著くと

バン!!

機を叩いた。

「何の騒ぎだ?」

シーンと靜かになった教室、それは何故かと言うと野村先生は、平気でビンタするし、いつも持っている特大定規でケツを叩くケツバットをする、これは痛かったのを思い出す。現代では考えられないがこの當時は當たり前だった。その先生がみんなを睨んでいる。みんなは蛇に睨まれた蛙狀態

「なぜ、佐藤だけ著替えてが終わっていない」

すると普通なら山田さんか天野さんが手を挙げて話をするはずだと思っていると二人は手を挙げない。それに業を煮やしたのは立川さんが手を挙げた。

「先生!!佐藤君が小宮山さんのパンツを盜んだんです!!」

立川さんが話を終えた瞬間に天野さん、山田さん、小宮山さんが何故か頭を抱えている。そして、先生は當然、怒り出す

「何!!本當か!!佐藤!!」

「俺は盜んでいません!!」

この一言で教室は騒然となった。

何言ってんだー!!

噓をつくな!!

など、騒ついていると

バン!!バン!!バン!!

「喧しい!!靜かしろ!!佐藤が盜んでいないと言っているが、小宮山、それは本當か?」

すると小宮山さんから意外な言葉が返って來た。

「はい、本當です。盜まれていません」

えー!!

うそ!

教室は再び騒然となった。俺としても想定外の小宮山さんの言に驚いて彼を見るとゴメンねのサインをしている。つまり彼は気付いたのだ。あのパンツは彼でないことをと言う事なのだろ。と言うことは今ノーパン?とか思っている先生が機をバンと叩いた。

「喧しい!!先生が話をしているんだから、小宮山、本當か?」

「はい」

えーっ?!

そんな聲が上がる中、絹やんが手を挙げた。

「小宮山さんのパンツが佐藤の機にあったのは、どう言う事ですか?」

合わせるように矢部っちが手を挙げた。

「俺は見たんだぞ!!小宮山さんのパンツが佐藤の機にあったのを!!みんな見ただろー!なー!!」

そうたそうだ!!

再び教室が騒然となっている。多分、先生はなぜ俺の機の上に彼のパンツがあったのかを聞いてくるに違いない。多分、あれが妹のあやめのパンツと言っても先生も信じて貰えないだろうし、もし、そうなると小宮山さんが今履いているだろうパンツをがして確認するなんて事になると彼にも迷がかかるだろう。パンツがあった理由と思い出しているとあることを思いついた。そうだ。これで行こう。すると先生がまた機を叩いた。

「喧しいぞ!!佐藤の機に小宮山のパンツがあったのは本當か?」

ここで噓を付く必要はない。事実だけを言おう。

「はい。ありました」

すると矢部っちが俺を指差してんだ。

「ほーら見ろ!!やっぱり、お前が盜んだんだ!!」

そうだ!!そうだ!!

「俺は盜んでいない!!」

今度は絹やんが

「じゃー何でお前の機にパンツがあったんだ!!」

すると小宮山さんが立ち上がってんで

「やめて!!さ・・佐藤君は盜んでいない・・・わ・・・私が・・」

そこまで言うと彼が泣き出したのだ。そして、俺が立ち上がった。

「先生、小宮山さんのパンツが俺の機の上にあったのは、事実です。しかし、みんな忘れていると思うけど、最初にパンツを盜まれたのはこの俺だ。そして、誰かは知らないが、俺のパンツを小宮山さんの機の上に置いた」

その事を聞いた先生が

「それは本當の事か?」

すると山田さんが手を挙げた。

「佐藤くんが言っているのが正しくて、最初、佐藤くんのパンツが誰かに盜まれて、小宮山さんの機の上にあったのを私も見てます」

先生はしばらく考えて、俺を見た

「それが小宮山の件と、どうつながるんだ?」

「その時に小宮山さんはパンツを俺に投げかえした。しかも、慌てて自分のパンツも一緒に投げた事に気付かないまま、そして、パンツがないと言う事になったんだよね」

「小宮山、本當か?」

泣いていた小宮山さんは、俺の方をチラリと見て

「はい」

「だから、俺がパンツを盜まれたのを知っていたから、小宮山さんも盜まれたと勘違いしちゃったんだよねー」

「そうです。佐藤君の言う通りです」

「そうか、わかった」

そう言って機を叩いた後

「小宮山の件は、これにて一件落著」

先生がみんなに視線を送る。一部、矢部っちと絹やん、そして、ごく一部の男子達からは不満の聲がぼそぼそと聞こえてきた。しかし、先生はギロリと彼らを睨んだら、その聲も収まった。

「小宮山の件はこれ以上詮索はしない。みんなわかったな!!」

「はーい」

こうしてこの事件が幕を下ろしたかに見えた。先生のこの一言がなければ

「ところで、佐藤のパンツを盜んだのは誰だ?」

教室がシーンとなった。しかし誰も名乗り出るはずもなく先生が

「連帯責任だ」

この一言で、宿題のプリントが50枚追加された。しかも出來なかったら、一枚毎にケツバット一回とみんなにとって最悪のケースになった。犯人は、一番先に返っていた矢部っちなのは、間違いないのだが、更に俺には災難が襲いかかる。俺とパンツをがせた矢部っちと絹やんが騒ぎを起こしたとして連帯責任でケツバットの刑10回をけた。

イタタ・・・

そして、下校時、教室から出ると小宮山さんに呼び止められた。

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