《リーンカーネーション 小學生に戻ったおれ》表彰式

この話は俺達が決勝戦に敗れた直後まで話が遡る。

3対3で迎えたPK俺がキッカーとして呼ばれた。俺としては、左隅に打とうとしていた。

ピィー!!!

ホイッスルが鳴った。足を踏み込んだ瞬間、激痛が走った。

うっ・・・

すかっ!!!

ゴールキーパーが俺のきに合わせて左へ飛んだ。俺はボールを空振りしたんだけど、微かに當たっていたようで、反対側へ、コロコロと転がり始めた。

コロコロとゴールラインまで行ったところで、GKは立ち上がり慌ててボールを捕りに立ち上がろうとするが、足がもつれて、コケてしまって、あたふたとボールまで這って行って取り押さえた瞬間、

ピィー!!!

笛が鳴って、審判が近づくと

「ゴール!!」

そうんだ。

わー!!!とある意味で大笑いが起こった一幕もあったんだけど、結果として、PK戦で負けてしまった。この時點で俺と四谷にはまだリストバンドは渡されていない。試合も終わって子達と合流すると直ぐに整列が始まった。子達はやはり優勝したみたいだった。そして、表彰式が始まった。

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男子は1組が終了、子は4組が優勝ということで、男子は江藤が、子は天野さんが前に出ている。その時だった。周りのクラスからひそひそと何あのリストバンド・・・とか4組だけしてる・・・とか話し聲がしてきたと思ったら、

「靜かにしなさい!!」

先生の一括でその場は終わった。引き続いて表彰が行われ、各チームへ拍手が送られた。その後、校長先生のおめでたい、じゃなかった。ありがたい長ーい一言があって、解散となった。と思ったら先生が

「4組はここに殘る様に!!」

「ええっー!!」

既に片付けも終わっていて、俺達は何故ここに殘るのかがわからない、あとしで4時限目のチャイムが鳴る。つまり、給食の時間だ。みんな腹ペコなのだ。しかし、先生は俺と天野さんを呼び出した。

「佐藤!!天野!!前へ出て來い」

「「はい」」

すると先生は、二つのリストバンドを俺と天野に手渡した。

「四谷!!前へ!!」

「はい!!」

「決勝戦でお前はみんなの為によく頑張った。だから、このリストバンドをここで送る」

先生はそう言って、俺からリストバンドを渡すように指示をした。

パチパチパチパチ

みんなの拍手が沸き上がってきた。

「四谷、お前は、人一倍気が強く、一番になることがいいと教えられてきたかもしれない。そんなお前にははじめてのことだろうが、みんなと協力することがいかに大事かよくわかっただろう」

「はい・・先生・・・けど、負けて・・・」

みんなを敵にしてしまった上に試合に負けだ自分には、絶対もらえないと思い込んでいた四谷君は、よっぽどうれしかったのだろう、リストバンドをけ取ると泣き始めたのだった。

「今回のことを教訓に今後はみんなと仲良くやって行ってくれ」

「はい・・」

なんだかしジーンとなっているのは心がおじさんだからだろうか、年を取ると涙もろくて・・・とおもっていると

「佐藤!!」

「はい」

「お前もよくやった!!みんなの影となりいろいろと作戦を考えてくれて、よって、リストバンドの最後の賞者だ」

「ありがとうございます」

するとニコリと俺に微笑んでリストバンドを天野さんが手渡ししてくれた。するとみんなで

「4組サイコー!!」

「おー!!」

そうんだのだった。周りにいた他の組の連中は、驚いていたのだった。ただ、後から箭さんと森さんからあのリストバンドはうらやましかったと俺は聞いていた。こんなことをしていたから4時限目が終了。俺たちは著替える間もなく、給食の時間となった。ふとあることに気付いた。この後休み時間でその後が掃除の時間となっていた。ということは服で掃除をした方がいいのか

「先生!!給食の後先に掃除しませんか」

「ええーーーーーっ!!」

みんなからブーイングが飛んできた。

服の掃除したら服も汚れないし。それに、休み時間を後にしたら、校庭も俺達だけで遊べるだろ!!」

すると先生が

「うーん!!」

しばらく唸っている。何を悩む必要があるかは不明だが、俺としては、ある変態な趣味と言われても仕方ないのだが、この學校の服の下はブルマなのだ。冬の育でも男子と子のちがいは、男子は、長ズボンをそのまま履くのだが、子は何故かブルマを下に履くのだ、それは、たまに長ズボンがずれてパンツが見えることがあったためだんだけど、晝休みともなれば、教室は溫かく、給食の時、ズボンをいでいる子が數人したのだった。今の時代となっては見れない景に俺は変な興を覚えた。しかし、公の場ではここまでにしておかないと、あとでまずいことになる。だから、掃除も服でというとブルマのの子はそのまま掃除することになる。と勝手な思を持っていた。そして、ようやく

「わかった・・・ただし、外で遊ぶときは、靜かにな」

「はーい」

當然、靜かに遊ぶはずもなく、先生にはしっかりと怒られたのだった。

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